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新刊絵本『やばっ!』を読んでみたんだよ!
ドキドキしちゃったんだけどあの本が伝えたかったことって何だろう!

2025年2月18日に日本で発行されたばかりの新刊絵本ですね。
トミー・ウンゲラーさんの最後の遺作です。じっくり紹介しますね。
『やばっ!』は、2019年に著者トミー・ウンゲラーさんが亡くなって最期の遺作として発売された絵本です。
世界から何もかもがなくなってひとりぼっちになった世界。
こんな世界でたどり着いた先で、どう生きていこうか という壮大なテーマになっています。
虚構の世界が作り出す物語ですが、世の中に起こっている出来事をすこしずつ知りはじめるころ、
5歳くらいから読んでもドキドキしながら読めましたよ!
『やばっ!』の作者トミー・ウンゲラーさんとは?
1931年フランスのストラスブール生まれ。
1956年からアメリカに移住して翌年57年『The Mellops Go Flying(メロップス一家、空へ』の陽気な冒険物語で絵本作家デビューしています。

1998年には国際アンデルセン賞の画家賞を受賞しています。
子どもの絵本が未来を拓き平和を生む「ちいさなノーベル賞」といわれた賞です!

ウンゲラーの絵本は『すてきな三にんぐみ』『エミールくんがんばる』『ゼラルダと人喰い鬼』などちょっとスパイスのきいた絵本が多いよね。「あれ、これでいいんだっけ?」みたいな。

そうそう、大人になるほどそれがクセになるんですよね!
絵本や、幼年童話の挿絵などの活動の他、人種差別や、ベトナム戦争に反対するポスターを制作するなど、鋭い社会風刺を行う作品発表もしている。 引用- クレヨンハウス
幼少期にトミー・ウンゲラーさんのお父さんが亡くなったことや、第二次世界大戦で故郷のストラスブールがドイツ領になったことがこんな風に作品にメッセージ性を持たせて影響を与えていたんですね。
『やばっ!』のあらすじは?
草木は枯れて、蝶も鳥も飛ばなくなった世界 ―生き物がいなくなって人々は月に逃げていった。
だれひとりとしていなくなったこの地球でたったひとり「ぼく」だけが残る。
だれもいなくなったこの街でぼくの”影”が「あっちにいけ」と道しるべをする。
ぼくはその示す方向にただ向かう。
影に示された道の後ろには地下からの爆発、建物が倒れ崩れおちる・・
命カラガラ飛び乗った船は転覆・・
そう。影が示さなければ一命をとりとめることばかり・・
残されたこの世界には危険な場所がいっぱい。
ひょんな出会いで世話をすることになった”とある生き物”の子ども「ポー」との二人きりの生活。
二人の危機を乗り越えて、ようやく安堵の地にたどり着く。
しかし、このあと二人はこの世界でどういきていくのか?
ドキドキが止まらない終末サイエンスフィクション映画のような一冊です。
『やばっ!』の作品情報を紹介します。
※(1)(2)こちらの年齢は、管理人が実体験に基づく基準です。個人差があるためご了承ください。
『やばっ!』の対象年齢や、子どもの反応は?
『やばっ!』の裏表紙や出版社の好学社のホームページには対象年齢は書いてありませんでした。
我が家では5歳の子どもに読んで聞かせたところ、

もう一回よんで!
と繰り返しお願いしてきます。読んでいる間は真剣な顔をさせながら話をじっと聞いていました。

5歳では、どこが好き?と聞いてもこのときはまだうまく言えないようでわからない様子ですが何度も繰り返し読んでほしいようでした。
『やばっ!』のねらい・伝えたいことは?
シニックな児童絵本や作品群を作り上げてきたトミー・ウンゲラーだからこそ、人生の最期に伝えたかったメッセージが盛り込まれているはず。
それはタイトルよりも前に書かれたトミー・ウンゲラー自身の言葉に書かれていました。

