あらすじ
\ この絵本の特徴はこの3つ!/
- 急ぐ大人と立ち止まる子どもの「時間感覚のちがい」をやさしく描いた物語
- 背景までじっくり眺めたくなる、まるで絵画展のような美しい絵
- 子どもと過ごす日常の大変さと愛しさを、読後に静かに思い出させてくれる一冊
コンサートに向かう父と子カエルの道中を描いた一冊。
大人の「急がなきゃ」と、子どもの「今ここが大事」という視点のずれが、
やさしいユーモアと美しい絵で描かれます。
読んで感じたこと

朝の支度や登園前、つい「早くして!」とせかしてしまうことがよくあります。
「長い針が6までに着替えようね」と声をかけても、途中で遊びはじめてしまったり……。
ようやく外に出ても、
ひとりなら10分の道が、子どもと歩くと30分、時には1時間かかることもあります。
小さな石、見慣れない虫、ねこじゃらし。
道ばたは発見だらけで、時間はあっという間に過ぎていきます。
そしてまた時計を見て「早くして」。
あとから「怒りすぎたかな…」と落ち込み、自分を責めてしまう。
そんなことの繰り返しです。
かえるの親子のおでかけ(実はパパが楽しみにしていたライブへ向かう道中)は、
親と子の時間の感じ方のちがいと、ふと重なりあう瞬間があることを教えてくれました。
子育てって、きっと「うまくいっている途中」。
親には「間に合わせたい」があり、
子どもには「今」がある。
まるで別々の歩道を歩いているようでも、
絵本の中で、パパが子どもの言葉をなぞる場面には、
たしかに心が重なる瞬間がありました。
読んだあと、声かけが変わったこと
この絵本を読んでから、「早くして」と言う前に、
一拍おくようになりました。
止めたい気持ちは変わらないけれど、
「今、何を見ているんだろう」と一度だけ考えるようになりました。
以前なら急かしていた場面で、
「それ、なに?」
「ちょっとだけ見せて」
そんな声かけを選べた日もあります。
毎回うまくいくわけじゃない。
それでも、子どもの“今”に目を向けてから声をかけると、
あとから後悔することが、少し減りました。
この絵本は、声かけを変えたというより、
「変えられる余白があること」を思い出させてくれた一冊です。
楽天・Amazon・絵本ナビ・読書メーターのレビューより
4つのサイトのレビューから、この絵本の魅力をぎゅっと整理しました。
絵本全体がうつくしく、絵画展のように世界に引き込まれる
読者の声「読む」だけでなく、「眺める時間」も楽しめる絵本です。
- 細部まで描き込まれた絵に惹かれ、ページをめくるたびに見入ってしまうという声が多く見られました。(引用元:Amazon)
寄り道や発見を重ねる“親子の冒険”が、読後に前向きな余韻を残す



結果よりも「一緒に過ごした道のり」を大切にしたくなる一冊。
- コンサートに間に合わなくても、それ以上に大切な時間を過ごせたと感じる感想が印象的でした。(引用元:楽天)
ハラハラする展開がありつつ、最後はほっと心があたたまる



子どもも大人も、それぞれの立場で感じるものがあるお話です。
- 途中の思いがけない出来事にドキッとしながらも、親子の絆が深まったと感じる声が寄せられています。(引用元:絵本ナビ)
子育ての「あるある」に深く共感し、読み終えたあと考えさせられる



忙しい毎日の中で、立ち止まる意味をそっと問いかけてくれます。
- 急ぐ大人と立ち止まる子どもの姿に、自分の子育てや日常を重ねる読者が多く見られました。(引用元:読書メーター)
こんなときにおすすめ
- 子どもを「早くして!」とついせかしてしまいがちな方
- 子育てに追われて、ゆっくり立ち止まる余裕がないと感じている方
- 親子のすれ違いに悩んでいるママ・パパ
- 子どもとの時間を、もう一度あたたかく見つめなおしたい方
- 「ちゃんと育てたい気持ち」と「うまくいかない現実」の間でもがいている方
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