こんにちは、絵本ブログ“ネズミック”の管理人です🐭
子育て中、「また鼻に指を入れてる!」「なんでそこにそんなものを!?」と困った経験、ありませんか?
注意してもやめられず、ついつい指が鼻に入ってしまう…。そんな“鼻いじり”に悩むママ・パパにぜひ手に取ってほしい一冊があります。
それが、1981年に福音館書店の「かがくのとも」シリーズから出版された柳生弦一郎さんの名作、
『はなのあなのはなし』です。
もちろん、これを読んだからといってすぐに鼻ほじりがなくなるわけではありません。
でも「やめなさい!」のひとことではなく、子どもの心に届く言葉で伝えてくれる──そんな絵本なんです。
『はなのあなのはなし』ってどんな本?
からだのしくみをテーマにした絵本は、どうしても難しくなりがち。
でも柳生さんの絵本は違います。
子どもと同じ目線で、笑いながら驚きながら、自然と体の知識が入ってくる構成。
表紙をめくるといきなり「●●●●●……」と大量の黒い点がならび、「これは何!?」と子どもの心をつかみます。
タイトル下にはこんなユーモラスな吹き出しが──
このほんは、はなのあなをしっかりとふくらましてよんでください
読む前からくすっと笑える空気感、それがこの絵本の魅力です。
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ここがすごい!あらすじと見どころ
この絵本が教えてくれるのは──
- 鼻は何のためにあるの?
- 鼻毛ってどうして生えてるの?
- 鼻くそってなに?
- 鼻のあなの形やしくみって?
といった“鼻のひみつ”。
ネズミック小さな子どもでも「なるほど!」と思えるように、身近でユーモラスな例で説明してくれるのが魅力です。
「鼻のあな」に注目!
お話は、登場人物「あつこちゃんとぼく」の鼻の穴比べからスタート。
「ぼくのほうがおおきい!」──この導入で子どもたちは一気に引き込まれます。
さらに人の鼻から動物の鼻へと発展し、イルカの鼻のあながひとつしかないことにびっくり!
生活に結びつけて理解
- 鼻は空気を吸ったり吐いたりする
- 匂いをかぐために必要
- 鼻がつまると「なにぬねの」が言いにくくなる
など、子どもが「なるほど!」と思える身近な例がちりばめられています。
「鼻のあな=ポケットじゃない!」
読み進めると出てくる決定的な一文。
鼻のあなは、からだについてるポケットじゃない
さらに衝撃のシーンへ──
はなのあなのなかに あさがおのたねを ずっとしまっておくと、たねからめがでていたくなってしまうのです。
これを聞いた子どもは思わずゾクッ! 鼻から指を引っ込めたくなるかもしれません。
著者紹介|柳生弦一郎さんってどんな人?
柳生弦一郎(やぎゅう げんいちろう)さんは、体のしくみを子どもの目線でわかりやすく描くことに定評のある絵本作家。
福音館書店の『かがくのとも』『こどものとも』シリーズを中心に、ユーモアたっぷりの作品を数多く生み出しています。
代表作には──
- 『いーはとあーは』
- 『かさぶたくん』
- 『おっぱいのひみつ』
- 『あしのうらのはなし』
- 『あたまのなか』
などがあり、どの作品も「むずかしい体の話が楽しくなる」という不思議な魅力があります。
『はなのあなのはなし』を気に入ったら、ぜひほかの作品も読んでみてくださいね。(ゆっくり増書中です📚)


どのくらいの年齢から楽しめる?
- 読んであげるなら:3歳〜4歳ごろから
- 自分で読むなら:6歳ごろ〜
大きな絵と少ない文字で構成されているので、絵本に親しんでいる子なら3歳ごろから楽しめます。
特に「鼻くそ」「鼻毛」といった言葉に反応してゲラゲラ笑い始める年齢がベスト!



“笑い”がそのまま“理解”につながっていくのが、この絵本の魅力です。
🐭👃まとめ|鼻を知れば、体がもっと好きになる!
鼻に指を入れて困らせるわが子に、ただ「ダメ!」と怒るより、
鼻ってすごい!大事なところなんだよと楽しく伝えてみませんか?
柳生弦一郎さんの『はなのあなのはなし』は、
子どもが大好きな鼻毛・鼻くその話題から、
体の仕組みと大切さを自然と理解できる、秀逸な一冊です。
中身のイラストがとにかく楽しくて、
大人も思わず笑ってしまう魅力がつまっています。
店頭やネットで見かけたら、ぜひ手に取ってみてくださいね📘
\ 気になった方はこちらからチェックできます🐭📗 /











