
2歳になると、「じぶんで!」「やりたい!」という気持ちがぐんと育ってきます。
まだうまくできないことも多いけれど、そのひとつひとつが“自立のはじまり”。
ママ・パパの手を少し離れて、自分なりに挑戦しようとする姿に、思わず笑顔になる瞬間もありますよね。
そんな時期にぴったりなのが、子どもの気持ちに寄り添いながら“できた!”を応援してくれる絵本です。
登場人物と一緒に「やってみよう」と前向きになれたり、「できなくても大丈夫」と安心できたり──
絵本の世界を通して、“じぶんで”の芽をやさしく育ててくれます。
この記事は「2歳イヤイヤ期でも読める!集中力が続かない子におすすめ絵本シリーズ」の一部です。
今回は【自立応援編】として、2歳の子どもが楽しみながら“じぶんで”を育てられる絵本を紹介します。
2歳の子どもが楽しみながら“じぶんで”を育てられる絵本5選

2歳になると、「じぶんで!」「やりたい!」という気持ちがむくむくと育ってきます。
でもうまくいかなくて「イヤ!」になったり、「しらない!」が口ぐせになったり、「きらい」といってみたり……。
ママやパパも思わずため息をついてしまうこと、ありますよね。
わが家の息子も、1歳から3歳まではまさにイヤイヤ期の真っ最中でした。
そんな息子の気持ちが少しずつ落ち着いてきたのは、気持ちに共感できたときです。
子どもの中にある“ことばにならない気持ち”にふれてみたのが、せなけいこさんの『いやだいやだ』。
せなさんの絵本は、子どもの「いや!」という気持ちをそのまま受けとめながら、
「じゃあ、どうしようね?」と親子で考える時間をくれます。
もちろん、ここで正解を出さなくても大丈夫。
「ママはこうしてほしいけれど、○○ちゃんだったらどうする?」──
そんなふうに絵本を通して、親子の“対話のかたち”を少しずつ作っていけたら十分です。
2歳だから、まだうまく話し合いにならないし、1,2回でわかってもらえなくてもOK。
決めつけずに“いっしょに考える時間”をもつことで、
子どもにとっては「大切にされている」「信頼されている」と感じるきっかけになります。
ちょっとした“大人扱いの時間”が、イヤイヤ期の子の心をやわらげてくれることもありますよ。
【🌱イヤイヤに共感】いやだいやだ|せなけいこ
- イヤイヤ期の子どもの気持ちをそのまま映す、共感たっぷりのストーリー。
- ママやおやつ・おもちゃまで「いやだ」と言われる展開に、共感と気づきが生まれる。
- ちぎり絵のやさしい風合いと、答えを出さないラストの“余韻”が心に残る。

ママとの時間が長い分、「ママっ子」になってパパに近づかないという子もいますよね。
そんなとき、パパとの楽しい絵本を読んでみるのはどうでしょうか。
「パパやだ、きらい!」と言うたびに、パパがどんどん怪獣に変身しちゃう絵本──それが『やだやだパパやだ!』です。
主人公の女の子は小学生くらい。パパヤダヤダといううちにパパが怪獣になっちゃう話ですが、怖さの要素はまったくなく、2歳でも十分楽しめます。
読みながら、“相手の気持ちってどうだろう?” にもちょっとだけ気づける、やさしい絵本です。
【🌱パパがいや?】『やだやだパパやだ!』|天野慶・はまのゆか
- パパとお留守番がイヤ!という子どもの本音がそのまま描かれて共感しやすい。
- 文句を言われたパパがどんどん変身していく展開がコミカルで子どもが大笑い。
- イヤイヤの裏にある“ほんとはパパが大好き”が伝わる安心のラストが心に残る。

