あらすじ
「けものはみんなびょうどうだ!」
たぬきはいつも威張っている十二支がきらいだった。
ついに勝負を挑もうと企むのは――たぬき。
ある満月の夜、たぬきは十二支をお山に呼び出し、仲間たちと力を合わせて大勝負を仕掛けます。
果たして十二支に勝てるのか?それとも返り討ちか?
本作は、絵巻物「十二類絵巻」を下敷きに、大人気絵本作家・石黒亜矢子さんが大胆にアレンジした“奇想天外な干支アクションコメディ”です。
読んで感じたこと

管理人ネズミックが5歳の息子と読んだ感想を紹介します。
十二支の動物たちが次々とバトルを繰り広げる姿は、
迫力満点なのにどこかユーモラス。
「えっ、そんな決着のつき方!?」と驚きながら、
ページをめくるたびに親子で大笑いしてしまいました。
細部まで見れば見るほどおもしろい仕掛けがいっぱい。
たとえば冒頭の果し状。破れた紙をお米でペタペタ直しています。
果し状の文章も、最初は物々しい言葉で挑発していたのに、
だんだんたぬきの性格の良さが出てしまい・・
「おやまのうえでまってるからね。きてね!」と
四つ葉のクローバーを貼りつけてしまう(しかも糊ではなく白米で!)始末。
のっけから笑わせてくれます。
なんともゆるい十二支バトル・・
敵を待つ十二支たちも、なぜか宴会をしてゆる〜く過ごしているし、
始まった勝負はまさかのラップバトル。
はい、もう歌いましたよ。
DATTE 書いてある 読むしかない
ビートに乗っけて 響かす声
どこ吹く風〜
これが読み聞かせてもんだYO!・・ヨォ・・ヨォ・・
ページの勢いに乗せられて、ノリノリになってしまいました。(すみません・・)



母ちゃんノリすぎ!
クライマックスの必殺技もユルすぎ!
クライマックスでは、たぬきの“金のばけはっぱ”が登場。
みんなで力を合わせて繰り出すのは、昔話でもおなじみの「大きな袋」をモチーフにしたユーモラスな必殺技です。
しかも個人戦でもこの技を使っていて、結局“同じ戦い方”に。
そのたびに動物たちが「結局それかーい!」と総ツッコミでずっこける。ページ全体がコントのような展開に。
息子もケラケラ笑い転げながら、一緒になってツッコミを入れていました。
なんともゆるい十二支バトル。
本気なのにかわいくて、笑えてしまう。そんな不思議な魅力をもつ一冊でした。
クライマックスでは“ふぐりおとし”という必殺技も登場。
名前だけ聞くと大人はドキッとしますが、絵の動きとしては「上からドスーンと落ちてやっつける」というユーモラスな攻撃。
子どもに「ふぐりってなに?」と聞かれても、「見てごらん、上からドスーンって落ちて倒す技のことだよ」と説明すれば、笑いながらスッと消化できる場面です。
楽天・Amazon・絵本ナビ・読書メーターのレビューより
Amazonや楽天では星4〜5が中心で、「絵が美しい」「笑いと迫力が両立している」との声が多数。
子どもは爆笑、大人は絵やネタの細かさで楽しめる、“家族みんなで盛り上がれる絵本” という評価で一致しています。
子どもウケ抜群!読み聞かせで大盛り上がり
- 「毎回もりあがる」(Amazonレビュー)
- 「3歳の娘はラップパートを一緒に読んでくれます」(Amazonレビュー)
- 「朝晩2回読んでとせがまれる」(絵本ナビレビュー)
子どもたちがゲラゲラ笑い転げ、ツッコミを入れながら読む様子が多くのレビューで報告されています。
大人も楽しめる仕掛けと美しい絵
- 「絵は可愛らしくもカッコ良く、龍の戦う場面は迫力満点!」(Amazonレビュー)
- 「狩野派の絵巻物のような筆致で格闘シーンも圧巻」(読書メーター)
- 「とても絵が素敵で、干支が身近になる絵本」(Amazonレビュー)
ギャグだけでなく、緻密で迫力のある絵、そして昔話のリミックスのような設定が大人にも好評です。
必殺技&ラップがインパクト大
- 「ラップ調の掛け合いが面白くて子どもと一緒に声を出して楽しめる」(楽天レビュー)
- 「“ふぐりおとし”には大人も思わず笑ってしまう」(読書メーター)
- 「個人戦でも団体戦でも同じ“袋”技で、結局それかーい!と総ツッコミ」(読書メーター)
ラップバトルや必殺技のくだらなさがツボに入り、家族で爆笑する声が多数ありました。
気になる声も少し
十二支の動物たちがバトルを繰り広げる中で登場する必殺技には、ちょっと“際どい感じ”の名前も。
大人は思わずドキッとするけれど、子どもは大笑い! 親世代は「これ大丈夫?」と思いつつも、場を和ませてくれるユーモアになっています。
また、「読み聞かせはやや難しいけど挑戦したい」(楽天レビュー)という声や、
「声に出して読むラップ調に少し戸惑ったけれど、結局は親子で大笑いして楽しめる一冊です。」といった感想も寄せられていました。
こんなときにおすすめ
- お正月や干支の話題で盛り上がりたいときに
- ユーモアたっぷりの絵本で親子で笑いたいときに
- 読み聞かせ会や集まりで、みんなでワイワイ楽しみたいときに
- 真面目なお話が続いたあとに、ちょっと息抜きしたいときに
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