恐竜図鑑って種類が多すぎて、どれを選んだらいいか迷いませんか?
「学研LIVE」「小学館NEO」「講談社MOVE」…どれも人気ですが、それぞれ対象年齢や内容に違いがあります。
我が家ではアニア恐竜フィギュア16体を使って実際に図鑑を調べ比べてみました。
すると、「同じ恐竜でも図鑑によって見せ方や情報がちがう!」という発見がたくさん。
この記事では、アニア恐竜を例にしながら【学研LIVE・小学館NEO・講談社MOVE】の恐竜図鑑を徹底比較。
対象年齢・特徴・収録数をまとめつつ、「どの図鑑がどんな子に合うか?」をわかりやすく解説します🦖✨
※記事内では、図鑑の写真掲載は著作権の観点から避け、自分たちの実体験や印象を中心にまとめています。
恐竜図鑑3冊をくらべてみよう|まずは特徴から
それではアニアの恐竜を調べる前に、今回比較する恐竜図鑑3冊(学研LIVE・小学館NEO・講談社MOVE)の特徴をざっくり整理してみます。
どの本も人気シリーズですが、“どう違うのか”を知っておくと選びやすくなりますよ。
🦖恐竜図鑑3冊の比較表
図鑑名 | 対象年齢 | 特徴 | 収録恐竜数 | 映像・特典 | 向いている子 |
---|---|---|---|---|---|
学研の図鑑LIVE 恐竜 | 3歳〜大人 | 写真・CGがリアル。AR機能つき。やや専門的な用語もある | 約429種類 | DVD+ARアプリ+恐竜ポスター | 図鑑デビューや、実物に近い姿を知りたい子 |
小学館の図鑑NEO 恐竜 | 3歳〜小学校高学年 | 全ページふりがな。語源辞典あり。情報量多め | 約411種類 | ドラえもんDVDつき | 長く使いたい家庭学習用。調べ学習にも◎ |
講談社のMOVE 恐竜 | 3歳〜小学校高学年 | イラストが大判で迫力!バトルシーン多め | 460種類以上 | NHK映像DVD | 恐竜が大好きでワクワク感重視の子 |
※掲載恐竜はすべて学名ベースで構成されています(キャラクター名は登場しません)。
図鑑3冊の特徴まとめ|結論からいうと…
- まず恐竜に興味を持つきっかけに最適 → 学研LIVE
- 知識を広げて、長く使いたい子に → 小学館NEO
- 恐竜大好き!迫力ある表現を求める子に → 講談社MOVE
この3冊はいずれも
- 全ページふりがなつきで小学校低学年から読める
- 写真・イラスト・復元CGが豊富でわかりやすい
- DVDや映像コンテンツが付属していて楽しく学べる
という共通点があります。

わが家では「LIVE」で恐竜にハマり、「NEO」で知識を広げ、「MOVE」でさらに深掘り…という流れでした。子どもの成長に合わせてステップアップできるのも魅力だと感じています。
我が家のアニア恐竜16体を紹介!
最初に買ったのは、ティラノサウルス。
かっこいい見た目に惹かれて、親子で夢中になり、
気がつけば、16体も恐竜フィギュアがそろっていました!


アニアの魅力は、なんといってもその可動式のつくり。
口が開いたり、しっぽが動いたりと、まるで本当に生きているような感覚で遊べます。
うちにいるアニアの恐竜たちの中には、「ジュラシック・ワールド」や「冒険大陸アニア キングダム」の番組に登場するキャラクターもいます。子どもはその世界観が大好きで、フィギュアたちにも番組での名前で読んでいます。
- ダークフレイム(ティラノサウルス)
- アイアンブレイズ(ティラノサウルス)
- スピーキー(スピノサウルス)
- トリー(トリケラトプス)
- ヴェロキラプトル(ブルー) など…
アニアの遊びが「ただの闘いごっこあそび」にとどまらず、
キャラクターや物語を通して恐竜の個性を感じ取るきっかけにもなっています。



ナイフのような歯で骨ごと噛み砕くぞ〜!」と図鑑の言葉を再現したり、映画の鳴き声をまねして臨場感たっぷり。
わが家のアニア恐竜たちを、図鑑で調べてみた
「この恐竜、ほんとにいたの?」
そんな疑問から始まって、アニア16体を図鑑で一体ずつ調べてみました。
代表恐竜をピックアップして紹介
アニア恐竜16体すべてを紹介すると記事がとても長くなってしまうので、ここでは特に特徴が際立っていた6体をピックアップしました。
- 恐竜の王者「ティラノサウルス」
- 水辺のハンター「スピノサウルス」
- トゲトゲ頭で印象的な「スティギモロク」
- 長いカギづめが不思議な「テリジノサウルス」
- 小型だけど俊敏な「ヴェロキラプトル」
- 日本で発見された注目恐竜「フクイベナートル」
この6体について、アニアと図鑑を見比べながら紹介していきます🦖✨
ティラノサウルス|恐竜界の王者
🦖ティラノサウルスの特徴
- 分類:獣脚類
- 食性:肉食
- 生息時代:白亜紀後期
- 図鑑でわかったこと:全長12mを超える大型肉食恐竜/鋭い歯と強靭なアゴで獲物を噛み砕いた/小さな前脚が特徴的




