あらすじ
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この絵本の特徴はこの3つ!/- 自分のよさに気づけない子どもに寄り添うストーリー
- 友だちや先生との関わりから自己肯定感を育てられる
- シンプルな言葉と表情豊かな絵で共感しやすい
参観日で「自分のいいところ」を発表することになった主人公のぼく。
でも考えても考えても思い浮かぶのは、友だちの素敵なところばかり。
「やっぱり自分にはいいところなんてないんだ」と落ち込み、涙が出そうになります。
そんなぼくに、先生が教えてくれたのは――ぼく自身では気づけなかった、とても大切で素敵な“いいところ”。
自分の魅力は、自分ひとりでは見つけにくいもの。誰かに伝えてもらうことで初めて気づけることがあるんだと感じられるお話です。
読んで感じたこと
この絵本を読んでいて、一番胸に響いたのは子どもの日常のリアルさでした。
朝なかなか起きられなくてお母さんに叱られる場面や、ランドセルから出てきたお手紙でまた怒られてしまう場面――まるで自分の子育てそのもののようで、親としてドキッとしながらページをめくりました。
新しい消しゴムをぎゅっと握りしめて、自分の「いいところ」を懸命に探すぼく。
でも思い浮かぶのは友だちの長所ばかりで、自分のことは見つけられない。切なくて胸がきゅっとなる一方、そのひたむきさが可愛らしくて、「親の私自身も、息子の大事なところを見落としていないだろうか」と考えさせられました。
小学生になれば大人びた言葉も増え、「わかっているはず」と思い込んで接してしまいがちです。けれど、実際はまだ小さな背中。ひとつひとつ丁寧に受け止めることを忘れてはいけないのだと、絵本がそっと気づかせてくれました。
息子が「ぼくのいいところなんてないよね」と、5歳ながらにぽろっと言ったときは、本当にヒヤリとしました。そんなふうに見えないのに、口にするなんて――。だからこそ、私は「君にはこんなにいいところがあるよ」とたくさん伝えて、ぎゅっと抱きしめました。
物語の最後、先生がひと文字ひと文字ていねいに「そうたくんのいいところ」を書いてくれるシーンでは、じわじわと涙がこみ上げました。
この絵本は、自信をなくした子どもに寄り添うためのものでもありますが、同時に親が子どもとどう向き合うかを見返す時間をくれる一冊だと感じます。
楽天・Amazon・絵本ナビ・読書メーターのレビューより
『ぼくのいいところ』は、先生の言葉が心に残り、大人も思わず涙してしまう絵本です。
子どもに自己肯定感を育てるきっかけを与えると同時に、親や先生に「子どもの良さを見つける大切さ」を思い出させてくれます。
読み聞かせにもぴったりで、家庭でも学校でも長く愛される一冊です。
楽天レビュー
- 読み聞かせに活用:児童館やボランティアで読まれることが多く、子どもが喜ぶ。
- シリーズへの信頼感:「学校がもっと好きになるシリーズ」というキャッチコピーが好印象。
- 親子で読んで温まる:『おこだでませんように』と合わせて選ぶ家庭も多い。
- → 評価はほぼ★5で、安定して好評。
Amazonレビュー
- 先生の言葉に救われる:「こういう先生に出会えたら」との声が多い。
- 大人も泣いてしまう:読み聞かせ中に親のほうが涙ぐむ体験談が多数。
- 自己肯定感を育てる本:子どもが自分を好きになれるように読みたいという声。
- 一部では物足りなさも:「期待しすぎた」という感想も少数あり。
- → 全体的には★5が多く、高評価が圧倒的
レビュー
- 褒め育てを考えさせられる:劣等感に陥る子どもの姿から、褒める大切さを実感。
- 子どもあるあるへの共感:友だちの良いところは言えるけど自分のことは言えない、という姿がリアル。
- 先生が素敵:寄り添い、自然に励ます姿が「理想の先生」として支持されている。
- 大人も泣いた:親・祖父母世代も「自分事として泣いた」という声が多数。
→ 評価平均は★4.67(星5が大多数)。
- 泣けるという感想が圧倒的:大人が先に涙することが多い。
- 先生の存在感が大きい:子どもをちゃんと見てくれる先生の言葉に救われる。
- 自己肯定感の視点:「人の良いところを見つけられるのが長所」というメッセージに共感が集まる。
- 教育現場でも話題:授業や講演会で紹介されることが多く、「学校でも読んでほしい」との声。
→ ★評価は分散しているが、ナイス数の多さから共感度が高い。
こんなときにおすすめ
- 子どもが泣いてしまったあとに
気持ちを落ち着け、泣くことは自然なことだと伝えてあげたいときに。 - 保育園・幼稚園でのトラブルやケンカのあとに
「泣いてもいいんだよ」と受け止めてあげるきっかけになります。 - 親が「泣かないで」と言ってしまったあとに
絵本を通して「泣いても大丈夫」と気持ちをリセットできます。 - 感情表現が苦手な子に
涙を流すことも気持ちを伝える大切な方法だと知ることができます。 - 読み聞かせで“気持ちの整理”をテーマにしたいときに
子どもたちが自分の経験と重ねやすく、共感を呼ぶ一冊です。
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