こんにちは、管理人のネズミックです🐭
「有名だけど、正直よくわからない…」
「赤ちゃんに読ませて大丈夫?」
そんなふうに迷いながら、このページにたどり着いた方も多いと思います。
今回は、赤ちゃんが思わずジーッと見入っちゃうという声の多い絵本『もこ もこもこ』をご紹介します。
大胆な色づかい、抽象的な形、そして耳に残るオノマトペ。
ネズミック『もこ もこもこ』は、シンプルなのに奥深く、
不思議な世界へ引き込む一冊です。
また、「ちょっとこわい?」と感じる方もいます。
でもこの絵本は、“わからない”ところも含めて楽しめる理由がちゃんとあります。
この記事では、感じた魅力や読み方の工夫、読者の声も交えながら紹介しますので、よかったら最後までお付き合いください。
『もこ もこもこ』ってどんな絵本?
しーんと静まり返った世界に「もこ」とふくらみが誕生。
「もこもこ」と大きくなり、「にょき」と新しい存在が現れ、「ぱく」と食べ、「ぷうっ」と膨らみ、最後には「ぽろっ」と落ちていく──。
オノマトペだけで進む物語は、ドキッとする瞬間と、ほっとする瞬間が交互にやってくる絵本です。
\1分で読める『もこ もこもこ』のあらすじや感想は、こちらをチェック!/





1977年刊行。詩人・谷川俊太郎さんの言葉と、前衛美術家・元永定正さんの絵が響きあう、唯一無二の作品じゃ。
言葉・形・色彩がすべてリズムをもっていて、
赤ちゃんから大人まで惹きつけられます。
対象年齢
出版社の推奨は「幼児から」ですが、もっと小さな赤ちゃんから楽しめます。



赤ちゃんの反応が控えめでも、
「合わなかった〜」って判断せんでええんよ。



月齢や発達段階によって、
赤ちゃんが見せてくれる反応がガラッと変わる絵本なんです。
- 読んであげるなら:生後4ヶ月頃〜
- 自分で読むなら:4〜5歳頃〜
(※管理人の実体験に基づく目安です)
この絵本が子どもに与える効果
『もこ もこもこ』には、はっきりとしたストーリーはありません。
そのかわり、言葉や色・形の変化がストレートに五感に届いて
子どもの心に深く働きかけます。
ここからは、読み聞かせの中で実際に感じられる“ひそやかな力”を、いくつかの視点でご紹介します。
①視覚と聴覚を同時に刺激し、オノマトペの感覚に自然とふれる
絵本の中では、形の変化に合わせて色も移り変わり、グラデーションが巧みに使われています。
そこに、リズム感のあるオノマトペが重なることで、赤ちゃんの目と耳を同時に刺激します。
- にょきにょきと、植物のようなものが育つ
- ぱく、と食べる
- もぐもぐと噛む
- つん、と小さいものがうまれ、ぽろりと落ちる。
実際に、文字として書かれているのは「にょきにょき」「ぱく」「もぐもぐ」「つん」といったオノマトペだけ。
それでも絵を見ているうちに、「育つ」「食べる」「噛む」「生まれる」といった動きや意味を、自然と想像してしまいます。
こうした体験を通して、ことばを“覚える”というより、ことばのリズムや雰囲気に“ふれる”。
『もこ もこもこ』は、そんなふうに言葉の世界へ導いてくれる絵本だと感じました。



赤ちゃん絵本なのに、
日本語の擬態語の雰囲気に自然とふれられるんですよね。
② 集中力と想像力を育てる
絵本全体を通して、もこが次々に変化する様子を見届けることで、
「次はどうなるの?」と子どもの興味が引きつけられ、自然と集中して見入ります。
はっきりした物語がないからこそ、
「生き物みたい」「宇宙みたい」と自由に想像でき、
自分なりの解釈で楽しめる余白が残されています。



物語がなくても、子どもはしっかり見届けてから、
またはじめに戻って絵本を広げています。
ストーリーを感じ取っているのかもしれませんね。
③ 感情のゆれを体験する
「生まれる」「食べられる」「破裂する」といった変化がテンポよく展開され、
読み進める中で、ドキドキと安心がくり返されます。
まるで小さな命を見守っているような気持ちになり、
感情が揺れ動く体験そのものが、感受性の幅を広げているように感じました。
④ くり返し読みたくなる構造
最後のページは、再び最初の「もこ」に戻れる余白を残しています。
終わったようで終わらない展開が、自然と「もう一回」を呼び込み、
何度もくり返し読みたくなる理由になっています。



消えて、しーんと静まったあとに、
また“うまれる”んよ。
じゃけぇ、ついまたページをめくっちゃうんよ。
ほんとクセになる絵本〜🧦
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「こわい」と感じるのはなぜ?


