雨が続くと部屋はじめじめ…実は、子どもの大切な絵本が“カビ”の危険にさらされています。特に梅雨・押し入れ・床置きは要注意!
今回は 絵本をカビから守る収納法 を、原因から具体的な対策までわかりやすく解説します📚✨

なぜ絵本はカビやすいの?
絵本は「紙」でできており、湿気を吸いやすい素材。カビが好む三大条件は次のとおりです。
カビが好む条件(カビの三大条件)はコレ!
条件 | 内容 |
---|---|
湿度 | 60%以上(特に70%超で急激に繁殖) |
温度 | 20〜30℃(人が快適と感じる温度と同じ) |
栄養 | 紙・ホコリ・皮脂など |
温度は「快適だな〜」と感じるくらいの室温。
では 湿度60%ってどんな状態? というと…
💡 湿度60%以上の状態とは・・
- 部屋干しの洗濯物がなかなか乾かず、生乾き臭が出やすい
- 窓やサッシに結露が出る
- 布団やベッドがしっとり重く感じる
- 押し入れを開けるとムワッとしたにおいがする

つまり「なんだかジメジメしてるな…」と感じるときは、すでに湿度60%を超えている可能性大です。
この状態が続くと、絵本のカビ繁殖ゾーンに突入してしまいます⚠️
カビると本てどうなるの?


絵本や本にカビが生えると、見た目が悪くなるだけでなく、健康や他の本にも影響を及ぼします。主な症状は次のとおりです。
1.見た目の劣化
- 表紙やページに 茶色・黒・緑の斑点 が出る
- ページ同士がくっついて開きにくくなる
- 紙がもろくなり、破れやすくなる



カビは紙を分解する酵素を出すため、進行すると本自体の強度も下がります。
2.においの問題
- 「地下室のような湿ったにおい」が漂う
- 本棚全体ににおいが移り、他の本にも広がる



じゃけぇ、一度カビ臭がつくと、消すのが大変なんよ
3.健康への影響
- カビの胞子が空気中に舞うと、吸い込んで アレルギー・喘息・皮膚炎 の原因に
- 特に免疫力の弱い子どもや高齢者にリスク大
さらに、本棚の1冊にカビが生えると、湿度が高い環境では あっという間に他の本へ感染 してしまいます。
👉 つまり、カビは「見た目」「におい」「健康」にまで悪影響を与える大敵。
早めの対策と日常の湿度管理が重要です。
カビ防止対策1:絵本を上手に収納する


絵本をカビから守るいちばんのポイントは、風通しをよくして湿気をためないことです。
まず注意したいのが「詰め込みすぎ」。
本をぎゅうぎゅうに並べてしまうと空気が通らず、湿気がこもってしまいます。ちょっと余裕をもたせて並べるだけでも効果あり。月に一度くらいは本を少しずらして“風を入れてあげる”のもおすすめです。
そして置き場所。
押し入れの奥や窓際、床への直置きは湿気がこもりやすく、カビの大好物なんです…。
そこで我が家でも意識している収納の工夫はこんな感じ👇
- 本棚は壁から5cmほど離して設置(空気の通り道をつくる)
- 本棚の裏にすのこや除湿シートを敷いて湿気対策
- 子どもの絵本棚は床から少し高さを出す



子どもが自分で取り出しやすい高さに置いてあげると、「読んだら戻す」が自然にできるようになります。収納としつけ、両方に効いて一石二鳥ですよ✨
カビ防止対策2:カビを防ぐ本棚選びをする


