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この虫なに?子どもと”みちみちみつけた”地味な虫たち|図鑑で調べてみました

子どもと散歩していると、道ばたや庭のすみっこ、公園のフェンスの裏などに、小さくて地味な虫たちがひょっこり顔を出します。

「この虫、なに?」「どこに載ってるの?」
——そう聞かれても、すぐに答えられない虫って、意外と多いんですよね。

派手なチョウやカブトムシなら図鑑でもすぐ見つかりますが、
脚がいっぱいの小さな虫、ピョンと跳ねる緑の虫、丸まるのにダンゴムシじゃないやつ……。

この記事では、わが家の子どもが実際に見つけた「地味だけど気になる虫たち」を、

  • どこで見つけたか
  • どの図鑑に載っていたか

などとあわせて一覧でご紹介します。

名前がわからない虫を親子でいっしょに調べる時間は、
図鑑を使った家庭学習の第一歩としてもぴったり。
同じように「この虫なに?」と思った方の参考になればうれしいです。🪲 はじめに|その虫、なんて名前?

子どもと散歩をしていると、ちいさな虫たちが目にとまること、ありませんか?

葉っぱのうらにひそんでいたり、土の上をすばやく動いていたり。
いかにも「虫!」という見た目ではなくて、ちょっと地味で目立たない虫たち。
でも、そういう虫に限って、子どもが夢中になったりしますよね。

「この虫、なに?」
「ダンゴムシじゃないけど、丸くなるよ?」
「どの図鑑に載ってる?」

——そうやって、わが家では「わからない虫」をきっかけに、親子で図鑑をひらくようになりました。

🔍 わからない虫は、まずGoogleレンズで調べてみる

見つけた虫の名前がわからないとき、まずはスマホのカメラ機能や【Googleレンズ】で画像検索するようにしています。
ただし、似ている虫が表示されることもあるので、最終的には図鑑で確認するのがわが家のルールです。

\ Googleレンズのくわしい使い方はこちらで紹介しています /
👉 虫の名前の調べ方ガイド|写真やアプリで手早く検索

この「レンズでざっくり調べて→図鑑で確かめる」という流れが、子どもにとっても“自分で見つけて納得する”体験になっていて、学びの定着にもつながっています。

目次

🐜 🔍Googleレンズで出てきた名前を、図鑑でじっくり確認!|季節・場所・図鑑掲載リスト

虫に夢中のわが子が「これなに?」と聞くたびに、写真を撮って調べています。

触っても大丈夫なのか、ゴキブリの仲間じゃないか、においはするのか……気になるポイントはいつも同じ。

この記事では、わが家で実際に出会った虫たちをまとめてご紹介します。
どこで見つけたか、どの図鑑に載っていたかなども記録しているので、同じように気になった方の参考になればうれしいです。

ちなみにあらためて調べ直してみたら、思っていた以上にカメムシのなかまが多くてびっくりしました。

ネズミック

「えっ、これもカメムシ?」という感じで、ちょっと苦手意識もありつつ、図鑑を見てるうちに「なるほど…」と思えることも増えてきました!

🌸春に見つけた虫(3〜5月)

── いちばん多くの虫に出会える季節

寒さがゆるみ、いろんな虫たちが動きはじめる春。新しい命があちこちで見つかる、わくわくの季節です。

ヤマトシジミ

ヤマトシジミ1
ヤマトシジミ2
ヤマトシジミ1
ヤマトシジミ2
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【スライドあり】羽の表側は青色。裏側は白に黒の模様があります。

見た目見つけた時期天気
2cm程度
羽の表裏で色が違う
2025年5月曇りのち雨
/最高気温23℃
どこにいた?毒はある?掲載の図鑑
住宅街の植え込みの花なし学 研 LIVE
小学館 NEO
講談社MOVE
🔗
じぶんでよめる
こんちゅうずかん

📝特徴メモ

羽が表と裏でちがいます。幼虫は植物をたべたり、アブラムシのような小型の昆虫を食べたり、分泌液を舐めるものも。アリに口移しでえさをもらう蝶もいるそうです。


\ 📚️ヤマトシジミのちがい 3冊の図鑑でくらべたら? /

学研図鑑LIVE小学館図鑑NEO講談社MOVE
表示の
仕方
花に止まった状態の写真で
オス・メス・羽の表裏が見える
羽を開いた標本風の写真羽を開いた標本風の写真。
特徴的な情報斑点の付き方など
見分け方の解説あり。
季節による高温期・
低温期の羽の色の違い
オスメスがパッと見で
わかる表示
写真の印象生きた蝶ならではの
自然な姿
くっきり整った
見やすい写真
写真が大きく
印象に残りやすい
詳しくみる詳しく見る詳しく見る
助手・くつしたん

写真で見比べるなら学研、季節の違いまで知りたいなら小学館、ぱっと見で分類を確認するなら講談社——って感じじゃの!