息子は「ダークフレイム(左)」「アイアンブレイズ(右)」とキャラ名で呼んでいて、王者らしくいつもバトルの中心に登場します。
実際の骨格図と比べると、図鑑よりもアニアは頭部がやや小さめ。本物はもっと頭部が大きそうですが、アニアは全体のバランスを考えてデザインされているのかもしれません。
🦖スピノサウルス|息子に教えられた「本当の背骨」
🦖スピノサウルスの特徴
- 分類:獣脚類
- 食性:肉食(魚食の傾向)
- 時代:白亜紀後期
- 特徴:背中に帆のような背びれがあり、「背骨トカゲ」という意味の名をもつ。
川辺などの水辺に生息していたと考えられています。




背骨はスピノよりもアーチのような形!?


くらべると背骨の形がスピーキーとは違うことがよくわかる。
スピノサウルスは、アニアのなかでも図鑑といちばん似ている!と感じた恐竜のひとつ。
とくに背中の帆(背びれ)が印象的です。
最初は、「スピーキー(アニアキングダムのキャラ)」の背中のとんがりを見て
「これがスピノサウルスの背骨かな?」と思っていたのですが……
NEOの図鑑にあるカラーリングとアニアがそっくりで、骨格の形もほぼ同じ。
私はそのとき初めて、背骨の形まで意識して見ていなかったことに気づきました。
「ただのごっこ遊び」が、本物を見るまなざしに変わる——
そんな瞬間を親子で体験できたのは大きな収穫でした。
\ \ スピノサウルス好きの子にぴったり!小学館図鑑NEOとイメージが近いアニアはこちら🐊✨//




🦖スティギモロク|トゲトゲのヘルメット頭
🦖スティギモロクの特徴
- 分類:堅頭竜類
- 食性:植物食
- 生息時代:白亜紀後期
- 図鑑でわかったこと:ドーム状の頭/頭突き説あり/トゲのような突起がある




アニアの造形では、ドーム状の頭とトゲのような突起がしっかり表現されています。
図鑑で見たスティギモロクのイラストも、まさにその通り!



図鑑にちかい形!パキケファロサウルスとはちょっと角の形に違いがあるのもよくわかります。
🦖テリジノサウルス|こわい見た目で草食系!?
🦖スティギモロクの特徴
- 分類:獣脚類(テリジノサウルス類)
- 食性:植物食
- 時代:白亜紀後期
- 特徴:3本の長いカギづめ/枝などをむしる行動が推測されている




テリジノサウルスは、長いカギづめと独特の体つきで印象に残る恐竜ですが、
図鑑によって、その見た目の描かれ方がずいぶん違うことに気づきました。
\ 図鑑の視点の違い /
- 小学館の図鑑NEO:毛は少なめで、ツヤのあるボディ。恐竜らしさが強調された印象
- 新版学研図鑑LIVE:ふわふわした毛が目立ち、ボディもふっくら。鳥のような印象が強く出ています
- 講談社のMOVE:赤茶の体に、背中は青い羽毛、くちばしは赤!まるでカラフルな野鳥のような表現



どれも同じ「テリジノサウルス」なのに、
どの図鑑を見たかで“イメージががらりと変わる”のが面白くて、息子と大盛り上がりでした。
🦖ヴェロキラプトル(ブルー)|映画と図鑑でちがう姿!?
🦖ヴェロキラプトルの特徴
- 分類:獣脚類
- 食性:肉食
- 生息時代:白亜紀後期
- 図鑑でわかったこと:小型で俊敏/羽毛のある姿で描かれることが多い/群れで狩りをした可能性




羽毛があり、体も意外と小さめな恐竜ですが、鋭い爪とすばやい動きで“俊敏なハンター”だったと考えられています。
映画に出てくる「ブルー」は、実はデイノニクスという別の恐竜がモデル。
でも、制作チームが「ヴェロキラプトルの方が名前がかっこいい!」と気に入って、
あえてその名前を使ったのだそうです。



