あらすじ
＼ この絵本の特徴はこの３つ！／
- なまけもののねこの性格が、表情としぐさだけで伝わってくる
- どんぐりに帽子をかぶせる仕事という、忘れられない独特の世界観
- 教訓はないのに、読後にふっと立ち止まりたくなる余韻
寒がりで、ちょっとなまけもののねこ。
ねこの仕事は、どんぐりに帽子をかぶせてあげることです。
帽子をかぶせると、どんぐりたちは小さな悲鳴をあげます。
ねこは、ひとつひとつに声をかけながら、ゆっくりと仕事をします。
……でも、やっぱり途中でなまけてしまうねこ。
お気に入りのセーターを着て、ぼんやり過ごす時間が増えていきます。
この何気ない日常が、
じわじわと不思議で、忘れられない世界をつくっています。
読んで感じたこと
及川賢治さんと竹内繭子さんといえば、
100%ORANGEという大好きなイラストレーターユニット。
独特のキャラクターのゆるさが、いつもたまりません。
今回の絵本も、とある「なまけもののねこ」をモチーフにした、
またちょっと変わったコンセプト。
いいですよね、猫なんて基本やる気のない生きものです。
（※やる気のある猫がいたらごめんなさい）
そもそも、どんぐりに帽子をかぶせる仕事って何ですか？
設定からして、もう心をくすぐられっぱなしです。
6歳の息子は、穴のあいたセーターを着ているシーンがお気に入り。
「え、模様じゃなくて穴だったの!?」とツボに入ったようで、
ページをめくるたびにケタケタ笑っていました。
どんなに寒い冬の日でも、
こんな絵本を読むと、張りつめた空気が
ふっとほどける気がします。
楽天・Amazon・絵本ナビ・読書メーターのレビューより
4つのサイトのレビューから、この絵本の魅力をぎゅっと整理しました。
なまけもののねこが、欠点ごと愛おしくなる
読者の声ダメなところばかりなのに、なぜか自分を重ねてしまうねこでした。
- 寒がりでだらしない姿に「自分みたい」と共感する声が多い
- 表情やしぐさだけで性格が伝わり、読めば読むほど好きになる
- 欠点が並ぶほど、逆に親しみが増していく
- 「癒される」「見ているだけで和む」という評価が目立つ
Amazon／楽天／絵本ナビ／読書メーター
どんぐりに帽子をかぶせる仕事という設定が忘れられない
読者の声読み終わったあとも、頭の中にあの場面がずっと残っています。
- 意味は分からないのに妙に納得してしまう、不思議な仕事設定
- どんぐりの反応や歌が印象に残り、子どもが笑うポイントにも
- 「一度見たら忘れない」「また読みたくなる」という声が多い
- 物語よりも“場面”が記憶に残るタイプの絵本
Amazon／楽天／絵本ナビ／読書メーター
教訓やオチを求めなくていい“ゆるさ”が心地いい
読者の声何の話かわからないのに、なぜかまた開いてしまいます。
- 物語の理由や結末を説明しない構成が新鮮
- 「意味を求めるのは大人だけだと気づいた」という声も
- 何も起こらないのに、読後に余韻が残る
- 忙しい気持ちをそっとゆるめてくれる絵本
Amazon／絵本ナビ／読書メーター
読者の声子どもは笑って、大人はしみじみしてしまう絵本でした。
- 子どもは絵や歌、変なところに素直に反応
- 大人はねこの生き方や日常に共感しやすい
- 年齢やその時の気分で、印象が変わる
- 親子それぞれの読み方を許してくれる絵本
楽天／絵本ナビ／読書メーター
こんなときにおすすめ
- なんだか気持ちがせかせかしているとき
- 寝る前に、静かに余韻の残る絵本を読みたいとき
- 「ちゃんとしなきゃ」に疲れてしまったとき
- 親子で同じ絵本を、それぞれ違う感じ方で楽しみたいとき
- 冬の寒い日に、心をふっとゆるめたいとき
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