本棚の構造や素材によっても「カビに強い・弱い」があります。
せっかく収納を工夫しても、本棚自体が湿気をためやすいと効果は半減…。
そこで、カビ対策におすすめの本棚タイプを表にまとめました👇
カビ対策におすすめの本棚タイプ
タイプ | 特徴 | 向いている人 |
---|---|---|
オープンラック(背板なし) | 通気性抜群 | 湿気の多い部屋に置く人 |
ガラス扉付き本棚 | 見せる収納+ホコリ防止 | 書斎やリビングで使いたい人 |
防湿・防カビ加工素材の家具 | 加工済みで安心 | 湿度の高い地域や賃貸住まい |
スチール製本棚 | 金属で湿気に強い | シンプル・インダストリアル好み |
どうしてもカビやすい環境に置く場合は、素材や構造にこだわるのも有効です。
- 防湿・低湿書庫(法人向け)
図書館や研究室で使われているプロ仕様の保管庫。価格は高めですが、確実に湿度をコントロールできます。 - 桐製の書棚
桐は湿度を調整する性質があり、昔から和室のタンスに使われてきました。調湿効果があるので、本の保存にもぴったり。
おすすめの本棚
実際に「どんな本棚を選べばいいの?」と迷う方のために、
カビ防止の視点からおすすめできるタイプを紹介します📚✨
平置きできる本棚
小さな子どもがいるご家庭では、ガラス扉はぶつかってしまうと危険。
安全面を考えるなら、平面置きできる本棚がおすすめです。
子どもが自分で絵本を出し入れしやすいので、片づけ習慣も身につきます。


桐材の積み上げ型本棚
桐材は湿度を調整する性質があり、昔からタンスに使われてきました。ボックス型を積み重ねるタイプなら、部屋のスペースや本の量に合わせて自由にレイアウトできます。


スチール製のブックラック
湿気に強く、シンプルで丈夫。上下を分けて使えるタイプなら、子ども用と大人用で収納を分けられて便利です。
回転式の本棚
限られたスペースを有効に使いたいときに便利。くるっと回すだけで好きな本が取り出せて、見た目も楽しい収納になります。


無印良品のオープンシェルフ
本棚として作られてはいませんが、通気性が良くシンプルなデザインで使いやすいのが魅力。
仕切りを工夫すれば絵本もすっきり収まります。
どんな部屋にも合わせやすく、収納を兼ねたインテリアとしても活躍します。


カビ防止対策3:除湿機を使う


本や絵本を守るうえで、やっぱり頼りになるのが 除湿機。
特に梅雨や雨が続く季節は、湿度コントロールが最も大事な防カビ対策です。
除湿機のメリット
- 湿度を50%前後に保って、カビの繁殖をストップ
- 紙の波打ちや表紙の反りを防げる
- 本棚まわりに湿気がこもらず、空気も快適に
- カビ臭や胞子の拡散を抑えて、健康面でも安心



絵本だけじゃなく、部屋全体がすっきり快適になるのもうれしいポイントです。
\ 除湿機を使うときのポイントは? /
項目 | 説明 |
---|---|
使用場所 | 本棚のある部屋、押し入れ、クローゼットなど湿気がこもりやすい場所 |
湿度設定 | 40〜50%がおすすめ(60%を超えないように) |
タイマー運転 | 常時稼働でなくても、タイマーや湿度センサー付きタイプが便利 |
静音タイプ | 寝室や書斎なら静音モデルがおすすめ |
おすすめの除湿機
除湿機は各メーカーから色々出ていますが、部屋の広さや使い方に合ったモデルを選ぶことが大切です。
- 静音&コンパクトタイプ → 寝室や子ども部屋に
- 衣類乾燥モード付き → 梅雨や花粉の時期にも活躍
- 大容量タンク&キャスター付き → 本棚や押し入れをまとめて除湿
ナカトミ 除湿機(業務用でも使われるメーカー)
ナカトミは、工場や倉庫・図書館などでも使われている実績あるメーカー。
パワフルな除湿力で、本の保存にも安心です。
家庭用サイズから大容量モデルまで展開していて、「しっかり湿気対策したい人」におすすめです。


山善 コンプレッサー式(スタイリッシュ多機能タイプ)
リビングにもなじむシンプルデザイン。
除湿モード・衣類乾燥モード・自動停止など機能が充実していて、「普段使いしながら絵本のカビ対策」ができます。
電気代が抑えられるコンプレッサー式なので、梅雨〜夏場に特におすすめ。


cado ROOT7200(キャスター付き・デザイン重視タイプ)
インテリアにこだわる人に人気のおしゃれなモデル。
キャスター付きで移動もラクにでき、部屋の雰囲気を壊さず置けるのが魅力です。
ただし、価格が高めで運転音も大きいというデメリットもあるので、その点を理解したうえで選ぶと満足度が高い一台です。


