あらすじ
\ この絵本の特徴はこの3つ!/
- 読者だけが気づく“ちがい”が楽しい視点ギャップ型ストーリー
- まちがえるサンタさんの姿が、愛おしくて笑ってしまう
- ラストですべてがつながる、まきとり型のすっきり感
クリスマスの夜、サンタさんは、子どもたちにプレゼントを配りに出かけます。
でもこのサンタさん、家の中に入らず、「まど」からのぞいた見た目だけでプレゼントを決めてしまいます。
すると、ねこには〇〇、
とりには〇〇……と、
どう考えてもちぐはぐな贈りものばかり。
読んでいる子どもは「それ、ちがうよ!」と、思わずツッコミたくなる場面の連続です。
けれど物語の終盤、
その“まちがいだらけ”に見えたおくりものが、
思いがけない形でつながっていきます。
最後に待っているのは、
「あ、そういうことだったんだ!」という
すっきり温かい瞬間。
読み終えたあと、笑顔といっしょに心までぽかぽかになる、
クリスマスにぴったりの一冊です。
読んで感じたこと

ソリならぬヘリに乗ってやってきたサンタさん。
なんだか様子がおかしいんですが、やっぱり今日はどうやらクリスマス。
この書き出しから、すでに「ただものじゃない」匂いがぷんぷんします。
窓から見えた“絵”だけを頼りに、ぽーん、とプレゼント。
サンタさん、ちゃんと見てよ〜!と言いたくなるくらい、
ぽんぽんぽーんと、次々に窓から投げ入れていきます。
『わにさんどきっ はいしゃさんどきっ』のときもそうでしたが、
五味太郎さんの絵本の、こうした“ちぐはぐ話”って、ほんとうにおもしろいんですよね。
そして、だれもがにっこりできるところ。
このイラストのやさしさも、大好きです。
おもいがけない“おもいちがい”が生むプレゼントは、
おもいがけない“めぐりあい”の発見でもあって……。
読み終わったあと、
なんだか心がふっとゆるむような、
そんな温度の残る一冊です。
楽天・Amazon・絵本ナビ・読書メーターのレビューより
4つのサイトのレビューから、この絵本の魅力をぎゅっと整理しました。
楽天レビュー
読者の声『まどから おくりもの』自体は“しかけが楽しい五味太郎のクリスマス絵本”として好評
- 内容については「しかけがかわいい」「サンタが窓から見える模様で誰の家か考えるのが楽しい」と、五味太郎らしい絵と窓のしかけを評価する声。
- 絵本そのものへの評価は高く、「五味さんらしいかわいいクリスマス絵本」としての安心感が伝わる。
Amazonレビュー



低年齢から長く読まれている“クリスマスしかけ絵本の定番”◎
- 0〜2歳から楽しめる「クリスマスの定番しかけ絵本」として高評価が多く、「孫が大好き」「小さな子どもが大好き」とリピート買いも目立つ。
- 窓の“穴あきしかけ”が楽しい一方で、「1歳児には早かった」「ビリビリにされた」と耐久性・月齢の目安に触れる声も複数。
- 五味太郎さんファンの大人からも「ほっこりする」「親子で長く楽しめる」と支持され、★4〜5中心で安定した人気。
レビュー



“1〜3歳の読み聞かせクリスマス絵本”として長年支持!親の思い出までつなぐ一冊。
- 「2歳のクリスマスにばっちり」「自分が園で貰った本を子どもに」といった、親子二世代・三世代で読み継いでいるエピソードが豊富。
- 「1〜3歳のテッパン」「読み聞かせ会で大盛り上がり」「大型絵本も読みたい」など、読み聞かせ現場での反応・年齢目安・楽しみ方の具体的な記録が多い。
- サンタの“早とちり”や窓の穴あきしかけについて、「勘違いがおもしろい」「最後はみんな満足でクリスマスらしい」とストーリー構造とあたたかさを語るレビューが目立つ。



“勘違いを楽しむしかけクリスマス絵本”として、読書記録の中でも読み聞かせの定番◎
- 「児童館読み聞かせ」「お話タイム」「幼稚園本」「図書館で発掘」など、どこで誰に読んだかの記録+一言感想が多く、“読み聞かせ現場でよく選ばれる本”という印象。
- 「勘違いのアイデアに感心した」「1枚めくるだけでカメラアングルが逆転」「期待を裏切られてハマっていた」など、しかけの妙や視点のズレのおもしろさに触れる短文レビューが多数。
- 「3歳になったら笑えるようになった」「まだ早かった」「大人が読んでも面白い」など、年齢による理解の変化や子どもの反応の違いがよくわかる。
こんなときにおすすめ
- 2〜4歳ごろの「はじめてのクリスマス絵本」を探しているとき
- しかけ絵本・穴あき絵本が大好きな子に、新しい1冊をあげたいとき
- 「サンタさんってだれ?」とクリスマスを意識しはじめた頃の読み聞かせに
- 親子で「これだれのおうちかな?」と当てっこ遊びをしながら楽しみたいとき
- 保育園・幼稚園・児童館など、クリスマス会の読み聞かせ用の一冊を選ぶとき
- 自分が子どもの頃に読んだ1冊を、わが子や孫にプレゼントしたいとき
- “まちがえるサンタさん”を通して、ユーモアのある優しい世界を味わわせたいとき
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