…たしかに強そうだし、名前がかっこいいですよね
映画のブルーとは姿も大きさも少しちがうけれど、分類的には同じ「ドロマエオサウルス類」というなかまだそうです
👇️ヴェロキラプトルブルーについてはこの絵本でもっとくわしく紹介されています。


またジュラシック・ワールドでおなじみの「ブルー」も人気ですが、
図鑑で紹介されているヴェロキラプトルには、ブルーとはまたちがう“本物の物語”があります。
実は、ヴェロキラプトルは「プロトケラトプスと格闘中の姿」で化石として発見された、めずらしい恐竜なんです。(これはどの図鑑にも写真が載ってるのでぜひチェックしてみてくださいね。)
🦖フクイベナトル(ベナージャ)|なかまはどれ?
🦖フクイベナトルの特徴
- 食性:雑食?
- 分類:図鑑により異なる
LIVE:アロサウルス類/MOVE:コエルロサウルス類/
NEO:アロサウルス類の初期系統 - 生息時代:白亜紀前期
- 図鑑でわかったこと:日本(福井県)で発見/すばしっこい体型/比較的細身の中型恐竜




この他にも、
- ケツァルコアトルス:翼竜・肉食・白亜紀後期・史上最大の飛行生物
- トリケラトプス:角竜類・植物食・白亜紀後期・3本の角+大きなフリル
- ブラキオサウルス:竜脚類・植物食・ジュラ紀後期・首が長く前脚が長い
など、図鑑を活用すると、
分類・時代・特徴の違いが自然と身につきます。
図鑑ごとの伝え方の違い
恐竜図鑑はどれも同じ内容が書かれているわけではありません。
同じ恐竜でも「写真を重視するのか」「イラストで迫力を伝えるのか」「豆知識を入れるのか」で見え方が変わります。
🦖ヴェロキラプトル|化石から伝わる“プロトケラトプスとの闘いの瞬間”
たとえば、ヴェロキラプトルの化石については——


講談社のMOVE
講談社MOVE
見開き2ページいっぱいに化石写真を掲載。臨場感を重視して「生きたまま闘っていた姿」が伝わる構成。


学研のLIVE
学研LIVE
本文に化石写真を載せつつ、爪がプロトケラトプスの頭にかかる部分を拡大解説。「これが闘っていた証拠!」と注目点を強調。


小学館のNEO
小学館のNEO
化石写真は小さく紹介。代わりに「映画で有名になった」という背景も載せて、歴史とエンタメをバランスよく伝える。
MOVEは迫力の“生きた構図”、LIVEは「これが証拠だよ!」と細部に注目、NEOは映画とのつながりも紹介——
どれもおもしろくて、思わず3冊並べて読み比べたくなるポイントです。



どの図鑑も正しいけれど「伝えたい視点」がちがうんです。だからこそ見比べて読むと「図鑑っておもしろい!」と親子で気づきが広がります。
\ ジュラシック・ワールドに登場するヴェロキラプトル・ブルーはこれ👇️ /


🦖フクイベナトル|図鑑で違う分類のしかたがある恐竜
2007年と近年では2016年に発見されたといわれる日本の恐竜・フクイベナトル。
図鑑によって、掲載の有無や扱い方が大きく異なる恐竜でした。
図鑑名 | 分類の記載 | コメント |
---|---|---|
学研の図鑑LIVE(新版) | 骨格写真のみ掲載。 分類や復元イラストはなし。 | ※日本の恐竜化石発見 地図に簡易な紹介のみ。 |
小学館の図鑑NEO | 掲載なし | ※少なくとも本文中に記載見当たりませんでした。 |
講談社のMOVE | イラストつきで紹介あり。分類表記は「コエルロサウルス類」 | 他図鑑と異なる見解でびっくり! |
アニア | テリジノサウルス類? | ※中古購入のため、パッケージ不明 |



我が家のベナージャというモデルには書かれてませんが、福井県立恐竜博物館モデルには「テリジノサウルス類」と書かれている、という情報もあるそうです(※未購入のため未確認)。
もし手元にパッケージがある方がいれば、ぜひ確認してみてくださいね!
この違いが気になって、息子と一緒に図鑑を次々とめくるうちに、
「本によって書いてあることが違う」って、面白い!という気づきが生まれました。
図鑑は「正解を教える本」というより、
子どもの「なんで?」を一緒に考える“相棒”のような存在。
図鑑を作るうえでいろんな考察があったことがうかがえます。
たとえ答えがバラバラでも、これこそロマン!
一緒に見比べることで、もっと恐竜が好きになる——
そんな体験が、図鑑にはたくさん詰まっていました。
\ 冒険大陸アニアに登場するフクイベナートルはこれ👇️ /