オカダンゴムシ

見た目見つけた時期天気
黒いボディで節目がたくさんついている2025年4月晴れ時々曇り/
最高気温21℃
どこにいた?毒はある?掲載の図鑑
植込みの下の土のあたり。じめじめした日陰。なし学 研 LIVE
小学館 NEO
講談社MOVE
🔗じぶんでよめる

こんちゅうずかん

📝特徴メモ

  • 触覚のついた部分が頭で、お尻のような一節にたくさん節がついている部分が腹部、頭部と腹部の間はすべて胸部。
  • 模様が無いのがオスで、黄色い模様がついていたらメス
助手・くつしたん

土の中の落ち葉や虫の死骸を食べるけぇ、森がきれいになるんよ。見た目は地味じゃけど、ええ働きしとるんよ〜

\ 📚️ダンゴムシを飼うならどの図鑑がわかりやすい? /

学研図鑑LIVE小学館図鑑NEO講談社MOVE
写真がリアルで飼育方法も紹介されています。飼い方とあわせて、生態の解説も充実飼い方はなし。
森での役割がわかる。
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テントウムシ(ナミテントウ)

見た目見つけた時期天気
黒いボディに赤い斑点2025年5月曇り
/最高気温25℃
どこにいた?毒はある?掲載の図鑑
住宅街の植え込みの葉っぱの上なし学 研 LIVE
小学館 NEO
講談社MOVE

🔗じぶんでよめる

こんちゅうずかん

📝特徴メモ

いろいろな模様がある。アブラムシを食べるので、アブラムシのいる葉の近くで越冬して孵化する。

ネズミック

テントウムシは危険を感じると足の関節から黄色くて苦い液を出します。触る時はやさしくさわりましょうね。

\ 📚️テントウムシのちがい 3冊の図鑑でくらべたら? /

スクロールできます
学研図鑑LIVE小学館図鑑NEO講談社MOVE
種類数の
豊富さ
ナミテントウは3柄。
それ以外の種類は34種類。
ナミテントウは7柄。
それ以外のテントウムシは6種。
ナミテントウは6柄。
それ以外のテントウムシは6種。
写真の見え方生きたテントウムシを撮影。
目がはっきり見え、柄や足の黄色が鮮やかで動きも感じられる
黄色い足はやや茶色みがあり、
全体的に落ち着いた色味
黄色い足がより茶色く見え、
全体的にやや暗めの色調
生態の
解説量
やや小さめの写真・説明でコンパクトにまとまっている写真と解説がバランスよく配置され、くっきり見やすい2ページにわたる大きな写真と解説で、羽化・越冬・食事の様子などが迫力満点に紹介されている
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ニシキリギリス

キリギリス
見た目見つけた時期天気
触覚が長く
後ろ足が長い
2025年5月曇り一時雨
/最高気温25℃
どこにいた?毒はある?掲載の図鑑
歩道のフェンス近く。雑草が少量映えた所。なし学 研 LIVE

📝特徴メモ

脚の裏が粘着するのか、昆虫ケースで飼うと元気なうちはケースの横や天井などにも張り付いた。雑食で虫や植物を食べる。成虫の寿命は2〜3ヶ月程度。

ネズミック

自宅で飼っていたときは、きゅうりや玉ねぎ、小松菜や鰹節なども好んで食べてくれました。

※キリギリスの表記では『小学館』『講談社』『じぶんでよめる〜』の3図鑑にも掲載されています。


ヨモギハムシ

ヨモギハムシ
見た目見つけた時期天気
体が小さく粒状。1cm弱。2024年5月晴れ
/最高気温24℃
どこにいた?毒はある?掲載の図鑑
公園の壁の上なし。大量発生すると植物への害あり。学 研 LIVE
小学館 NEO
講談社MOVE