兄のベルナールへの感謝をこめて書いたストーリーだ。
ぼくらの父が死んだあと、ベルナールは世界と果敢に向き合いカゲのようにぼくをみちびいてくれた。
これからやってくる世界と向き合わざるを得ない孫たち、フェリシティちゃんとキーランくんへ。この絵本をおくる。 引用- 『やばっ!』
あらすじで、「終末サイエンスフィクション映画のような一冊」と書きました。
しかし、この絵本は、トミー・ウンゲラーの人生そのものだったのです。
第二次世界大戦で故郷をドイツに奪われたあの日、それから亡くなる2019年まで
世界は時として穏やかに平穏をし続けてきたわけではありませんでした。
世界ではいつもどこかで戦争が起きていて、文明がすすめば環境破壊をする。
時に大地震や自然災害が起きることもあったり、亡くなる2019年にはコロナ禍やパンデミック…
世界中が混乱に陥りました。
絵本のなかでも、地球汚染をしつくした人類が搾り取るように使い古された地球がまさに、
行き場の無い世界となって描かれています。
さらに、月に移住するも月も真っ黒にしつくしてしまう人類。
誰かの、ぼくの、いろんな因果が世界を真っ黒に、危険なものにさらしてしまった世界。
逃げ惑う足元はグラグラで、マグマが破裂ところどころ破裂している。
逃げた先には、戦車がまるで大砲をこちらに向けて走ってくる・・
けれど、それはここに出てくるカゲのようにささえてくれた兄の存在があったから生きてこれた。
その兄への感謝の思いが晩年、この絵本となって孫たちへうけついでほしい思いとなったのです。
「こわいな」「もし、世界がこんなことになったらどうしよう」を体現

トミー・ウンゲラーの作品には多くの児童書に期待される「よかったね、すてきだね」って感想の絵本と一線を超えてメッセージ性の強い絵本が多いんです。
トミー・ウンゲラーの絵本を読んでいると、「これってハッピーエンド?」「これでいいんだっけ?」のエンディングがまっていることが多いんです。
これまでの絵本で紹介すると、たとえば『すてきな三にんぐみ』は
カラフルポテトさん 神奈川県
どろぼうなので、悪い人だけどティファニーちゃんとであって孤児をあつめて
いままでの盗んだお金で生活支援します。
泥棒は悪いことだし、すてきなのか悩んでしまいます。引用-絵本ナビ『すてきな三にんぐみ』

『すてきな三にんぐみ』というタイトルなのに、
泥棒たちがしてることは誘拐だから「すてき」の表現が
読む人をなやませちゃってるね。
さらに、『ゼラルダと人喰い鬼』なら
のりりん☆さん 三重県
たしかに最後はハッピーエンドですが
冒頭の人喰い鬼がこどもをつかまえて食べる描写は苦手です。
個人的にモヤモヤが残ってしまいます。引用-絵本ナビ『ゼラルダと人喰い鬼』