Teliser 小型除湿機(コンパクトタイプ)
1000mlの小型タンクで、本棚や押入れなどピンポイントで湿気を取りたいときに便利。
ペルチェ式で静音性が高く、夜でも使いやすいのが魅力です。
ただし、大きな部屋を一気に除湿するにはパワー不足。あくまで「補助的な除湿」として取り入れると◎。





可動式タイプは、タンクの水を捨てるときや掃除のときに便利です。
ただし、カビがすでにある本に直接風を当てるのはNG。胞子が飛び散ってほかの本に広がる可能性があります。
\ すでにできてしまったカビ対策は、こちらの記事で詳しく解説しています /


カビ防止対策4:本が多い人は「除湿機+除湿剤」のダブル使い


本の量が多いと、湿気対策も一工夫が必要です。
部屋全体は除湿機、本棚や箱の中は除湿剤、このダブル使いが効果的!
- 本棚の隅に置くなら → シリカゲルや炭タイプの除湿剤
- 無臭タイプを選べば、絵本ににおい移りの心配もなし
おすすめの除湿剤
本棚の裏に入れるタイプ
本の変色や裏側のカビを防止。設置・交換が簡単。


本棚用除湿シート
棚の上に敷くだけ。シートの色が変わって交換時期がわかるので便利です。





この本棚用除湿シートは交換時期がくるとピンクからグレーに色が変わるので目安がわかりやすいので助かっています。
カビ防止対策5:クリアボックスに収納する場合は通気性を確保!
「本棚に入りきらない!」というときに便利なのがクリアボックス。
ただし、密閉しすぎは逆効果で湿気がこもりやすいので注意です。
- 中に乾燥剤を一緒に入れる
- 定期的にフタを開けて空気を入れ替える
- 湿度計付きなら中の状態を確認できて安心


収納ボックスのフタまわりには発泡ポリエチレンやシリコンゴムが使われ、密閉性を高めています。
さらにフタ部分に乾燥剤が仕込まれているので、湿気をしっかりシャットアウト。



付属の湿度計をセットすれば、中の乾燥状態がひと目で確認できるので、わざわざフタを開けなくてもチェックできます。
🧽 プラスα:掃除のコツ
力んでゴシゴシ拭かなくても大丈夫。
ホコリをためないことと、湿度を見ておくこと、この2つだけでもカビ対策になります。
項目 | 頻度 | 方法 |
---|---|---|
絵本の表紙のホコリ取り | 月1回 | はたきやハンディモップでサッと払う |
湿度チェック | 雨の日・梅雨時 | 湿度計を見て60%を超えないよう注意 |
除湿剤交換 | 3か月ごと | 使用状況に応じて調整 |



「今日は雨だな」と思ったときに湿度計を見るだけでOK。
負担が少ないからこそ、習慣にしやすいですよ。


絵本の断捨離をしよう
密集した本棚はカビの温床になりやすいもの。
ギュウギュウに詰まっていると空気が流れず、湿気がこもりやすくなります。
管理できる量に抑えることで掃除もラクになり、本の状態も良く保てます。
\ 手放すときの選択肢 /
- 宅配買取サービスを利用する
- デジタル化してデータで残す
- 図書館や子育て支援施設に寄付する
ネットオフのメリット
「手間をかけずに整理したい!」という方に人気なのが ネットオフの宅配買取。
- 自宅で完結(申込→集荷→査定→入金まで)
- 送料・手数料・集荷費用すべて無料
- 希望すればダンボールも無料提供(最大6箱まで)
- 査定後、最短2日で入金
- 安心の価格保証制度あり
- 本だけでなく、DVD・ゲーム・フィギュア・ブランド品など幅広く対応
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まとめ
絵本をカビから守るポイントはシンプル。
- 湿度が60%を超えないように気をつける
- 本棚は詰め込みすぎず、風通しをよくする
- 除湿機や除湿剤を上手に組み合わせる
- 雨の日は湿度計をチェックする
- 管理できる量に断捨離して、本棚に余裕をつくる
ほんの少しの工夫で、絵本はぐっと長持ちします。
子どもが大きくなってからも「この本、カビくさくなっちゃった…」とならないように、今からできることを習慣にしていきましょう。
絵本は子どもの成長といっしょに思い出を刻む、大切な宝物。
カビ知らずの環境をつくって、安心して長く楽しんでくださいね📚✨