『もこ もこもこ』が「こわい」と言われる理由は、
急な変化・予測できない展開・抽象性にあります。
でも実は、それこそがこの絵本の大切な魅力でもあります。
- 小さな存在が、急に大きくなる
- 予測できない展開が続く
- 抽象的で、意味をつかみにくい
こうした要素が、大人にとっては不安に感じられることもあります。



子どもに、こんな不安な要素を読ませて大丈夫なのかな?
って、思ってしまう人もいるんじゃないかな。
実際には、破裂のあとに「また生まれる」流れがあるため、
何度も読み返すうちに、物語全体が
「変わっても大丈夫」「また始められる」
という安心感へとつながっていきます。
このサイクルの中で、
変化しても大丈夫、という感覚に自然と触れていくのかもしれません。



こうした展開をくり返し読むことで、
子どもたちは「どんな変化にも、ちゃんと終わりがくる」
「また新しく始められる」というポジティブな感覚を、
自然と受け取っているのかもしれません。
読者のリアルな口コミから見る魅力
『もこ もこもこ』の口コミは大きく分けて、
「夢中」「無反応」「合わなかった」の3タイプに分かれます。
☺️「夢中になった」という声
- 「8ヶ月の息子が笑ってくれました」
- 「0歳のときは反応がなくても、2歳で急にハマった」
- 「擬態語だけでここまで夢中になるとは!」
年齢やタイミングによって反応が変わるのが特徴で、
「赤ちゃんの頃はピンとこなくても、大きくなってから急に夢中になる」
という声もよく見られます。



年齢やタイミングによって反応はさまざまですが、
「ハマった」という声が後から出てくることの多い絵本です。
もちろん、
「子どもがハマった」「赤ちゃんが夢中になっている!」
という声がある一方で、
反応が控えめだったり、ピンとこなかった
という感想も見られます。
😐「反応が控えめだった」という声
- 「子どもが無反応で終わった」
- 「内容がつかみにくく、どう読めばいいかわからなかった」
- 「表紙の印象と中身のギャップがある」
☹️「合わなかった」という声
- 「もっとハッピーでポップな絵本がよかった」
この絵本は、
「谷川俊太郎さんが書いている」
「赤ちゃん向けの絵本」
「人気のベストセラー」
といったイメージから、
読者それぞれの期待がふくらみやすい一冊でもあります。
その分、
「もっとわかりやすく楽しい展開を期待していた」
という声が出るのも、自然なことなんですよね。