📝特徴メモ

幼虫も成虫も植物の葉や茎、根を食べる。

\ 📚️「ヨモギハムシ」を3冊の図鑑で見比べたら? /

学研図鑑LIVE小学館図鑑NEO講談社MOVE
写真の
見え方
黄金色の個体。
青色の個体もいると注釈あり。
青色の個体のみライトの影響?
黄金色か黒か
わからない
生態の解説よもぎの葉を食べる。
幼虫は根を食べる。
幼虫も成虫も
根・葉・茎を食べる。
ほとんどとばない。
よもぎの葉を食べる。
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ネズミック

NEOは「飛ばない」という情報があったので、どこかへ逃げる心配が少なそう。飼育のヒントにもなりますね。


孵化直後のキマダラカメムシの幼虫

キマダラカメムシの幼虫
見た目見つけた時期天気
鮮やかなオレンジと黒の模様。カプセルのような卵2025年5月晴れ
/最高気温25℃
どこにいた?毒はある?掲載の図鑑
公園の
桜の葉の裏
毒性はないが刺激をすると幼虫、成虫ともに刺激臭あり。学 研 LIVE

📝特徴メモ

サクラ類の気を好むカメムシ。成虫は平たい黄まだらな柄が特徴。孵化直後は写真のように集団でしばらく暮らすそうです。


セマダラコガネ

セマダラコガネ1
セマダラコガネ2
セマダラコガネ3
セマダラコガネ1
セマダラコガネ2
セマダラコガネ3
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【スライドあり】2022年2023年2025年にみつけた3種のセマダラコガネ。それぞれ色や柄が違います。

見た目見つけた時期天気
丸みがあって、背中にまだら模様2022〜2025年
いずれも6月
曇り
/最高気温19℃
どこにいた?毒はある?掲載の図鑑
ベランダなし(人に害はないが芝の根や野菜の葉の食害あり)学 研 LIVE
小学館 NEO

講談社MOVE

📝特徴メモ

光沢のあるコガネムシが多いなかでこの種類は背中の模様がまだらな種類でした。ベランダに遊びに来てました。

\ 📚️「セマダラコガネ」を3冊の図鑑で比べたら? /

学研図鑑LIVE小学館図鑑NEO講談社MOVE
セマダラコガネ1セマダラコガネセマダラコガネ
(掲載なし)
セマダラコガネ2セマダラコガネ
(掲載なし)
ヒメコブスジコガネ?
セマダラコガネ3セマダラコガネナガチャコガネ?
(掲載なし)
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助手・くつしたん

図鑑によって同じ虫でも載せ方はいろいろなんじゃの!


ニレハムシ

ニレハムシ
見た目見つけた時期天気
6mm程度
薄黄色く、触覚が数珠状
2025年5月晴れ
/最高気温25℃
どこにいた?毒はある?掲載の図鑑
公園の葉の上なし学 研 LIVE

📝特徴メモ

葉を食べるコウチュウ。ニレやけやきを好んで食べる。


ソラマメヒゲナガアブラムシ

見た目見つけた時期天気
緑色で小さく粒状の群れ2025年5月晴れ
/最高気温25℃
どこにいた?毒はある?掲載の図鑑
公園のエンドウのさやのような雑草の上なし学 研 LIVE
小学館 NEO

講談社MOVE

📝特徴メモ

テントウムシの好物アブラムシ。このアブラムシがいる植込みのそばの木に大量にテントウムシの幼虫や成虫がいた。

\ 📚️「ソラマメヒゲナガアブラムシ」を3冊の図鑑で見比べたら? /

学研図鑑LIVE小学館図鑑NEO講談社MOVE
生態の説明羽のあるものと無いものがいることを、わかりやすく説明
・夏はメスだけで子どもをどんどん生む
・秋になるとオスが出てきて、たまごをうむ
・「虫こぶ」でくらす種類も紹介
・ナナホシテントウの観察ページに登場。
「ソラマメヒゲナガアブラムシが幼虫をうむ様子も観察できるよ」と紹介。
くわしい説明はなし。
・アブラムシとアリの共生関係を大きく紹介
・春夏はメスだけで幼虫を産み、秋には羽のあるオスが出現→交尾して卵を産むと説明。
ただし情報は少なめ
写真の特徴
・構成
たくさんのアブラムシの写真を、小さくきれいにまとめていて見わけやすい・観察をうながす導入として少しだけ登場。
・アブラムシの生態は、別のページで紹介。
アリとアブラムシの共生を迫力ある写真で解説。自然ドキュメンタリー風の構成が特徴的
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スナゴミムシダマシ

