あらすじ
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この絵本の特徴はこの3つ!/- 宿題が「だっこ」というユニークで心温まる設定。
- 「だっこして」と言い出せない子どもの気持ちを丁寧に描いている。
- だっこを通じて安心感と親子の絆が深まる展開。
主人公の子どもが「しゅくだい」を出されます。その宿題は「おうちの人に だっこしてもらうこと」。最初はちょっとはずかしかったり、どうやって言い出そうか迷ったりするけれど…親子のあたたかな関わりにつながっていく、やさしいお話です。
読んで感じたこと
5歳の息子に読み聞かせました。まだ疲れたり眠くなったりすると「抱っこ」と甘えてくる年齢ですが、絵本のように「抱っこなんて恥ずかしい」と思う日がいつか来るのかな、と考えながら読みました。
だっこの宿題を出されたとき、みんなの前では「やだ〜」と照れながら言っていたもぐらのもぐくん。でも本当はとても嬉しそうな顔がかわいらしかったです。
ところが家に帰ると、ママは赤ちゃんのお世話で大忙し。
「赤ちゃんがいま眠ったところ」と「しっ、しずかに」と言われて、しゅんとするもぐくんの表情には胸がギュッとなりました。ママの気持ちもわかるけれど、もぐくんの「おやつじゃない、ママに甘えたい」という思いが伝わってきて、涙があふれました。
いもとようこさんの挿絵の動物たちはいつも優しく、甘えたい気持ちをぴったり映し出しています。
また、この絵本は長年教員をされていた宗正美子さんの体験がもとになっているとのこと。「めいこ先生」がその方だと知って、より深みを感じました。
タイトルが「しゅくだい」なので最初は教育的な本かと思いましたが、
読み終わると自然に子どもをぎゅっと抱きしめたくなる、とてもあたたかい絵本でした。
楽天・Amazon・絵本ナビ・読書メーターのレビューより
『しゅくだい』は、子どもが本当は「もっと甘えたい」「ぎゅっとしてほしい」と思っている気持ちを代弁してくれる絵本だと、多くの読者が感じています。赤ちゃんが生まれて我慢している上の子や、ちょっと大きくなった小学生でも「まだ抱っこしてほしい」と共感できる姿に胸を打たれる声が多数ありました。
読み聞かせでは「いやだー」と照れながらも実際は嬉しそうにする子どもが多く、その反応に親もハッとさせられます。「下の子を優先しがちだったけれど、上の子も大切にしたい」「子どもをぎゅっとしたくなる」という感想が多く寄せられ、親にとっても子育てを振り返る“宿題”になる一冊だと受け止められています。
楽天レビュー
評価:星4.79 / 5(141件)
- 「赤ちゃんが生まれて我慢している長男長女にぴったり」と兄姉への共感を呼んでいる。
- 「宿題という言葉から想像した内容と違い、逆に心温まる」と意外性を楽しむ声。
- 動物がたくさん登場する場面で「これはなに?」と親子で盛り上がれる。
- 「赤ちゃんが生まれて寂しい想いをしている上の子が共感でき、親も子どもの気持ちを聞いてあげる良いきっかけになる。」(引用元:楽天ブックス レビュー)
Amazonレビュー
評価:星4.7 / 5(103件)
「抱っこをしてあげたくなる絵本」「読んだら子どもをぎゅっとしたくなる」との声が多い。
絵柄についても「動物がかわいい」「優しい雰囲気」と好評。
「いつ読んでもよい」「心が温まる」と、繰り返し読みたい一冊とされている。
「抱っこをしてあげたくなる絵本で、子どもと一緒に考えることができる本。ストーリーが温かく、絵もとても素敵。」
(引用元:Amazon カスタマーレビュー)
レビュー
評価:個別レビューで高評価が多い
「小学生だってまだ抱っこしてほしい」と成長しても変わらない気持ちに気づかされる。
読み聞かせ現場でもよく使われ、「だっこの宿題なんていやだー」と言いながらも楽しむ子どもの様子が報告されている。
「上の子を優先してあげたい」と親が反省するレビューも多く、親の宿題のように感じる人も。
「下の子を優先しがちだけど、上の子もぎゅっとしてあげたいと改めて思わせてくれる。」
(引用元:絵本ナビ レビュー)
評価:218件中88%が高評価
「もし本当に出されたら?」と教育的な視点で考えるレビューも多い。
「恥ずかしい」と言いながら嬉しそうにする子どもの姿に共感。
「家庭環境によっては難しい宿題」という現実的な指摘もあり、テーマの奥深さが感じられる。
読み聞かせや授業でも活用されており、場面での実践例が豊富。
「授業やおはなし会で使うと、子どもたちは『いやだー』と言いつつ、翌日は嬉しそうに登校している。」
(引用元:読書メーター レビュー)
こんなときにおすすめ
- 赤ちゃんが生まれて上の子が寂しそうなとき
甘えたい気持ちを自然に伝えるきっかけになります。 - 入園・入学など、新しい環境でがんばっているとき
まだまだ抱っこしてほしい気持ちを受けとめてあげられます。 - 親子のスキンシップが減ってきたと感じるとき
読み聞かせをきっかけに「ぎゅっとする時間」をつくれます。 - 「宿題=勉強」と思っている子どもに
心を育てる宿題もあるんだと知って、安心できます。
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- 年齢別:
幼児向け(3〜6歳) | 小学生向け(低) | 大人も楽しめる - 季節・行事:
通年(オールシーズン) |
春の絵本 : 入園・入学・進級 - 読み聞かせシーン:
おやすみ絵本 | プレゼントにおすすめ | イベント・集まりで - 学び:
園生活に役立つ | 感情を育てる | 親子で考える - 好きなタイプ:
動物好きに | 安心感を求める子に
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