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【2〜4歳向き】『だんごむしのおうち』|ダンゴムシを捕まえたら読み聞かせたい一冊

タイトル:だんごむしのおうち
作:澤口 たまみ
絵:たしろ ちさと
出版社:福音館書店
発行日:2018年3月7日
対象年齢:幼児向け,
ISBN:978-4834083866

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目次

あらすじ

\ この絵本の特徴はこの3つ!

  • 身近な虫を題材にした共感性のあるお話
  • こどもの心理にあった呼びかけ調の作風
  • 観察心を育てる科学的な視点

女の子が見つけただんごむしを、地面に描いた丸の中に集めて「ここがだんごむしのおうちよ」と遊び始めます。けれども、だんごむしたちはすぐに外へ出ようとします。指で軽くつつくと丸くなるものもいれば、なかなか丸まらないものもいます。女の子は、転がしておうちに戻したり、「おかえりなさい」と声をかけたりしながら、だんごむしとのやりとりを楽しみます。身近な虫との関わりを通して、観察や発見の喜びを描いた一冊です。

読んで感じたこと

地面に丸を描いて「ここがだんごむしのおうちだよ」と、つかまえてきただんごむしを入れて遊ぶ様子は、まるで我が子を見ているようでした。

小さな子どもにとって、虫ははじめ少し苦手な存在。でもアリの次くらいに「触れた!」とチャレンジできるのがだんごむしで、うまく触れるとちょっと得意げな顔になります。親にとっては懐かしい存在でもあり、今ではなかなかあんなふうに手のひらいっぱいにコロコロさせるのは難しいですが、だんごむしのようにゆっくり動いて、自分を守る術を持っている虫は、2〜3歳くらいの子どもにとって触れやすい相手なんだと改めて感じました。

だからこそ、この絵本は「自然への興味のはじめの一歩」にぴったりだと思います。だんごむしを知ることから始まって、似ているけれど丸まらない虫=わらじむしを区別できるようになると、「これはワラジムシだな」と気づけるようになり、虫博士への第一歩にもなります。

また、なかなか目にする機会の少ないだんごむしの赤ちゃんについても、絵本を通して知ることができます。虫たちも人間と同じように赤ちゃんを生んで成長していく存在なんだ、と気づけるのは子どもにとって大きな発見です。

自然や生き物へのまなざしを優しく育ててくれる、良い一冊でした。

楽天・Amazon・絵本ナビ・読書メーターのレビューより

4サイトのレビューを総合すると、次のような感想にまとまりました。

  • 幼児(特に2〜4歳)には大ヒット:「だんごむしだ!」と大盛り上がり。
  • 5歳以上だと物足りなさも:短くシンプルなので、図鑑や他の虫絵本と組み合わせるのがおすすめ。
  • 大人にとっては懐かしさ+発見:赤ちゃんやワラジムシの知識は親にとっても新鮮。
  • 好き嫌いの分かれ目はリアル描写:子どもはワクワク、大人はゾワッとする場合も。

このように、子どもにとっては夢中になれる一冊である一方、大人には「懐かしい」「新しい発見があった」という声と「ちょっとリアルで苦手」という声が入り混じる結果となっています。

👉 ここからは 各サイトごとのレビュー内容 を詳しくご紹介します。

楽天レビュー

  • 虫好きの子には最高のプレゼント:「だんごむしーー!」と大喜び。
  • 5歳以上には短すぎる印象:3〜4歳にはぴったりだが、年長には少し物足りないという声も。
  • イラストの可愛らしさが好評:リアルさと優しいタッチのバランスがちょうどいい。

Amazonレビュー

  • 子どもの食いつきがすごい:虫好きの子は目を輝かせ、リピート読みも多数。
  • シンプルさが魅力でもあり物足りなさでも:大人は「もう終わり?」と感じることもあるが、子どもにはちょうどいい。
  • 観察と図鑑の補助に:説明は少ないので、補足に図鑑を組み合わせるとさらに深まる。

レビュー

  • 懐かしさを呼び起こす:親世代が「自分も子どもの頃こうやって遊んだ」と思い出を重ねやすい。
  • 季節感と実体験にリンク:春の虫探しシーズンに読むとぴったり。
  • 発見の絵本:だんごむしとワラジムシの違い、赤ちゃんの存在などを初めて知った親も多い。
  • 好みの分かれ目は“リアルさ”:虫嫌いの大人には抵抗感があるが、子どもは楽しんで観察。

  • 観察の入口として高評価:「遊び」を「観察」に引き上げるシリーズとして評価されている。
  • リアルな赤ちゃん描写に驚き:感動する子もいれば「ゾワッ」とする大人も。
  • 子どもは夢中・大人は複雑:虫に熱中する子どもを見守る親が、自分の子ども時代を思い出すレビュー多数。
  • 科学絵本としての側面:ワラジムシとの違い、雌雄の違いに気づく声も。

こんなときにおすすめ

  • 公園や庭で ダンゴムシを捕まえたあと
  • 春や夏の 虫探し・自然観察の季節
  • 虫に興味を持ち始めた 2〜4歳の子ども
  • 親子で「自分も子どものころ遊んだな」と 思い出を共有したいとき
  • 虫が苦手な子どもへの 自然体験の入り口 として
  • 保育園や幼稚園での 外遊び・虫観察活動の読み聞かせ絵本 として

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この記事を書いた人

広島在住。O型、水瓶座。釣り好きな夫と、やんちゃな息子との3人暮らし。
親子で600冊の絵本をめくってきた時間をブログに綴っています。
広島弁まじりでしゃべる、くつしたキャラの相棒「くつしたん🧦」との掛け合いもお楽しみください🐭×🧦

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