見た目見つけた時期天気
10mm程度

2025年5月晴れ
/最高気温21℃
どこにいた?毒はある?掲載の図鑑
公園の砂地不明学 研 LIVE
小学館 NEO

講談社MOVE

📝特徴メモ

ゴミムシダマシのなかまで、枯れ木やきのこ、生き物の死体や花粉、種子など雑食の虫。

\ 📚️「スナゴミムシダマシ」を3冊の図鑑で見比べたら? /

学研図鑑LIVE小学館図鑑NEO講談社MOVE
生態の解説森の中の枯れ木やきのこ、動物の死体、花粉、種などを食べる。森林でよく見られる。腐った植物や動物のほか、穀物も食べる。枯れ草や落ち葉の下にいる。さわるといやなにおいがする。砂地の石の下にすんでいる。
詳しくみる詳しく見る詳しく見る
助手・くつしたん

それぞれ住んでいる場所や食べものの情報がちがうので、図鑑で見比べるとおもしろいの!


ホソヘリカメムシ

ホソヘリカメムシ
見た目見つけた時期天気
細長く触覚が
長く茶色っぽい
2025年5月晴れ
/最高気温21℃
どこにいた?毒はある?掲載の図鑑
住宅街の植え込の葉の上なし(人に害はないが農業被害あり)学 研 LIVE
小学館 NEO
講談社MOVE

📝特徴メモ

カメムシのなかまだけど、においは感じなかった
驚くと「くさいにおい」を出すらしい
幼虫はアリにそっくりな姿をしている。
マメ科の葉が好きで農業では害虫として被害があるようです。

\ 📚️「ホソヘリカメムシ」を3冊の図鑑で見比べたら? /

学研図鑑LIVE小学館図鑑NEO講談社MOVE
生態の解説いろいろな植物につく害虫。幼虫がアリににていると紹介。マメやイネなどの植物につく害虫。成虫はハチに、幼虫はアリににている。成虫のまま冬をこす。ダイズやイネなどの害虫。飛び立つとき、バンザイしているように見えると紹介。
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ネズミック

アリに見える幼虫や、ハチみたいに飛ぶ成虫など、図鑑ごとにちがう“見え方”が楽しめるよ!

☀️ 夏に見つけた虫(6〜8月)

── 大きめ&インパクトのある虫が登場!

この時期は活動量が多いぶん、存在感のある虫たちに出会えるチャンスも増加
クロカミキリやオニヤンマなど、迫力ある姿に「おぉ!」と声が出た夏でした。


ウメエダシャク

ウメエダシャク羽を広げたところ
ウメエダシャク
ウメエダシャク2
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見た目見つけた時期天気
アゲハのような黒と白の模様
3cmほど
2025年6月曇り時々晴れ
/最高気温30℃
どこにいた?毒はある?掲載の図鑑
公園あるが人間の被害はない。
※毒があるので鳥は食べない。
学 研 LIVE

📝特徴メモ

幼虫はシャクトリムシ。シャクガの仲間。日中にゆっくり飛び回るので子どもでもつかまえやすい。梅や桃の葉を食べる。


ホソクビツユムシ

見た目見つけた時期天気
触覚と足が
異様に長い
2025年6月晴れ
/最高気温37℃
どこにいた?毒はある?掲載の図鑑
山地の近隣のコンビニの壁なし学 研 LIVE
小学館 NEO

📝特徴メモ

ブナの葉を好むツユムシ科ツーツーツーチキッと鳴くらしい。


オオオサムシ

見た目見つけた時期天気
5cm程度
黒いツヤのある細長い体。
2025年6月晴れ
/最高気温37℃
どこにいた?毒はある?掲載の図鑑
山間部の
枯れ枝のそば
刺激臭のある液を出すことがある学 研 LIVE
小学館 NEO
講談社MOVE

📝特徴メモ

夜行性で肉食。飛べないが、すばやく走る。ナメクジやミミズを食べる。驚くと臭い液を出すことがある。

ネズミック

夜に活動するはずのオオオサムシ。でも見つけたのはまさかの37℃の昼間!暑さでうろうろしていたのかも?