\ 講談社MOVE 恐竜で監修しているフクイベナトル! /




🦅ケツァルコアトルス|飛べた?飛べなかった?図鑑での表現がちがう!
アニアでも存在感抜群のケツァルコアトルス。
図鑑では「史上最大級の飛行生物」として紹介されているけれど、
実は“本当に飛べたのか”には議論があるようです。
📚図鑑を見比べてみると……
図鑑名 | 表現内容 |
---|---|
新版学研図鑑LIVE | 「飛べたかどうかは、まだよくわかっていません」 |
小学館図鑑NEO | 「こういう飛び方なら飛べたかもしれない」と、研究の仮説をイラストで紹介 |
講談社MOVE | すでに大空を舞っている姿のイラストで掲載!(※飛べた前提) |
「えっ、飛んでたかどうかもわからないの!?」と私が驚いていると、
横で息子が一言。「飛んでるほうがかっこいいけぇ、飛んだってことにしようや」と言っていました🦕✈️



たしかに、空を飛んでいる姿のほうがかっこいいし、夢があります🕊️
まだむずかしい飛行理論はわからなくても、
図鑑をきっかけに子どもなりの“答え”を出せるって素敵なことだなと思いました。
\ あなたなら飛ばしてみる?ジュラシック・ワールドのケツアルコアトルス /


どの図鑑にのってる?3冊を比較してみました
「この恐竜、図鑑にのってる?」
アニアで遊んでいると、ふと気になるそんな疑問。
我が家では、新版学研・小学館・講談社の3社の恐竜図鑑を使って、
アニアの恐竜16体がそれぞれ載っているかどうかを実際に調べてみました!
🔍掲載チェック表|アニア16体×図鑑3冊
恐竜名 | 新版学研LIVE | 小学館NEO | 講談社MOVE |
---|---|---|---|
ティラノサウルス | |||
スピノサウルス | |||
フクイベナトル | ※特集ページのみ掲載 | ||
ヴェロキラプトル | |||
テリジノサウルス | |||
スティギモロク | |||
トリケラトプス | |||
ステゴサウルス | |||
アンキロサウルス | |||
パラサウロロフス | |||
ブラキオサウルス | |||
ケツァルコアトルス | |||
プテラノドン | |||
ピロラプトル |
※掲載恐竜はすべて学名ベースで構成されています(キャラクター名は登場しません)。



実際に調べてみて感じたのは「全部の恐竜が載っている1冊は存在しない」ということ。だからこそ、図鑑を比べて読む楽しさが生まれるんだなと思いました。
\ 🔍 比較してみてわかったこと /
全部の恐竜が1冊で網羅されるわけではないので、結局は「どの図鑑と付き合うか」の選び方がポイントになります。
そこで、実際にわが家でどう使い分けているかをご紹介します。
📚 わが家の図鑑の使い分けは、こんな感じです
- LIVE:図鑑に慣れるまでの間の“慣らし”として大活躍。
特にDVDとAR、付属の恐竜ポスターが息子のお気に入りでした。 - NEO:図鑑に慣れてきてからはほぼコレ1本で完結。
読みごたえもあり、学年が上がっても長く使えそうな一冊。 - MOVE:NEOに載っていない恐竜や、もっと見たい・知りたいときの補完用。
バトル感が強いページはLIVEとあわせて「調べて納得」するために使っています。



図鑑って「どれがいいか」じゃなくて、“どう組み合わせて使うか”が大事なんだなと実感しています📘✨
図鑑によって「のっている恐竜」や「見せ方」がちがうので、
1冊だけじゃなく、複数を見比べると気づきが倍増します。
そして、何より大事なのは——
「どの図鑑が正しい?」よりも、「どれが好き?」で選ぶこと!
子どもの目線に合った図鑑が、きっと“調べたい”気持ちを育ててくれます📖✨
まとめ|おもちゃ遊びから、“知りたい!”を育てよう
アニアの恐竜フィギュアでたくさん遊んで、
その「なんで?」を図鑑で調べて、さらに見た目を比べてびっくりして——。
おもちゃ遊びは、こうして“知りたい気持ち”の入り口になるんだなと実感しました。
特に今回のように、
- 背びれの形が気になったスピノサウルス
- 羽があるかないかで驚いたヴェロキラプトル
- 図鑑ごとに分類が違っていたフクイベナトル
など、「へえ〜!」と思える発見の連続でした。
図鑑は“正解を教える本”ではなく、
親子で「見て、話して、気づく」ためのツール。
まずは手に取りやすい1冊からでも、
お子さんの「知りたい!」を育てる心強い味方になると思います📚✨



最初の一冊に迷ったらLIVE、長く使うならNEO、恐竜に夢中な子にはMOVE。どれも良さがあるので“親子で一緒に選ぶ”のがおすすめです!
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