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タイトル:パパのしごとはわるものです
作:板橋 雅弘
絵:吉田 尚令
出版社:岩崎書店
原書発行:2011年4月23日
対象年齢:幼児向け,小学生向け
ISBN:978-4265070473

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目次

あらすじ

\ この絵本の特徴はこの3つ!

  • ヒーローではなく“悪役”として戦う父親の姿をリアルに描いている
  • ヒーローを応援していた子が、パパの仕事を知り、葛藤しながらも理解していく瞬間が胸に迫る
  • 誠実なパパが観客のために悪役を演じる姿を、子どもが受け止めることで深まる親子の絆が描かれている

主人公の男の子は、学校の宿題で「パパのしごと」を調べることになりました。
友だちにはヒーローや立派な職業のパパが多い中、自分のパパが何をしているのかはよく知りません。

そこで、こっそりパパの仕事場を見に行った男の子。そこで目にしたのは、初めて見るプロレスのリングでした。観客と一緒に「がんばれ、ドラゴン!」とヒーローを応援する男の子。しかし、リングに立つ悪役“ゴキブリマスク”が、自分のパパだったのです。

観客の歓声の中で何度も倒され、負けていくパパ。その姿を見つめながら、男の子は葛藤します。やがて試合後、ボロボロになったパパが言います――「わるものがいないと、正義の味方が活躍できないだろ」。

その言葉を胸に、男の子は宿題の答えを出すのでした。

読んで感じたこと

5歳の息子も好きで「読んで、読んで」と何度もせがむ絵本です。
母ちゃんである私は、読むたびに涙ぐんでしまい、涙をごまかしながら、間をとりながら読んでいます。

冒頭では「大きくなったら正義の味方になりたい」と言っていた主人公の男の子。
パパはてっきりヒーローだと思っていたのに、まさかリングの上でドラゴンを痛めつける悪役・ゴキブリマスクだったなんて――。子どもにとって、それを受け止めるには大きな衝撃と勇気が必要だったと思います。

それでも子どもって不思議です。どんなときも一番の味方で、まっさらな心で受け止めてくれるんです。だからこそ、親や大人は「いい手本になりたい」「やるからには真剣でいよう」と思わせてくれます。

ひとつだけ、小さい子どもと読むときに気をつけたいのはラストのシーン。
「パパみたいなわるものになりたいです」と宿題に書き込むところです。
息子も「ぼくもわるものになりたい」と屈託なく笑って言っていました。
親としては内心ドキッとしつつ、「悪者になるわけじゃなくて、パパみたいに誰かのために戦える人になりたいってことだよ」と伝えると、「わかってるよ〜」と返してくれました。

大きくなれば説明はいらなくなるけれど、小さい子どもと読むときには、誤解しないようにきちんと伝えておきたい大切なポイントだと思います。

楽天・Amazon・絵本ナビ・読書メーターのレビューより

4つのレビューサイトを通じて見えてくるのは、

  • Amazon:泣ける・胸に迫る → 親世代に響く
  • 楽天:本嫌いでも夢中 → 子どもに刺さる魅力
  • 絵本ナビ:考えさせられる・学習的価値 → 読書感想文や授業にも活用
  • 読書メーター:大人の深読み+読み聞かせ実感 → 年齢ごとの受け止めの違い

『パパのしごとはわるものです』は、ただのユーモア本ではなく、子どもと大人の両方に強い印象を残す絵本だと改めてわかります。

楽天レビュー

  • 本嫌いの子どもでも「面白い!」と夢中になるとの声あり。
  • 学校の図書室にも置かれていて、子どもが親に読み聞かせするほど気に入った例も。
  • 続編やシリーズ購入につながるケースが目立つ。

💬「本嫌いの息子が気に入って、自分から読み聞かせをしてくれました。」

Amazonレビュー

  • 平均評価:★4.5/5(65件)
  • 「泣ける」「胸に迫る」という感想が多く、大人の読者に強く響いている。
  • 「ヒーローではなく悪役のパパ」という設定が斬新で、父の日や読み聞かせにぴったり。
  • 子どもが「何度も読んでほしい」とせがむという声も。

💬「絵もストーリーも凄く良くて、読みながらウルっとしてしまいます。」
💬「働くということは“わるもの”になることに似ている…誰かの笑顔のために悪役を演じるパパに共感しました。」

レビュー

  • 読み聞かせ体験談が豊富。「低学年よりも4年生以上で大好評」という声。
  • 親の仕事を理解する大切さを実感するコメント多数。
  • 「読書感想文に選びたい」と悩む子どももいるほど、心を揺さぶる内容。

💬「親の働く姿を直接見る子どもは少ない。この本を読んで、親の仕事を理解させることも大切だと思いました。」
💬「短い文章に深いメッセージ。読み終わった後、子どもたちが自然と拍手していました。」

  • 大人読者の深い感想が多く、「泣ける本」として支持されている。
  • 「いたいけど、いたくないことにする」というパパの言葉に涙したという声が複数。
  • 読み聞かせの記録も多く、年齢によって受け止め方が異なる(小2は「悲しい」、小6は黙って噛みしめた)。
  • 「父の日にぴったり」「悪役も必要というテーマが大人に響く」との評価が目立つ。

💬「あまりにも悔しくて悲しくて一緒になって泣いてしまった。」
💬「悪者も必要というメッセージは子どもには難しいけど、大人には深く響く。」

こんなときにおすすめ

  • 父の日のプレゼントに
    → パパの仕事や家族のために働く姿を改めて感じられる一冊。
  • お父さんの仕事について話したいときに
    → 「仕事ってなに?」「なんで働くの?」と子どもに聞かれたときの導入にぴったり。
  • 読み聞かせの時間に
    → 小学校の読み聞かせで大好評。低学年から高学年まで、感じ方の違いも楽しめる。
  • 本嫌いの子に
    → ストーリーがわかりやすく、インパクトが強いので、普段は本を読まない子も夢中になれる。
  • 親子で感動を分かち合いたいときに
    → 読みながら大人も涙ぐんでしまう、親子で心を寄せ合える絵本。

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ネズミック

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この記事を書いた人

広島在住。O型、水瓶座。釣り好きな夫と、やんちゃな息子との3人暮らし。
親子で600冊の絵本をめくってきた時間をブログに綴っています。
広島弁まじりでしゃべる、くつしたキャラの相棒「くつしたん🧦」との掛け合いもお楽しみください🐭×🧦

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