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【3〜6歳向け】『きょうりゅうチャンピオンはだあれ?』|恐竜たちの力くらべが楽しい絵本レビュー

タイトル:きょうりゅうチャンピオンはだあれ?
作・絵:多田 ヒロシ 
監修:冨田 幸光
出版社:教育画劇
発行日:1999年7月1日
対象年齢:幼児向け,
ISBN:978-4774604510

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※現在は絶版となっており、新刊本の入手は難しい状況です。
記事内では中古本のリンクをご案内していますので、あらかじめご了承ください

目次

あらすじ

きょうりゅうが大好きな ベイナスおじさんタマネギぼうや、そして いぬのテンが「きょうりゅうのくに」へ出かけます。

入口でもらったのは、恐竜とおしゃべりできる不思議な 緑色のカード。実はあとでレストランのお食事券にもなるというからワクワクです。

恐竜の形をしたプロペラ付きの乗り物にのって、さっそくツアーがスタート!
急な坂をのぼれば、それはなんと セイスモサウルスの背中。空を飛べば ブラキオサウルス に出会い、小さな コンプソグナトゥス にも遭遇します。

大きさ、速さ、強さ――恐竜たちの“チャンピオン”を次々にくらべっこしながら、にぎやかな冒険は続きます。

そして最後はお楽しみのレストランへ。
緑のカードを使うと、どんなメニューが待っているのでしょうか?
親子で笑ってしまうユーモラスなラストは、ぜひ本を開いて確かめてみてください。

読んで感じたこと

赤ちゃんのころ、息子が大のお気に入りだったのが多田ヒロシさんの『ねずみさんのおかいもの』をはじめとする“ねずみさんシリーズ”。その恐竜版とも言えるこの絵本なら、きっと気に入るだろうと手に取りましたが、やはり5歳の今でも自然と図書館で選んでいました。

残念ながら現在は絶版のようで中古でしか手に入らないのですが、とてもよくできた絵本だと感じます。

ティラノサウルスやブラキオサウルスといった人気の恐竜に加え、コンプソグナトゥスなどあまり知られていない恐竜の名前も絶妙なバランスで登場し、恐竜好きの子ども心をくすぐります。

また、犬のキャラクターの名前が「テン」なのは、10回吠えるから というユニークな由来。多田さんの軽妙なセンスが光る部分で、読んでいて心地よいシャレだなあと感じました。

恐竜型の乗り物やキャタピラー付きの恐竜型ヘリコプターなど、遊園地感のある仕掛けも魅力的。大迫力の恐竜ワールドをユーモラスに描く多田さんならではの魅力が詰まっています。

恐竜の大きさや速さ、強さをくらべっこして“チャンピオン”を探すだけでなく、最後に大きな恐竜オムレツを食べるシーンも印象的でした。迫力ある恐竜の世界から一転、ユーモラスで親しみやすいオチがあることで、子どももホッと笑顔になれます。

いつかまた再販されないかな……と密かに願ってしまう一冊です。

楽天・Amazon・絵本ナビ・読書メーターのレビューより

口コミを通して見えてくるのは――

  • 恐竜好きの子には大ヒットし、繰り返し読まれる
  • 親や祖父母も一緒に楽しめる工夫(ユーモラスな恐竜比較、テンのネーミング、恐竜型オムレツのオチ)
  • 一方で「そこまでハマらなかった」という声もあり、子どもの恐竜好き度合いで評価が分かれる

という特徴です。

楽天レビュー

  • 「恐竜絵本の中では私はそんなに…と感じました。子どももそれほど繰り返しは読まなかったようです。」(3歳1ヶ月のお子さん)
  • 「いろんな恐竜のチャンピオンが分かって楽しそうでした。ただティラノサウルスは怖いと言っていました。」(幼稚園にて)
  • 「一番強いティラノサウルスの場面が好きで、繰り返し読んでいました。」(リピート読書)
  • 「保育園の本棚にあり、ずっと眺めていた思い出の本。図書館で再会して“自分が押したスタンプだ”と覚えていました。」(2歳からお気に入り/★★★★★)

Amazonレビュー

→ 現在口コミは見つかりませんでした。

レビュー

  • 「知っている恐竜が出ると嬉しそうに指差し。親の私も名前を読むのに苦労しましたが、それもまた楽しい体験でした。」(5歳娘)
    「セイスモサウルスは“からだの長さチャンピオン”、ブラキオサウルスは“のっぽチャンピオン”など特徴がよく分かる。ラストの恐竜型オムレツも印象的でした。」(祖父母/70代)
    「犬のテンが10回吠える場面を気に入り、そこから英語の1〜10を数えるきっかけになりました。背表紙裏の恐竜シルエットも覚えるほど夢中です。」(3歳男の子/★★★★★)
    「最後まで読むと恐竜博士になれそう!恐竜をいろんな視点で比べられるのが面白い。」(4歳男の子)
    「文章も短めで4歳でも十分楽しめました。大人も“へえ、そうなんだ”と一緒に楽しめます。」(4歳男の子)
    「なぞなぞ感覚で“いちばん大きいのは?速いのは?”と考えながら読める。恐竜好きの子どもにぴったりでした。」(6歳男の子)

→ 現在口コミは見つかりませんでした。

こんなときにおすすめ

  • 恐竜好きの子どもに
     ティラノサウルスやブラキオサウルスなどの有名どころから、コンプソグナトゥスなどちょっとマイナーな恐竜まで登場。図鑑への入り口としてもぴったりです。
  • “どっちが強い?”と言いたがる時期に
     「大きさ」「速さ」「強さ」など、いろんなチャンピオンがいることを知ることで、比べっこを前向きに楽しめます。
  • 親子で恐竜を楽しみたいときに
     犬のテンが10回吠えるユーモラスな場面や、ラストのレストランのオチなど、親子で笑って盛り上がれる工夫がいっぱい。
  • 読み聞かせ会や恐竜イベントで
     イラストが親しみやすく、声に出して読むと盛り上がる仕掛けが多いため、集団の場にもおすすめです。

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※現在は絶版となっており、新刊本の入手は難しい状況です。
中古本のリンクをご案内していますので、あらかじめご了承ください。

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この記事を書いた人

広島在住。O型、水瓶座。釣り好きな夫と、やんちゃな息子との3人暮らし。
親子で600冊の絵本をめくってきた時間をブログに綴っています。
広島弁まじりでしゃべる、くつしたキャラの相棒「くつしたん🧦」との掛け合いもお楽しみください🐭×🧦

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