\ 📚️「オオオサムシ」を3冊の図鑑で見比べたら? /

学研図鑑LIVE小学館図鑑NEO講談社MOVE
生態の解説日本にしかいない。アオオサムシのなかまの中でいちばん大きい。ミミズを食べる。森の地面にすんでいて、ミミズなどを食べる。おとなのまま冬をこす。ミミズなどを食べて、おとなのまま冬をこす。
詳しくみる詳しく見る詳しく見る
助手・くつしたん

森の地面でくらすハンター!冬も成虫のままじっとこらえとるんよ〜

🔍 急に出会った虫の正体もすぐ確認!
\ 持ち運びにぴったりなポケット図鑑はこちら /

オサムシ科は、危険を感じると おしりから においの強い液体やガスをふき出します。なかには、すっぱいにおいの高温ガスを出すものもいます。むこうから襲ってくることはないけど、自分からさわらないように気をつけよう。



ミヤマクワガタ

見た目見つけた時期天気
アゴが長くて耳状の突起があるクワガタ2025年6月晴れ
/最高気温37℃
どこにいた?毒はある?掲載の図鑑
山間部の
枯れ枝のそば
なし学 研 LIVE
小学館 NEO
講談社MOVE

🔗じぶんでよめる

こんちゅうずかん

📝特徴メモ

平地から山地にかけて広い標高の広葉樹林に集まる。昼夜時間問わず樹液に集まる。

ネズミック

ミヤマクワガタの成虫は、寿命がおよそ2〜3ヶ月といわれています。
そのためか、日中も活動と休息を細かく繰り返しているようで、昼間観察するとじっとして動かないことも。弱っているように見えて、ただ休んでいるだけということも多いようです。

\ 📚️「ミヤマクワガタ」を3冊の図鑑で見比べたら? /

学研図鑑LIVE小学館図鑑NEO講談社MOVE
特徴の記載・基本型、エゾ型、フジ型の違いを紹介
・平地〜山地に幅広く分布
昼間も活動し樹液に集まる。特になし
生態の解説昼夜問わず樹液に集まる昼間も活動し樹液に集まる。特になし(記載は簡易)
その他の情報♂♀平均体長/成虫が見られる時期/分布/食べ物♂♀平均体長/成虫が見られる時期/分布♂♀平均体長/成虫が見られる時期/分布
詳しくみる詳しく見る詳しく見る
助手・くつしたん

LIVEはミヤマクワガタの違いまで紹介されとって、見比べるのがおもしろいんよ〜!


クロカミキリ

見た目見つけた時期天気
黒く細長い体。触覚が数珠状。2cm程2022年6月曇り
/最高気温28℃
どこにいた?毒はある?掲載の図鑑
マンションの渡り廊下なし学 研 LIVE
小学館 NEO
講談社MOVE

📝特徴メモ

松林などに多く生息する虫。クワガタに間違えられやすい虫。

\ 📚️クロカミキリのちがい 3冊の図鑑でくらべたら? /

学研図鑑LIVE小学館図鑑NEO講談社MOVE
生態の
解説
・マツ林に多く見られる
・明かりに飛んでくる。
・夜行性・夜行性で明かりに集まる。
・幼虫はアカマツなどを食べる。
特徴的な
記載
・クワガタと間違えられる。(記載少なめ)・成虫・幼虫それぞれの特徴に言及あり
詳しくみる詳しく見る詳しく見る
助手・くつしたん

クワガタかと思ったら、カミキリムシじゃった!見た目にびっくりするけど、図鑑を見比べると違いがよくわかるんよ〜


ウズラカメムシ

ウズラカメムシ
見た目見つけた時期天気
ひまわりの種みたい。2025年6月晴れ
/最高気温30℃
どこにいた?毒はある?掲載の図鑑
植え込み近くの塀の上なし学 研 LIVE
小学館 NEO
講談社MOVE

📝特徴メモ

カメムシだけど触っても匂いはありませんでした。8mm程度の小さな種みたいでした。

\ 📚️ウズラカメムシのちがい 3冊の図鑑でくらべたら? /

学研図鑑LIVE小学館図鑑NEO講談社MOVE
生態の
解説
・イネ科の草地にすむ。
・エノコログサ、ススキなどに寄生
・成虫で越冬
・エノコログサなどイネ科の
植物に集まる
特記・特徴的な記載腸内に共生細菌がいないと成長・繁殖ができない
・山間部で秋に家に侵入→洗濯は部屋干しがおすすめ
・メスが卵・幼虫を体で覆って守る
・集合フェロモンで幼虫が集まる。
・一部地域(南アフリカなど)ではカメムシを加熱して食用にしている
詳しくみる詳しく見る詳しく見る
助手・くつしたん

