あらすじ
ある日登場するのは、「おっぱい」にまつわる子どもの素朴な疑問。
男の人にもおっぱいはあるのに、なぜ母乳が出ないの?
どうしてお母さんのおっぱいはふくらんでいるの?
そんな“からだのふしぎ”に、イラストと一緒にユーモアたっぷりで答えてくれる一冊です。
読んで感じたこと
ある日、5歳の息子がモジモジしながら私にこんなことを聞いてきました。

母ちゃん、なんでおっぱいってふくらんでるの?
一瞬どきっとしましたが、それはとても自然な疑問。
“知りたい”という気持ちは、手や足と同じように、
からだのどの部分に対しても大切にしてあげたいもの。
さっそく図鑑を開いてみたのですが……
なんと「乳腺」すら載っていない!
「赤ちゃんのときにおっぱいを飲んで育ったのに、
仕組みが載ってないなんて!」と驚いた私は、なんとか息子に
わかりやすく伝えられる本を探し、出会ったのがこの絵本でした。
『おっぱいのひみつ』(柳生弦一郎さん)は、子どもにとって身近で不思議な「おっぱい」の仕組みを、ユーモアとあたたかさをもって教えてくれる科学絵本です。
冒頭から、
「あっ!おとこのひとがブラジャーしてる!」
という大胆な一文でスタート。
子どもの目が一気にキラキラし始めました(笑)
「男の人にもおっぱいはあるのに、なぜ母乳が出ないの?」
「赤ちゃんがいないのに、お母さんのおっぱいがふくらんでいるのはなぜ?」
そんな子どもたちの「なんで?どうして?」に、
やさしい言葉とイラストで自然に寄り添ってくれる絵本です。
ミルク育児にもやさしく寄り添う一冊
この絵本のすばらしいところは、母乳育児だけでなく、
ミルクで育った子どもやママにも寄り添ってくれるところ。
巻末には、小児科医・山田真先生によるやさしいメッセージが添えられています。
「ぼく(わたし)はおかあさんのおちちをのんでいないんだ」って、ざんねんがったりする必要はないんだよ。
母乳でもミルクでも、どの子もどのお母さんも
大切なんだと伝えてくれる一文です。
この一文に、母としての肩の力がふっと抜けるような、
あたたかい気持ちになりました。
子どもがどんなふうに生まれ、育ってきたか。それぞれ違っていて当たり前。
「知ってくれてうれしいな」「あなたがいてくれてうれしいよ」と、読みながらそっと伝えたくなる絵本です。
『おっぱいのひみつ』は、子どもの年齢や育ち方、家庭の事情によって受け取り方がまったく違うのがよくわかる絵本でした。
ふざけて笑っていた子が真剣になったり、母乳で育てられなかったことにモヤモヤしていた親が安心したり──
絵本の中の情報だけでなく、親子の気持ちや関係性にも寄り添ってくれる一冊なんだと、各レビューを通してあらためて感じました。
読むタイミングに「正解」はありませんが、子どもが“なんで?”と感じたその瞬間に寄り添うための準備として、この絵本はとても信頼できるパートナーだと思います。
📦Amazonのレビュー
- 「最初はふざけていたけれど、読み進めるうちに真剣な表情に変わった」という反応が目立ちます。
- 授乳中やきょうだいの誕生をきっかけに、子どもがおっぱいに関心を持ち、購入に至ったというレビューが多いです。
- 保育士の立場から推薦する声もあり、保育現場でも活用されている様子がうかがえます。
🛒楽天のレビュー
- 弟や妹の誕生によって「なんでおっぱいが出るの?」と疑問を持った子に読ませる、というタイミングでの利用が多いです。
- 「ミルク育児でも大丈夫」と巻末で伝えてくれる配慮に感動したという声も複数ありました。
- 内容はよいけれど、読むには“タイミングを選ぶ”という意見も。
📚️絵本ナビレビュー
- とくに巻末の「おかあさんによんでもらうページ」に心を打たれたという声が非常に多く、「涙が出た」と感情に触れる感想が目立ちます。
- 読み聞かせを通じて赤ちゃんの頃を振り返る“あたたかい時間”が生まれたという感想も多数。
- 母乳で育てられなかった経験を持つ方が「救われた」と書くなど、読者の気持ちへの配慮が支持されていました。
📖読書メーターレビュー
- 「表紙がインパクトありすぎて恥ずかしい!」という声もある一方、内容にはしっかりと納得し、親子で学びにつながっている様子が多数見られました。
- 擬態語「むにゅんむにゅん」に笑う子もいれば、自分の赤ちゃん時代を真剣に思い出す子もいて、年齢によって反応にバリエーションがありました。
- 高学年でも照れながら読みたがる声も多く、実は長く読める一冊であることも伝わってきます。
こんなときにおすすめ
- 🍼 きょうだいが生まれて、赤ちゃんのおっぱいに興味を持ち始めたとき
- 「なんで赤ちゃんはおっぱいを飲むの?」「ぼく(わたし)も飲んでたの?」という疑問のタイミングにぴったり。
- 👦👧 子どもが「おっぱい〜」とふざけ始めたとき
- 笑いながらもどこかで気になっている“からだのふしぎ”を、ちゃんとした知識とユーモアで伝えるきっかけに。
- 🫣 親が「どう説明したらいいの?」と戸惑っているとき
- 図鑑にも載っていないような“乳腺”や“母乳”の話を、やさしい言葉で代わりに伝えてくれます。
- 📚 性教育の最初の一歩を踏み出したいとき
- 自分の体を知ること、相手の体を尊重すること。その出発点としてぴったりな導入絵本です。
- 👩🍼 母乳では育てられなかったことに悩んだ経験があるママに
- 絵本の巻末にある医師のメッセージが、きっとそっと心を癒してくれます。
- 👩👧👦 赤ちゃんのころの話を通して、親子で心を通わせたいとき
- 読み終えたあと、「あなたはどんな赤ちゃんだった?」と話せる、あたたかな時間が生まれます。
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