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【6歳〜12歳向け】『狂言えほん せつぶん』レビュー|節分の由来を学ぶ本じゃない?(1分で読める)

狂言えほん せつぶん

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絵本概要

タイトル:せつぶん
シリーズ:狂言えほん
作:もとした いづみ
絵:野村 たかあき
出版社:講談社
発行日:2009年1月16日
対象:小学校低学年/小学校中学年/小学校高学年/大人も楽しめる
ISBN:978-4061323896

目次

あらすじ

\ この絵本の特徴はこの3つ!

  • 狂言をもとにしており、節分を説明する行事絵本とは位置づけが異なる
  • 鬼と人間を善悪で割り切らず、人間味のあるやりとりが描かれている
  • 対象年齢は3歳表記だが、物語の含みは年齢が上がるほど受け取りやすい

節分の夜。
遠く「蓬莱が島」からやってきた鬼が、ひと休みしようと一軒の家を訪ねます。
そこにいたのは、ひとり留守番をしている女。
鬼は女に思いを寄せますが、話は思わぬ展開を迎え、
やがて豆まきによって夜は終わります。

この絵本は、節分の由来を説明する物語ではなく、
節分の「とある一夜」を切り取った狂言の一幕を描いた作品です。

読んで感じたこと

「節分がわかる絵本」を期待して手に取った

節分のことを6歳の息子に読んで聞かせたくて、
伝統的な「狂言」をモチーフにした絵本なら、
行事の意味や教訓も伝わるのでは──
そんな期待を持って手に取ったのが
『狂言えほん せつぶん』でした。

想像以上に「人間くさい」鬼の物語

ところが、物語は想像とはずいぶん違います。
鬼は得体の知れない悪者ではなく、
欲や感情をむき出しにする、どこか人間的な存在として描かれていました。
女とのやり取りに卑猥な描写はないものの、どこか艶っぽさを感じ、
正直「幼児に読んでいいのだろうか」と迷ってしまいました。

子どもは、気にせず物語を受け取っていた

迷いながら読み聞かせましたが、
息子は深く考え込むこともなく、
展開をそのまま受け取り、あっさりと読み終えていました。

「狂言えほん」だと気づいて腑に落ちた

あとから、この作品が
狂言という演目を、絵本の形に置き換えたものだと気づきました。
人間の欲や滑稽さを描く狂言だと思えば、
この違和感にも納得がいきます。

年齢を重ねるほど、意味や裏を考えてしまい、
かえって楽しめなくなることもある。
この絵本は、無理に説明せず、物語として置いておいてもよい一冊なのかもしれません。

ただし受け止め方には個人差があるため、
このサイトでは、6歳からをひとつの目安として紹介することにしました。


楽天・Amazon・絵本ナビ・読書メーターのレビューより

4つのサイトのレビューから、この絵本の魅力をぎゅっと整理しました。

楽天レビュー

読者の声

狂言としては身近に楽しめるが、展開は淡々としている

  • 節分の由来を説明する話ではない
  • 鬼が人間的で、かわいそうに見える
  • 女のしたたかさ・強さが印象に残る
  • 狂言由来の話として理解すると納得しやすい
  • 子ども向けというより、大人が読むと感じた人もいる

Amazonレビュー

読者の声

節分の由来がわかるわけでもなく、鬼がかわいそうで後味が悪い。買わなきゃよかった

  • 節分の意味や由来は理解できない
  • 鬼が一方的に不憫に見える
  • 節分の説明に使いたい大人にとっては、読後感が悪く期待外れだった

レビュー

読者の声

「鬼より、人間の女が怖い」「大人味の絵本」

  • 6〜7歳の子どもが「鬼がかわいそう」と感想を述べている
  • 女が強く描かれており、小学生の子どもが「女のほうがこわい」と感じたという声もある
  • 鬼と女の立場が途中で逆転する展開を、5〜6歳の子どもが面白がったという報告がある
  • 大人読者からは「子どもに読むには気が引ける」「18歳以上でも楽しめる」といった感想が出ている

読者の声

「面白いが色っぽい」「鬼がかわいそう」

  • 鬼が純粋で不器用な存在として描かれている
  • 女の言動が計算高く感じられる
  • 男女のやり取りが物語の中心になっている
  • 色っぽさやセクハラ的に見える場面に言及する声がある

こんなときにおすすめ

  • 節分を**「行事の説明」ではなく、物語として味わいたいとき**
  • 日本の伝統芸能や昔話に興味がある/舞台鑑賞の前後に
  • 勧善懲悪ですっきり終わらない話も、そのまま受け止められる年齢・家庭

注意したいポイント
節分の由来や意味を学びたい場合は不向き
勧善懲悪の展開を期待すると戸惑うかもしれません

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この記事を書いた人

子どもの“ことばにならない気持ち”を、
絵本と日々の育児から読み解くブログ「絵本で子育てするママブログ」を書いています。

こだわり強め・天邪鬼気質の息子との毎日で、
「気持ちに寄り添う読み聞かせ」の大切さを痛感。
その経験から、親子の心がふっと軽くなるレビューや、
発達や気持ちの視点を交えた記事を発信しています。

生まれてから読み聞かせた絵本は700冊以上。
ブログでは170冊ほどレビューしています(随時更新)。
“忙しい日でも1分で読めるレビュー”を目指して執筆中です。

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