見た目は地味でも、実は子どもを守ったり、仲間と集まったりと忙しい虫。秋になると山間部の家にもおじゃまするらしいけぇ、注意がいるかもね〜


ナガフトヒゲナガゾウムシ

ナガフトヒゲナガゾウムシ
見た目見つけた時期天気
細長く触覚が
数珠状。茶色い模様もある
2025年6月
/最高気温30℃
どこにいた?毒はある?掲載の図鑑
マンションの壁なし学 研 LIVE
講談社MOVE

📝特徴メモ

外来種でここ40年くらいで日本でみかけるようになった。多くは山地にすみ、ナラ材などの枯れ木を食べる。

オニヤンマ

見た目見つけた時期天気
体調8cm程?
複眼が緑色で黄色と黒の縞模様が並ぶ
2023年7月晴れ
/最高気温32℃
どこにいた?毒はある?掲載の図鑑
マンションエントランスの天井なし学 研 LIVE
小学館 NEO
講談社MOVE

🔗じぶんでよめる

こんちゅうずかん

📝特徴メモ

たまたまマンション内に入り込んでしまっていた。普段天井を見上げないけれど大きいので目立っていた。

\ 📚️オニヤンマのちがい 3冊の図鑑でくらべたら? /

学研図鑑LIVE小学館図鑑NEO講談社MOVE
生息
環境
平地〜山地
の小川
山地から平地まで、小さくゆるやかな「流れ」に発生川や水辺に近い道
行動の特徴オスは林道などをパトロール飛行オスは直線的なルート
を往復飛行
道の上を飛ぶ
産卵の特徴メスは泥底に腹部を差し入れて産卵メスは上下に
飛びながら産卵
その他の情報黄色い斑紋が等間隔にならぶ日本最大のトンボ後羽が大きく飛ぶときの特徴になる、日本最大のトンボ
詳しくみる詳しく見る詳しく見る
助手・くつしたん

すーっと飛んでる姿、かっこええじゃろ? 山道で出会えたらラッキーじゃ〜!

🍂 秋に見つけた虫(9〜11月)

── ひっそり暮らす虫を見つける静かな楽しみ

虫が少しずつ減っていく秋。じっと葉のかげにひそむ虫たちに、そっと出会えるシーズンです。

ショウリョウバッタ

見た目見つけた時期天気
鮮やかな黄緑。バッタの中でも細長い2022年9月曇り時々雨
/最高気温32℃
どこにいた?毒はある?掲載の図鑑
開けた草地なし学 研 LIVE
小学館 NEO
講談社MOVE

🔗じぶんでよめる

こんちゅうずかん

📝特徴メモ

山口県の佐波川SA脇の草地にトノサマバッタなどいろんな種のバッタのなかにいた。

\ 📚️ショウリョウバッタのちがい 3冊の図鑑でくらべたら? /

学研図鑑LIVE小学館図鑑NEO講談社MOVE
生息地・環境記載なし(※草原生息は前提)明るい草原平地のイネ科の植物が生えた草原
飛び方・鳴き声オスは飛ぶとき「チキチキ」と
鳴くため「チキチキバッタ」とも呼ばれる。
高く跳ねるが遠くまで飛べない。
前ばねと後ろ足で「キチキチ」と鳴く飛ぶ時に「キチキチ」と鳴く
特徴補足メスのほうが大きい
触角は褐色
オンブバッタとの見分けは顔
特になし特になし
詳しくみる詳しく見る詳しく見る
助手・くつしたん

「チキチキ」なんか「キチキチ」なんか、どっちなんじゃ〜!
……思わずツッコミたくなるけど、図鑑によって表現がちがうのもおもしろいよね。
一番くわしいのは学研LIVE!メスの方がでっかいとか、オンブバッタとの見分け方まで書いとるんよ〜。

トノサマバッタ

見た目見つけた時期天気
鮮やかな黄緑色。複眼が大きい。2022年9月曇り時々雨/最高気温32℃
どこにいた?毒はある?掲載の図鑑
開けた草地なし学 研 LIVE
小学館 NEO
講談社MOVE

🔗じぶんでよめる

こんちゅうずかん

📝特徴メモ

山口県の佐波川SA脇の草地に大量に飛んでいた。

\ 📚️トノサマバッタのちがい 3冊の図鑑でくらべたら? /

スクロールできます
学研図鑑LIVE小学館図鑑NEO講談社MOVE
生態・特徴の説明開けた草地に多く、
人が近づくとすぐ飛んで逃げる
川原などの草原にすみ、飛ぶ力が強い河原などのイネ科植物
が生える荒地にすむ
おもしろ注釈・ポイント「シュシュシュシュシュ…」と鳴く/頭のうしろが平ら特記なし(比較的シンプル昼と夜で複眼の色が変わる/耳の位置/オスとメスのしりの向きの違い/鬼門の紹介あり
詳しくみる詳しく見る詳しく見る
助手・くつしたん

トノサマバッタ、飛ぶのも鳴くのも迫力じゃけぇ逃げ足が速いんよ!
MOVEの「しりの先が上向きじゃ下向きじゃ」って説明、妙にリアルで笑うたわ〜。耳の場所までわかるなんて、ほんま詳しすぎじゃろ!


