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【3歳〜7歳向け】『ちょっとだけ』|赤ちゃん返りや二人目出産前に読みたい絵本レビュー

タイトル:ちょっとだけ
作:瀧村有子
絵:鈴木永子
出版社:福音館書店
発行日:2007年11月15日
対象年齢:幼児向け,小学生向け,大人向け
ISBN:978-4834022995

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目次

あらすじ

\ この絵本の特徴はこの3つ!

  • 上の子が「ちょっとだけ」自分で頑張ろうとする姿を描いている
  • 本当は甘えたい気持ちに気づき、親子の絆を深められる
  • 読むママ自身も「がんばりすぎなくていい」と救われる絵本

なっちゃんのおうちに赤ちゃんがやってきて、なっちゃんはお姉ちゃんになりました。

ママは赤ちゃんを抱っこしていて、手をつなぎたいのにできない。
牛乳を注いでほしいのに、赤ちゃんのお世話で手が離せない。

そんな日常の中で、なっちゃんは少しずつ「ちょっとだけ」自分で頑張ってみます。

  • ママのスカートを ちょっとだけ つかんで歩く
  • 牛乳を ちょっとだけ 注ぐ

小さなチャレンジを重ねながら、お姉ちゃんとして成長していくなっちゃん。
でも心の奥には、まだ「ママに甘えたい」という気持ちが残っていて――。

物語のクライマックスでこぼれた、なっちゃんの一言。
「ママ、ちょっとだけ、だっこして」
その答えに、読んでいるママも涙がこぼれることでしょう。

読んで感じたこと

息子が5歳のときに『ちょっとだけ』を一緒に読みました。
わが家は一人っ子ですが、私が自宅で仕事をしているため、どうしても息子に我慢をさせてしまうことがあります。
「赤ちゃんが生まれてお兄ちゃんになる」状況ではありませんが、親が仕事に向き合う時間を息子なりに理解しようとする姿は、どこか重なりました。

読み聞かせをしながら、私自身も涙があふれてしまいました。
なっちゃんの健気さに胸を打たれ、「こんなに小さな子どもに、こんな思いをさせてしまうことがあるんだ」と考えると、息子に対しても申し訳なさや感謝の気持ちがこみ上げてきたのです。

息子は「なっちゃん、いいこだね」と絵本の中のなっちゃんの頭をなでていました。
そんな様子を見て、まだまだ甘えん坊の息子も、誰かの頑張りを素直に受けとめる優しさを持っているんだと感じました。

忙しいとき、つい「わかってよ」と思ってしまうこともありますが、本当はなんでも物わかりのいい子になってほしいわけではありません。
“甘えん坊の時期”も、その子の大切な一面。
なっちゃんの姿を通して、息子自身の良さや、親としての心の持ち方をあらためて考えさせられる時間になりました。

楽天・Amazon・絵本ナビ・読書メーターのレビューより

4つのレビューサイトを見ても、『ちょっとだけ』は 「ママの涙を誘い、親子で気持ちを話し合うきっかけをくれる絵本」 として圧倒的に支持されています。
ただし「子どもに“我慢しなさい”と誤解させないようにフォローが必要」という声もあり、読み方次第で親子の絆を深める一冊になることがわかります。

楽天レビュー

  • 「子育て中の母に共感の声が殺到。涙なくして読めない」
  • 「下の子が生まれる家庭にぴったり。プレゼントにも喜ばれる」
  • 「赤ちゃんが生まれたらママが自分を見なくなると子どもが思うかも、フォローして読んであげたい」
  • 👉 圧倒的高評価だが、“親向けの内容”という指摘も少数あり

Amazonレビュー

  • 「3歳の上の子がセリフを丸暗記するほど気に入った」
  • 「長女に毎晩読み聞かせたら、『大好きだよ』が伝わり優しいお姉ちゃんになった」
  • 「出産祝いのプレゼントにも最適」
  • 一方で「親には響くけど子どもはあまり興味を示さなかった」という声も。
    👉 プレゼント需要も高く、二人目出産時に選ばれることが多い のが特徴。

レビュー

  • 「娘の姿と重なり涙が止まらなかった」
  • 「怒ってしまった日に読むと気持ちが落ち着く」
  • 「子どもも『いいよー』と抱きついてくるようになった」
  • 少数意見として「大人の願望を描いているようで子どもには合わないかも」という声も。
  • 👉 “親の気づき”に直結する体験談レビューが豊富

  • 「読んでいる間、涙が止まらなかった。大人になっても“お姉ちゃんになった時の気持ち”を覚えている」
  • 「病院の待合室で読み、健気な姿に胸が詰まった」
  • 「子どもがマネをして牛乳を注ぎ、“いっしょ”と喜んだ」
  • 「“ちょっとだけできました”の表現は子どもの自尊心に影響する可能性がある、との専門的指摘も」
    👉 大人視点・保育者視点の感想も多く、多角的な受け止め方がされている

こんなときにおすすめ

  • 二人目の赤ちゃんを迎えるご家庭
    上の子の気持ちに寄り添う準備として。
  • 上の子の赤ちゃん返りに悩んでいるとき
    「甘えていいんだよ」という安心感を届けられる絵本です。
  • 上の子が“お兄ちゃん”“お姉ちゃん”をがんばりすぎていると感じるとき
    「がんばってるね」と気持ちを受けとめるきっかけに。
  • ママ自身が余裕をなくしているとき
    読みながら涙を流すことで気持ちがほぐれ、子どもを抱きしめたい気持ちが湧いてきます。

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この記事を書いた人

広島在住。O型、水瓶座。釣り好きな夫と、やんちゃな息子との3人暮らし。
親子で600冊の絵本をめくってきた時間をブログに綴っています。
広島弁まじりでしゃべる、くつしたキャラの相棒「くつしたん🧦」との掛け合いもお楽しみください🐭×🧦

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