初めて読んだとき、
もっと楽しい展開だけを期待しとったんかもしれんね。



実はこの「違和感」こそ健全な感覚なんです。
この“違和感”が出てくるのは、むしろ自然なこと。
次のパートでは、「わからない」と感じても大丈夫な理由を、もう少しだけ掘り下げてみます。
「わからない」と感じても大丈夫な理由
『もこ もこもこ』は、オノマトペだけで進む、とても不思議な絵本です。
読んでいて「なんだかよくわからないな」と感じるのは、
決してめずらしいことではありません。
でも実は、
「わからない」と感じること自体が、この絵本では問題にならない理由があります。
① 実は谷川俊太郎さんも「変な絵本」だと思っている
実はこの絵本、カバー表紙の内側に、
谷川俊太郎さん自身のこんなメッセージが書かれています。
もとながさんは、えかきのくせに、にんじゃのしそんで……
えほんもすこしへんなえほんになりました。
かぜをひかないように、きをつけてよんでね。
——谷川俊太郎『もこ もこもこ』より
作者自身が「ちょっとへんな絵本になった」と認めているんですね。
だからこそ、読んでみて
「変わっている」「よくわからない」と感じても、
それは間違いではありません。
むしろこの絵本は、
頭で意味を理解しようとせず、
感覚で受け止めるための絵本だと言えます。
生まれる → 育つ → 破裂する → そしてまた生まれる。
そんな流れを、説明ではなく
体感として味わうことが大切にされています。
② 赤ちゃんは「意味」より「感じたこと」を大切にしている
赤ちゃんは、
物語の意味を理解しながら絵本を読んでいるわけではありません。
色の変化や形の動き、音の響きやリズムを、
そのまま受け取っています。
だからこそ、
大人が「よくわからない」と感じる展開でも、
赤ちゃんにとっては
「何かが起きている」その体験自体が楽しい時間になります。
『もこ もこもこ』は、
理解しなくても、
説明できなくても、
見て・聞いて・感じるだけで成立する絵本。
そのため
「意味がわからない」という感覚は、
赤ちゃんにとっては問題になりにくいのです。
絵本との出会いは、人との出会いと少し似ています。
最初はピンとこなくても、
何度か触れるうちに
「なんだか気になる」「もう一回読んでみたい」
そんな瞬間が、ふと訪れることもあります。
もし「合わなかったかも」と感じて手放そうか迷っているなら、
もう一度、どこかのタイミングでページを開いてみる。
そんなふうに、
少し距離を置いて付き合うのも、ひとつの選択です。
図書館では気づけない「最後のもこ」が教えてくれること
さらに、もうひとつ。
『もこ もこもこ』は、図書館で借りるのももちろんいいのですが、
おうちで持っているからこそ気づける、大切な仕掛けがあります。
それが、
カバー表紙の内側に描かれている
最後の「もこ」です。
物語の中では、
ふくらみきった「もこ」が破裂して、
それで終わったように見えます。
でも、カバー裏をそっと開いてみると、
その世界に、また新しい“もこ”が
ふわっと生まれているのです。
実は以前、図書館であらためて手に取ったときに、
この大事な部分がカバーをテープで固定されていて、
見られなかったことがありました。
──終わりではなく、もう一度はじまりへ。
この絵本が伝えようとしている
「再生のよろこび」を受け取れるかどうかは、
この最後の「もこ」に出会えるかどうかに、かかっているように思います。
もし、近所の図書館の絵本が
カバーをテープで留められているようなら、
一度、手元に置くことも検討してみてほしいです。
だからこそ、
今はあまり反応がなくても、
そっと本棚に置いておいてほしい一冊。
ある日ふと手に取ったとき、
この「最後のもこ」が、
物語の印象を、がらりと変えてくれるかもしれません。
読み方の工夫
「もっとハッピーでポップな絵本がよかった」という声もあります。
たしかに、可愛らしい表紙とは裏腹に、展開が急に変わる場面は大人が少しびっくりすることも。
でも、最後に“また生まれる”流れがあることで、読み終わるころにはふっと安心感が残ります。
読み方の工夫
- 「ためてためて……『もこ!』」と声に抑揚をつける。
- 膨らむ場面は勢いよく「モコモコモコモコ!」と早口で。
- 小さい声、大きい声、低い声、高い声…いろんな声色を試してみる。
抽象的だからこそ、読み手の声が絵本の世界をつくります。
少しでもこの絵本が、お子さんと心を開き合う「友だち」のような存在になってくれたらうれしいです🐭。
まとめ|『もこ もこもこ』は、ことばと感覚で楽しむ“育つ”絵本
『もこ もこもこ』は、はっきりした色、不思議な形、リズムのあるオノマトペ――
どれもが子どもの五感を刺激し、想像力や感情の芽をそっと育ててくれる絵本です。
ストーリーがないからこそ自由に感じられる世界、
予測できない展開のなかに生まれるドキドキと安心感、
そして何度読んでも新しい発見がある不思議な魅力。
好みによって最初はピンとこないこともあるかもしれませんが、
それでもふとしたときに、親子で出会い直せる絵本のひとつです。
今すぐハマらなくても大丈夫。
「今はまだ早かっただけかもしれない」と思えることも、
この絵本のやさしさのひとつだと思います。
図書館で出会った方も多いと思いますが、
カバー裏の“仕掛け”や繰り返し読む楽しさをじっくり味わいたいなら、やはり手元に一冊置いておくのがおすすめです。
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