オオカマキリ

見た目見つけた時期天気
10cm程の大きなカマキリ2023年11月晴れ
/最高気温25℃
どこにいた?毒はある?掲載の図鑑
車のボンネットの上なし学 研 LIVE
小学館 NEO
講談社MOVE

🔗じぶんでよめる

こんちゅうずかん

📝特徴メモ

昆虫だけでなく小動物も食べるようだ。

\ 📚️オオカマキリのちがい 3冊の図鑑でくらべたら? /

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学研図鑑LIVE小学館図鑑NEO講談社MOVE
特徴・
生態
・昆虫だけでなく小動物(トカゲ・小鳥など)も食べる
・幼虫や卵の写真、交尾の写真もあり
・育ち方や体のつくりを解説
・昼と夜で目の色が変わる
(昼:緑、夜:黒)
・林や草原にすむ
・威嚇のポーズや育ち方の写真あり
・前足のつけ根はうすい黄色、後ろばねはむらさき色
・草むらで待ちぶせするハンター
・オスはメスより小さく茶色っぽい
・キアゲハを捕まえる写真あり
・交尾中にメスがオスを襲うことがある(解説付き)
詳しくみる詳しく見る詳しく見る
ネズミック

オスのほうが小さくて、交尾中に食べられちゃう話…ほんとに自然界ってドラマチック


アゲハの幼虫

見た目見つけた時期天気
4cmほどの緑色のイモムシ2023年11月晴れ
/最高気温27℃
どこにいた?毒はある?掲載の図鑑
広島県三次市の渓流近くなし学 研 LIVE
小学館 NEO

🔗じぶんでよめる

こんちゅうずかん

📝特徴メモ

渓流近くの休憩場所のゴザの上を体を縮めたり伸ばしたりしながら前に進んでいました。これからさなぎの形で越冬するようです。

❄️ 冬に見つけた虫(12〜2月)

──「まだいたの?」寒さに負けない虫の冬越し

冬でも見かけることのある虫たち。じっとして動かない姿に、「冬ってどう過ごすの?」と調べたくなります。

フタモンホシカメムシ

フタモンホシカメムシ
見た目見つけた時期天気
平べったく茶色い羽2024年12月晴れ時々曇り
/最高気温12℃
どこにいた?毒はある?掲載の図鑑
マンションの壁なし(人に害はないが農業被害あり)学 研 LIVE
小学館 NEO

📝特徴メモ

触っていないので匂いはわからなかった。
地面に落ちた植物の種の汁を吸うらしい。稲科の植物も好むので農業被害もあるけれど専用の農薬もあるらしい。

🔍 最後に…図鑑では見つけられなかった虫も!

この子(↓)、いろんな図鑑で探してみたけれど、ぴったり同じ姿の虫は見つからず……。
もしかすると、ゴミムシダマシの仲間?とも思ったのですが、確信は持てませんでした。


ゴミムシダマシ
見た目見つけた時期天気
足や触覚が赤く体全体は黒くツヤっぽい。
2cm程度。
2024年11月晴れ
/最高気温23℃
どこにいた?毒はある?掲載の図鑑
マンションの壁不明なし

📝特徴メモ

ゴミムシダマシみたいだけれど、図鑑より光沢があるのと背中に筋がないからちょっと自信ありません。他の図鑑でわかりしだい、改めて追記予定です!


でも、「なんだろう?」とじっくり観察して、親子で図鑑をめくった時間はとても楽しく、
“知らない”からこそ生まれる学びがあるんだな、と感じました。

ネズミック

🪲もしこの虫についてご存じの方がいらっしゃったら、ぜひコメントやお問い合わせフォームから教えていただけるとうれしいです!