小さな子どもたちは、ときに大人が思いつかないようなことを突然やろうとするもの。
大人の心は休まらないけれど、その“とんでも発言”こそ成長のサインだったりします。
『きょうはこどもをたべてやる!』の主人公・ワニのアチーユもそのひとり。
パパとママが出してくれるバナナには見向きもせず、
ある日突然「人間のこどもをたべてやる!」と言い出すから、こちらもびっくり。
読んでいる子どもですら、「そんなのやだなあ……」と感じるかもしれません。
でもその“いや”という気持ちも、
相手との違いや気持ちの強さに気づく大切なステップなんです。
【🌱自尊心を育てる】『きょうは こどもを たべてやる!』|シルヴィアン・ドニオ/ドロテ・ド・モンフレッド
- 強気なアチーユが、女の子にあっさり負ける“ギャップの笑い”が魅力。
- タイトルは物騒なのに内容はほのぼの、読み聞かせでドキドキ→大爆笑になる。
- イヤイヤ期の“言い張り”や親のオロオロ感など、子育てあるあるがつまっている。

普段はいい子なのに、欲しいものが手に入らないとイライラして手が出てしまう──
そんな悩みを抱える時期が、子どもには必ずあります。
「手を出さなくても、ちゃんと気持ちを伝える方法があるよ」
そんなメッセージをやさしく教えてくれる一冊が『いなくなれ おばけのバッチン』です。
叩きたい気持ちがムクムクわいてしまうとき、
この絵本は子どもの心にすっと寄り添い、
“どうしたらいいか”を押しつけずにそっと示してくれます。
【🌱方法をまなぶ】『いなくなれおばけのバッチン』|はたの つばさ・いいだ まな
- “叩きたい気持ち”を擬人化したキャラクター「バッチン」が登場し、子どもの心に寄り添うストーリー。
- 手が出てしまう葛藤と、それをどう乗り越えるかを描き、自己表現の方法を学べる絵本。
- ユーモラスさと緊張感をあわせ持ち、親子で感情について話し合うきっかけになる。

最後におすすめするのは、
子どもの「やりたいのに、できない……!」というイライラにそっと寄り添ってくれる絵本、
『あきらがあけてあげるから』です。
公式では対象年齢が“3歳くらいから”となっていますが、
私はむしろ“開けたいのに開けられない年齢”が対象なのだと思っています。
2歳でも十分に楽しめましたし、なにより“今の気持ち”を代弁してくれる一冊でした。
かといって、できないことを無理に諦めさせるわけではありません。
子どもの中にひとつだけ「これはできた!」がちゃんと残るように描かれていて、
読み終わったあとに、ほんのり自信が灯るやさしい絵本です。
まだ読んだことのない方には、ぜひ手にしてほしい作品です。
【🌱きもちに寄り添う】『あきらが あけてあげるから』|ヨシタケシンスケ
- 「あけたいのに開けられない」くやしさと、大きくなりたい願いがつまった一冊。
- “あける”シーンに子どもは大笑い、大人は「あるある」と共感。
- 最後のお父さんにほっこりして、親子時間があたたかくなる物語。

まとめ|2歳イヤイヤ期でも楽しめる“自立応援編”の絵本たち
2歳は「じぶんで!」「やりたい!」という気持ちがぐんと大きくなる時期。
でもまだうまくできなくて、イライラしたり、泣いたり、「イヤ!」となってしまうこともたくさんあります。
今回紹介した5冊は、そんな2歳さんの“ことばにならない気持ち”に寄り添いながら、
少しずつ「じぶんで考える」「やってみる」気持ちを育ててくれる絵本ばかりです。
- 『いやだいやだ』|気持ちに共感するところから始まる“こころの土台づくり”
- 『やだやだパパやだ!』|相手の気持ちをちょっとだけ想像できる小さな一歩
- 『きょうはこどもをたべてやる!』|自分の気持ちを見つめ、ちょっと誇らしくなれる物語
- 『いなくなれ おばけのバッチン』|イライラの対処方法をやさしく教えてくれる
- 『あきらがあけてあげるから』|「できない」気持ちと「できた!」の芽をそっと育てる一冊
📌どの絵本も、イヤイヤの裏にある
「やりたい」「わかってほしい」「できるようになりたい」
という、2歳さんの大切な気持ちをやさしく受けとめてくれます。
絵本を読みながら、
「どうしたい?」「こうしてみる?」と親子で少しだけ対話してみる──
その小さな積み重ねが、子どもの“じぶんで”を育てる最初の一歩になります。
どうか今日も、親子の時間が少しでもほっと楽になりますように。
この記事がそのお手伝いになれば嬉しいです。
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