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使えるのに、使わなかった。6歳のお年玉と、考える時間

こんにちは。
アニア狂い6歳児の、お金教育を考えているネズミックです🐭🌀

お正月といえば、お年玉。
息子も今年も、めでたくお年玉をもらいました。

この一年間、
小銭をコツコツ貯めて
「千円たまったら、好きなものを買おう」と
前から決めていた息子。

そんな息子にこのお正月、
おじいちゃんから一万円札をもらうという
予想外のボーナスチャンスがやってきました。

今回は、
大きなお金と向き合うことになった
6歳になりたての息子の葛藤を、
書き残しておこうと思います。

目次

Nintendo Switchか、恐竜クレーンか。選択肢が一気に広がった日

一万円札をもらった息子。
ついに、貯金箱が潤う瞬間です。

口に出さずとも、
なんだか足取りが少し浮いているのが分かります。

「今年はおじいちゃんが来てくれてよかったな。
 一万円ももらったな」

……おいおい。
それ、おじいちゃんより
一万円のほうが主役になってないか?

ほかにも、いろいろ思い出はあるだろうに。
親としては笑ってしまうやら、
子どもの正直なゲンキンさに、ちょっとむず痒くなるやら。

そんなある晩、
息子が寝る前に、ぼそっと言いました。

「なんだか、Switchか、
アニアのたまごをキャッチする恐竜クレーンがほしいんだよね」

……はい、始まりました。

でもどこか、
「どうせ反対されるんでしょ?」
そんな空気も、同時に感じます。

子どもは「使いきっちゃいけない」ことは知っている
でも、「なぜか」はまだ分からない

次の日の日中、
息子が改まって言ってきました。

「母ちゃん、話したいことがあるんだ」

え、そんな日が来るの?
正直、ちょっとビビりました。
なにかを改まって切り出された相談は、これが初めてです。

話の内容は、こんな感じでした。

「2万円持ってるけど、
Switchとか恐竜クレーンを買いたい。
でも、買っちゃいけない気もする。
どうしたらいいのか、分からない」

……6歳らしくて、かわいい。

「もしものとき」の話をしてみた

こんなまとまったお金をもらえる日があるのは、
一年の中でも、お正月くらいです。

だからこそ、
どう使うかを、少し立ち止まって考えてみようと思いました。

ここで、少しだけ大人の話をしてみました。

それは、
「人生には、もしものときのお金も必要になる」
ということ。

「もしも」は、
6歳にはなかなか伝えにくいので、
できるだけ分かりやすく話します。

「母ちゃんと父ちゃんは、
できるだけ長生きするけど、
人はいつどうなるか分からないんだよ」

「そのとき、
生きていくためには
お金が必要になることもある」

これまで、
千円札を使って
おもちゃを買った経験はあります。

「アニアを1つ買ったら、
お金がなくなったの、覚えてる?」

そう聞くと、
息子は「覚えてる」と、こくり。

食べること、
着るもの、
学校に行くこと。

生きていくには、
おもちゃ以外にも
いろいろなことにお金が必要になる。

「今すぐ心配しなくていいよ」
「母ちゃんと父ちゃんは、
 君が大きくなるまで一緒にがんばるよ」

でも――
「全部をおもちゃに変えちゃうと、
生活で困ることもあるかもしれない」

そんな話をしました。

初めて生まれた、「使っていいお金」と「貯めておくお金」を分ける感覚

そこで、今回提案したのが、
お金を「使うお金」と「とっておくお金」に
分けてみないか、ということでした。

どちらが正しい、という話ではなく、
役割を分けて考えてみるだけ。

息子も、その考えにはすんなり賛成しました。

急きょ、家にあった小さな瓶に付箋を貼って、
「ためるおかね」と書いて渡します。

そして、
「ここに入れておきたい分だけ、入れていいよ」
そう伝えました。

入れる金額も、
入れるかどうかも、
こちらでは決めません。

ただ、選べる場所を用意しただけです。

「これは使わない」。そうやって分けて考えるのは、この日が初めてでした。

今あるお金を、どうするか決めた日

息子は少し考えてから、
「貯めておきたい」と答えました。

そして、
一万円札を小さく畳んで、
そっと瓶の中へ。

今回、両親からもらった
初めて手にした500円玉も、
よほど嬉しかったのか、
同じように瓶の中へ入れていました。

お小遣い帳は、あとで見て分かりやすいように、
ページを分けて
「貯める貯金用」へ移した経緯を、
私がメモして残しました。

これも、
これからの“見える化”につなげるためです。

お金は使うもの、という感覚から、
ちょっと大事にして取っておきたいものへ。

そんな変化が、
このとき、息子の中に芽生えたように感じました。

結局、
今まで使っていた貯金箱は、
また小銭でじゃらじゃらに。

「千円たまったら、おもちゃ買うんだ」

そう言って、
息子はまた、気長な貯金を始めたのでした。

最後に|お年玉を「親が預かるか」「子どもに渡すか」

まだ6歳の息子は、
「お年玉は親が預かるか、子どもに渡すか」
そんな論争があることすら、もちろん知りません。

私自身は、子どものころ、
お年玉は回収されるのが当たり前でした。

でも、特にそれを嫌だと思った記憶もなく、
「そんなものかな」という感覚で育った気がします。

ただ、振り返ってみると、
「ゲームはダメ」「これは買っちゃダメ」と言われることが多く、
一人っ子だったこともあってか、
どこかで
欲しいものを手に入れること自体を諦めてしまった
部分もあったように思います。

その結果、
お金に強く執着しなくなった反面、
「どう使うか」「どう向き合うか」を
深く考える機会も、少なかったのかもしれません。

だから息子には、
あれこれ「欲しいものを買う機会」を、
あえて早いうちから持たせてみています。

私自身が
「諦めることで距離を取ってしまったお金」と、
息子には
きちんと向き合って、使える関係
築いてほしいな、という気持ちからです。

正直、
6歳の小さな息子に
今回のような選択肢を渡すのは、
少し荷が重いかな、とも思いました。

それでも、こんなふうに聞いてみました。

「お年玉ってね、
お父さんやお母さんが持って貯めておくお家も、
たくさんあると思うんだ」

「でも母ちゃんは、
キミが“自分でいくら持っているか”が分かるように、
キミに渡そうかな、と思っているんだけど。
どうかな?」

そう聞くと、息子は
「うん、それがいいと思う」
と答えました。

こんな相談を6歳にするのが、
正解なのか不正解なのかは、正直分かりません。

ただ、
答えを決めるよりも、
これから息子がどんなふうに判断していくのかを、
そばで見ていけたらいいなと思っています。

お正月は、
まとまったお金が入る、特別な時期。

みなさんのお家では、
お年玉、どうしていますか?

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この記事を書いた人

子どもの“ことばにならない気持ち”を、
絵本と日々の育児から読み解くブログ「絵本で子育てするママブログ」を書いています。

こだわり強め・天邪鬼気質の息子との毎日で、
「気持ちに寄り添う読み聞かせ」の大切さを痛感。
その経験から、親子の心がふっと軽くなるレビューや、
発達や気持ちの視点を交えた記事を発信しています。

生まれてから読み聞かせた絵本は700冊以上。
ブログでは170冊ほどレビューしています(随時更新)。
“忙しい日でも1分で読めるレビュー”を目指して執筆中です。

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