🧭今回使用した図鑑はこちら

我が家で使っている図鑑です。使った感想も書いたので、図鑑選びの参考にしてもらえたらうれしいです。

  • 『学研の図鑑LIVE 昆虫』(学研)
     → 実物写真が豊富でリアル。カミキリムシのページは特に圧巻です!
     → 「ハムシ」などの分類は巻頭のもくじから探すのがおすすめ。
  • 『小学館の図鑑NEO 昆虫』(小学館)
    → イラストや写真がバランスよく、標本図のような見やすさが特長。
    → 虫のくらしや観察ポイントも丁寧に解説されています。
  • 『講談社の動く図鑑MOVE 昆虫』(講談社)
    → 大きく迫力ある写真が魅力。
    → 羽化や捕食の瞬間など、生態をドラマチックに伝える構成。
  • 『じぶんでよめる こんちゅうずかん』(成美堂出版)
     → 写真が大きく、子どもが目で楽しめる構成。
     → 文字索引はないが、分類と写真で探せるので虫のイメージがわきやすいです。

『新版 学研の図鑑LIVE 昆虫』

この図鑑は、実際の生きた虫の写真が使われていて、とてもリアル。
似ている虫を見分けるポイントも書かれているので、「どっちかな?」と迷ったときにとても助かりました。とくにカミキリムシのページでは、長〜い触覚が文字にかかるほど大きく掲載されていて、思わず「おおっ」と声が出ました。索引については、「ハムシ」など大まかな分類名は巻末のさくいんには載っていないため、〇〇科や〇〇系といった特徴がわかったら、巻頭のもくじから調べるのがオススメです。

ネズミック

情報量が多くて、5歳の息子も「ちょっと変わった虫でも、これなら載ってる」と信頼している図鑑です。


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『小学館の図鑑NEO 昆虫』

調べやすさがいちばんの特徴。
虫の名前がわからなくても、「カメムシ」「ハムシ」などの分類名が巻末の五十音索引に載っているので、ページを探しやすくなっています。3冊の中でもっとも読みやすいのか、息子も基本的にはこちらをいちばんよく使っています。
紙面は明るく見やすく、種類の違いも写真と図解でわかりやすく説明されているのがうれしいポイント。
また、「ナナホシテントウをさがしてみよう」など、観察につながる特集ページがあるのもNEOならではです。


『講談社の動く図鑑MOVE 昆虫』

迫力ある大きな写真が目を引く一冊。
昆虫の「動き」や「くらし」に注目していて、羽ばたく瞬間や捕食シーンなど、ドラマチックに描かれています。
子どもがパッと開いたページから夢中になれるつくりで、「図鑑が好きじゃなかった子も、これなら読んでくれる」という声も。DVDつきなので、映像で理解を深めたいご家庭にもおすすめです。


『じぶんでよめる こんちゅうずかん』(成美堂出版)

写真が大きくて見やすく、子どもがパッと見て楽しめる構成になっています。
文字による索引がないため、大人が特定の虫を調べたいときは少し不便ですが、写真をじっくり見て読み進めたい子どもにはとても使いやすい印象です。
目次も分類と写真がセットになっており、ゾウムシやオサムシなど、あまり知られていない虫のイメージもわきやすいつくり。
今回アブラムシとしての紹介はなかったものの、テントウムシが好む虫として写真が盛り込まれており、昆虫への興味関心を広げる資料としてもとてもよい1冊でした。


まとめ🐞 思いこみも発見も、図鑑をめくる楽しさから

ある日見つけた小さな蝶。羽の裏が白っぽかったので、「これはウラジロミドリシジミかも?」と調べてみました。
でも、後から『じぶんでよめるこんちゅうずかん』で確認すると、ヤマトシジミの羽の表側には青い色があると知って、
「えっ、じゃあこの子はヤマトシジミだったんだ…!」とびっくり。

図鑑を通して、知らなかったことに気づくって、おもしろいですね。

ネズミック

子どもが見つけた虫を「これなに?」と一緒に調べているうちに、
苦手だったはずの虫に、ちょっとずつ親しみがわいてくる。
図鑑を見比べながら、親子で少しずつ“虫との距離”を縮めていけたらいいなと思っています。


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この記事を書いた人

広島在住。O型、水瓶座。釣り好きな夫と、やんちゃな息子との3人暮らし。
年間300冊の絵本を読み聞かせる絵本マニアで、40代の主婦ブロガーです。
広島弁まじりでしゃべる、くつしたキャラの相棒「くつしたん🧦」との掛け合いもお楽しみください🐭×🧦

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