鬼の表現を明確にするために子どもを食べる描写に
モヤモヤ感を感じてしまう口コミもありますね。
と、読後感でなにかすっきりとさせてくれない「モヤモヤ感を残していく」という特徴があります。
しかし、このモヤモヤ感こそがウンゲラーの狙いともいえるんです。
ヒラP21さん 千葉県
子どもたちをたべてしまうインパクトのある恐怖感からいい人になったようでそこをハッピーエンドとみんないっているけれど、ウンゲラーの狙いはもっとその上をいっているかもしれない。
そもそも鬼は子どもを食べるのをやめたけれど、いい鬼になんてなってないし
最後のページに終わりではなく「続く」と期待感をもった。これがウンゲラーの世界じゃないかな。引用-絵本ナビ『ゼラルダと人喰い鬼』
まだ純粋に言語化せず感覚的に「やばい」「すごい」「こわい」「どうしよう」と思える子どもたちが読む絵本だからこそ、そこが伝わりやすいのではないかと思います。
そこから、「こんな世界は嫌だ」と思ってもらうことで、「こんな世界を切り開く」ことができるからです。
逆に嫌だと思わないと世界は何も変わらないですよね。
この不気味で、奇妙な演出は子どもたちの「嫌だ」と純粋に思える心を引き出しているのかもしれません。
そこは、トミー・ウンゲラーらしく、くどくど語ったりはしていませんが、最後のひとことに添えられています。
ぼくらみたいなのがどこかにいるのか?
このせかいでなにができるか?
この本の最後に到達した場所は、現代を生きるわたしたち。
トミー・ウンゲラーは、孫たちに、そして絵本を通して世界にメッセージを遺します。
さあ、これからどう進んでいこうか。乗り越えていこうか?
未来を作る子どもたちにぜひ読んでもらいたい一冊です。
『やばっ!』を読み聞かせかたは?
できるだけ、テレビや音楽を消して絵本に集中してもらいます。
ストーリーの展開を意識してテンポよくページをめくり読み進めますが、抑揚をもたせるために、ちょっと間を取ることも意識します。
たとえば、「ひとびとはにげて…… 月にいってしまった。」というフレーズも、「にげて」とよんでから、2秒気持ち間をおいて、ささやくように「月にいってしまった・・・」と余韻を残して読むと、課題感を感じる演出になります。
また、文中には「やばっ!」という語句が8か所登場します。
単調ではなく、声に強弱をもたせたりして、言い方を変えて読んでみましょう。
ストーリーに厚みがうまれます。
こどもが『やばっ!』に興味を持つグッズも活用してみよう
『やばっ!』の絵本が自宅に届いたときテーブルに置いてあったらすぐに息子が「なにこれ!読んで!」と飛びついてきました。
絵本は表紙だけでもインパクト大!絵本に対して「自分で」興味をもつ仕組みを作りましょう。
こどもの「見えるものを触りたい」欲求をかなえてあげる方法で
絵本の表紙を面だしした絵本棚を使うのは効果的です。
こんなポイントで探してみるといいでしょう。
絵本の表紙が見える絵本棚をつかってみよう
ママやパパが絵本を持ってきても興味がわかないなら、「自分で」興味をもつ仕組みを作りましょう。
こどもの「見えるものを触りたい」欲求をかなえてあげる方法で
絵本の表紙を面だしした絵本棚を使うのは効果的です。
こんなポイントで探してみるといいでしょう。
収納力抜群で、「じぶんでおかたづけ」ができる絵本棚がおすすめ
絵本が増えてくる時期なので、収納力のある絵本棚がおすすめです。
子どもが使える高さで、倒れにくい安定したタイプをえらびましょう。
こちらの商品は毎年人気の色から順番に売切れていきます。今すぐ在庫をチェックしてください。
ごほうびシールやノートを活用する
2歳ぐらいになるとシールを貼るのが「楽しい」と思えるようになります。
目にみえて、「たくさん読んだよ!」とわかる仕組みができると子どものやる気につながります。
0歳から読み始めて、ママやパパが絵本を読んだ分シールを貼ってあげるのも思い出に残って楽しいですね。
まとめ
いかがでしたか?
新刊絵本『やばっ!』のあらすじやねらいは?対象年齢や伝えたいことは?紹介しました。
本文でもお伝えしましたように、この絵本は対象年齢はありませんが、まだ世界情勢に詳しくない5歳の子どもでも、好奇心をもてる絵本でした。
絵本に少し読み慣れてきた子なら特にハマってくれると思います。まずは大人がこの絵本を好きになってくれたなら、子どももきっと興味を示してくれるはず。
はじめから「この本はどんなことがいいたいのかな」と聞いてみたりせず、好きになってくれたなら思うまま読んであげるのがいいですね。
いずれにしても損することは一つもないのでまずはお試しください。