📘あめかっぱ|むらかみ さおり

あめかっぱ

タイトル:あめかっぱ
作・絵:むらかみ さおり
出版社:偕成社
発行:2020年6月
対象年齢:幼児向け,小学校低学年,小学校中学年,大人向け
ISBN:978-4033327600

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目次

あらすじ

その日は朝から雨。お母さんは急な用事で出かけることになり、なおちゃんは家でお留守番。

ピンポーン、と鳴ったチャイムの先には、なんと“かっぱ”が!
「どうも、かっぱです」と現れたふしぎなお客さんに、お母さんはさらりと一言——
「なおちゃん、かっぱさんとお留守番しててね」

雨がきらいななおちゃん。でも、かっぱが見せてくれたのは、雨の日にしか楽しめないピクニックの世界でした。

読んで感じたこと

雨の日の静けさ、濡れた空気のにおい、ぽたぽた落ちる音——
この絵本を読んでいると、そんな“雨ならではの風景”を、ひとつひとつ思い出していくような気持ちになります。

「雨の中の立ちのぼる煙」や、「雨がたくさん降ったから行ける場所」など、ふだんなら見落としてしまうような情景が、やわらかな言葉で浮かび上がってくる。
読みながら思わず間をとって、目の前のページにじっと見入ってしまいました。

そんな雨の日のピクニックを、かっぱと過ごすなおちゃん。
その時間はどこか幻想的で、でも現実のどこかにもありそうで——
「雨って、こんなにすてきだったんだ」と気づかせてくれる物語です。

そしてもうひとつ、心に残ったのは、なおちゃんが“お母さんがいない時間”を自分の世界で過ごしていく姿。

わたしにはまだ小さい息子がいて、一人で留守番なんてとても無理。
だからこそ、この絵本を読んで「いつかこんなふうに、子どもが一歩踏み出す日が来るのかな」と、少し先の未来を思いました。

“雨の時間だけ”のちいさな冒険。
その終わりに、お母さんが「ただいま」と帰ってくる——
そんなちょうどよい距離感と安心感が、今のわたしにも優しく寄り添ってくれるような気がしました。

🌟 Amazon・絵本ナビ・読書メーターのレビューより

「雨の日が楽しみになってしまう絵本。木や植物の描写が美しく、本からふんわり森と雨の香りがしそうです。生い茂った森の奥の少し怖いような楽しいような小さな冒険。」(Amazonレビュー)

「こんなにも、しっとりと深く味わえる雨の絵本があるなんて。日常のすぐ隣にありながら、果てしないスケールの大きさをも感じさせてくれるこの世界観。」(絵本ナビレビュー)

「妖怪のカッパがとてもとても愛らしく描かれた作品。表紙を見ると、一見暗い作品と思うかもしれませんが、とても楽しい作品でした。」(絵本ナビ『みんなの声』より)

「暗いじめじめした雨の日だからこそ、の楽しい絵本。雨の日、子供がお留守番をするときは、かっぱと過ごす、というお話。絵もとても魅力的で、すてき。」(読書メーターより)

どのレビューにも、「雨の日が待ち遠しくなった」「森のにおいまで感じた」といった声が並びます。
かっぱのキャラクターや、雨の情景を描いた絵の美しさにも、たくさんの共感が寄せられていました。

読み終わるころには、「雨って、いいかも」——そんな気持ちになれる一冊です☔✨

こんなときにおすすめ

☔ 雨の日、ちょっと気分を変えたいときに

外に出られず気分が沈みがちな日も、この絵本を読むと“雨ならではの楽しさ”に心がふっと軽くなります。

👧 子どもが雨の日をイヤがるときに

「雨だからこそ、できることがあるよ」そんな視点を、かっぱがやさしく伝えてくれます。雨の日が楽しみに変わるかもしれません。

📚 梅雨どきの季節の読み聞かせに

じめじめした季節にぴったりの1冊。自然の音や風景を感じられる描写は、五感を刺激する読み聞かせにも◎

🏠 家でゆったり過ごす時間のおともに

静かな雨音と絵本の世界がぴったり重なるような一冊。ソファやこたつでのんびり読むのもおすすめです。

🌱 子どもの“成長の兆し”を感じたときに

お留守番するなおちゃんの姿は、子どもの“自立の一歩”をそっと描いています。小さな冒険の物語に、親の心も動かされるはず。

幼児向け 小学校低学年 小学校中学年  大人向け 雨の絵本 

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