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くものきれまに

この記事は、大型版『あらしのよるに』シリーズのレビュー連載です。
第3回として、③巻『くものきれまに』を紹介します。

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絵本概要

タイトル:くものきれまに
シリーズ:大型版『あらしのよるに』シリーズ
作:きむら ゆういち
絵:あべ 弘士
出版社:講談社
発行日:2002年12月10日
対象:幼児向け/小学校低学年/小学校中学年/小学校高学年/大人も楽しめる
ISBN:978-4062115018

目次

あらすじ

\ この絵本の特徴はこの3つ!

  • 「ひみつの友だち」の甘さと苦さがつまった、シリーズ屈指のドキドキ巻。
  • 周りの偏見と、メイとガブ“当事者同士の信頼”のぶつかり合いが描かれる。
  • 恋物語のようにも読めるほど、2匹の関係性の濃さが際立つエピソード。

ヤギのメイとオオカミのガブは、誰にも言えない「ひみつの友だち」。
ある日ふたりは、オオカミが出ると噂のソヨソヨ峠で、こっそり会う約束をします。
ところが道中で、メイは友だちヤギのタプに出会い、
「オオカミなんて絶対に近づくな!」と心配されてしまいます。
茂みを挟んで、
ガブの本音、タプの不信、メイの葛藤がすれ違いながら進む、
“バレそうでバレない”スリルいっぱいの第3巻。
2匹の友情は、この先どうなる——?して迎えた晴れた日、互いが“天敵”だと知った2匹は、友情と本能のあいだで大きな選択を迫られるのです。

読んで感じたこと

ヤギ

『くものきれまに』は、シリーズの中でも “関係性の温度” が一気に上がる巻だと感じました。
メイにとってはどちらも大切な友だち。
でもタプにとってガブは「奪われるかもしれない存在」であり、
この三角関係が子どもにも大人にもじわっと刺さります。

茂みを挟んでの会話は、
相手を信じたい気持ちと、まわりの声に揺れてしまう気持ちが交差する場面。
読んでいて胸がきゅっとしました。

そして何より、メイとガブのやり取りには、
もう友情だけとは言い切れない“特別さ”が漂います。
思いを言葉にしないぶん、読者がその空気を受け取る構造になっていて、
子どもはドキドキ、大人は切なさすら感じるはず。

「見た目や噂ではなく、自分の経験で相手を信じる」
というテーマが、今の社会にも重なる気がして、
読み終わったあと、しばらく余韻が残る一冊でした。

楽天・Amazon・絵本ナビ・読書メーターのレビューより

4つのサイトのレビューから、この絵本の魅力をぎゅっと整理しました。

楽天レビュー

読者の声

読書習慣づくりにもつながりました◎

  • 子どもが自分から「続きが読みたい!」と言い出すほど、ストーリーの引きが強いと好評。
  • 少し長めでも、幼児がドキドキしながら最後まで聞けるという読み聞かせの実感が多い。
  • 大人買いする家庭も多く、「本は財産になる」とシリーズへの信頼感が高い。

Amazonレビュー

読者の声

「大人が感動して、誰か物語の深みが一気に増す、シリーズのターニングポイント

  • ひみつの友情が試される巻として、シリーズの“関係が深まる瞬間”を感じたという声が多い。
  • メイ・ガブ・タプの三角関係が切なくもおもしろく、心理描写が大人にも刺さる。
  • 「見た目や噂ではなく、経験で相手を信じる」というテーマ性を高く評価する意見が目立つ。

レビュー

読者の声

シリーズの世界観が深まり、続巻への期待を高める一冊という感想が多い。

  • 3匹しか出てこないのに“息が止まるほどハラハラする構成”が高く評価されている。
  • タプの登場で物語に一気に広がりが出て、「ここから先はもう引き返せない巻」と語る人も。
  • ガブの口調・やりとり・勘違いオチなど、ユーモアと緊張のバランスの良さが人気。

読者の声

ドキドキ・ユーモア・深いテーマが重なる、シリーズ屈指の名エピソードとの声が多い。

  • 「食べられるかも」の緊張と「バレるかも」の緊張が重なり、ハラハラが別次元へ。
  • タプのしつこさや勘違いが“コントのように面白い”と子どもにも大人にも好評。
  • ガブが悪口を浴びても必死に耐える姿に、ガブ推しの声が続出。友情というより恋という読みも。

こんなときにおすすめ

  • 友だち関係でモヤモヤしている子に。
    • 「まわりがどう言っても、自分の気持ちを大事にしていいんだよ」と伝えたいとき。
  • “立場の違い”をやさしく考えてほしいとき。
    • ヤギとオオカミという設定だから、偏見や思い込みを自然に話しやすい。
  • シリーズ2巻まで読んで、続きに進むか迷っているとき。
    • ここから物語が一気に深まるので、読み進めるスイッチになる巻。
  • 親子でドキドキする展開を楽しみたいとき。
    • バレそうでバレないスリルは、小学生でも大人でもハマりやすい。
  • “ひみつ”や“特別な友だち”に憧れている時期のお子さんに。
    • メイとガブの距離感に共感して、自分自身の関係性も考え始めるきっかけに。
  • 読み聞かせ会で少し長めの物語を選びたいとき。
    • 展開がわかりやすく、聞いている子どももハラハラしながら盛り上がれる。

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この記事を書いた人

子どもの“ことばにならない気持ち”を、
絵本と日々の育児から読み解くブログ「絵本で子育てするママブログ」を書いています。

こだわり強め・天邪鬼気質の息子との毎日で、
「気持ちに寄り添う読み聞かせ」の大切さを痛感。
その経験から、親子の心がふっと軽くなるレビューや、
発達や気持ちの視点を交えた記事を発信しています。

生まれてから読み聞かせた絵本は700冊以上。
ブログでは170冊ほどレビューしています(随時更新)。
“忙しい日でも1分で読めるレビュー”を目指して執筆中です。

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