【保存版】2歳のイヤイヤ期でも読める!集中力が続かない子におすすめの絵本28選

こんにちは。絵本ブログ「ネズミック」の管理人です🐭

2歳といえば、体も言葉もぐんぐん成長する時期。でもそのぶん「イヤイヤ期」に突入して、親としてはちょっぴり手こずることもありますよね。

集中して絵本を読んでくれる日もあれば、ページをめくる前に「もう終わり!」なんてことも…。

でも大丈夫。
絵本は、気持ちを言葉にする手助けをしてくれたり、生活習慣を“楽しいこと”として伝えることができる、心強い味方なんです。

今回は、そんな2歳のお子さんが“自然と夢中になってくれた!”という声が多かった絵本を、テーマ別に28冊ご紹介します。

目次

2歳の子が夢中になった絵本、こんなテーマで選びました

  • めくったり形を楽しめる【しかけ絵本】
  • ことばの理解をうながす【図鑑絵本】
  • トイレトレーニングのきっかけに【トイレ絵本】
  • 毎日の生活習慣を伝える【おけいこ絵本】
  • 「どうぞ」や「順番」が学べる【お友だち絵本】
  • イヤイヤ期の気持ちに寄り添う【共感絵本】
  • 想像力を育てる【ファンタジー絵本】

こんな特徴を生かした絵本を紹介します。

めくったり形を楽しめる【しかけ絵本】

発見があるしかけ絵本は、2歳の子がとくに夢中になりやすいジャンルです。
小さな指で動かせるものや、驚きがあるものが特におすすめ!

『きょうのおやつは(かがみのえほん)』|わたなべちなつ

90度に立てて読む“鏡仕掛け”のユニークな絵本。
下のページに映ったパンケーキの材料が、上のページに本物のように完成!

「卵を割って、牛乳を入れて…」と、読みながら思わずおやつの時間が待ち遠しくなる一冊です。

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🍳 我が家では「パンケーキつくりたい!」と毎回リクエストされるほどの人気ぶりでした。

『あおいよるのゆめ』|イタリアのしかけ絵本

指でスライドすると星が浮かび、花が咲き、世界が変わっていく──。
暗い夜の世界に小さな“魔法”をかけられるような一冊です。

指先サイズでしか動かせないしかけは、2歳の子にぴったりのサイズ感。大人もつい見とれる美しさ🌷✨️

ことばの理解をうながす【図鑑要素のある絵本】

「図鑑はちょっと難しそう…」と思うかもしれませんが、絵本感覚で楽しめるものもたくさんあります。
見る・聞く・まねすることで自然に言葉が増えていく2歳の子どもたち。しかけや音、クイズなどが入った図鑑絵本は、遊びながら学べる心強い味方です。てついつい口に出したくなったり開いてなんども見たくなる絵本のラインナップです。

『ちょうしんきつき からだずかん』|坂井建雄・なかさこかずひこ

体の中ってどうなってるの?と気になり始めた頃にぴったり。
絵本のしかけをめくると、骨や筋肉、消化の仕組みまでやさしく教えてくれます。

聴診器のおもちゃ付きで、お医者さんごっこが始まること間違いなし!

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📌 息子は「ハンバーガーがうんちになるまで」の流れが大好きで、毎回そこだけ3回は見ます(笑)

『タッチペンで音がきける!はじめてずかん1000』|小学館

ペンでタッチすると音が出る!クイズ・うた・演奏など、遊びながら1000語以上の言葉にふれられる知育図鑑。
長く使えるので0歳から小学校前までしっかり活躍してくれます。

長く使えるので、0歳から小学校入学前まで幅広い年齢に対応できます✨️

『トミカコレクション2025』|小学館

トミカ好きな子に刺さる一冊!工事現場やパトカー、街のいろんな車がずらりと勢揃い。
リアルな写真で、日常にある車とリンクできるのがポイント。「あ、これうちの車と一緒!」という会話も弾みます。

📌 図鑑というより“図鑑風の趣味本”ですが、車好きな子には間違いなくハマります!

『やさいさん』|tupera tupera

「やさいさん やさいさん だあれ?」と問いかけ、土の中からにょきっと出てくる野菜たち。繰り返しとしかけで、野菜の名前が自然と覚えられる絵本です。

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絵本とセットで実物の野菜も見せてあげると、「これがほんとの にんじんだよ!」と楽しく覚えられますよ。

『にゃんにゃんわん!』|わだことみ/冬野いちこ

「だんだんだーれ?」のリズムに合わせて、ページをめくると動物たちが登場!

動物の名前や鳴き声を覚えたい2歳児にぴったり。0歳から読めるやさしいしかけ絵本ですが、2歳になるとクイズ感覚でさらに楽しめます。

『たべもの まどあきしかけ(はっけんずかん)』|さこ ももみ・渋川 祥子

お米やパン、お肉や魚──どこでとれて、どうやって食卓に届くのか?
写真+イラスト+しかけの三拍子で、「食べる」ことへの興味を深めてくれる絵本です。

食べ物の名前や見た目に興味が出てきたらぴったり!「これたべたことある!」「パンふくらんでるね」など、身近な発見が楽しめます。

トイレトレーニングのえほん

「トイレはおむつじゃなくてするものなんだよ」と伝えたいけど、どう教えたらいいの…?
そんなとき、絵本は子どもに自然と“やってみたい”気持ちを育ててくれます。
ここでは、トイレへの関心を引き出し、自分から一歩踏み出せるきっかけになる絵本をご紹介します。

『じぶんでおしりふけるかな』|深見春夫 作・藤田紘一郎 監修

ひろきくんがトイレでうんちをしていると、いつの間にか金色の船に乗って大冒険へ!
くじらや雲、かいじゅうが次々と現れて、「じぶんでおしりふけるかい?」と問いかけてきます。

お話に夢中になるうちに、“おしりをふく”ことへのハードルがぐっと下がります。

『おむつのなか、みせてみせて!』|ヒド・ファン・ヘネヒテン

好奇心旺盛なねずみくんと、うさぎさん、やぎさん…いろんな動物たちの違う形のうんちを観察できます。
最後は「うんちはトイレでするんだよ」というねずみくんの言葉につられて、みんなカラフルなおまるに──!

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おむつをめくるしかけに夢中になる子も多い絵本ですが、我が家では「どうぞ」と声をかけてからおむつのしかけをめくるようにしていました。
“観察すること”と“トイレへの移行”の両方が、やさしく自然に伝わります。

『みんなうんち』|五味太郎

ぞうのうんち、ねずみのうんち、らくだのうんち…
「いきものは食べるからうんちをする」という、シンプルだけど大切なことをユーモアたっぷりに伝えてくれる名作です。

トイレの話をあえて“教えない”ところが魅力。読んでいるうちに自然と「うんちはトイレでするもの」という感覚が育ちます。

『パンツのはきかた』|岸田今日子 作・佐野洋子 絵

ぶたさんが真剣にパンツをはく姿に、思わずクスッ。
「かたあし いれるでしょ〜、それからもう かたっぽ いれるでしょ〜」と、リズムよく教えてくれます。

トイレトレーニングの次のステップ、“パンツ生活”を楽しく応援する一冊です。

生活習慣を楽しく身につける絵本

まだ2歳、だけどもう2歳。
少しずつ「じぶんでやってみたい!」という気持ちが育ってくる頃です。

お片づけや歯みがき、身だしなみ──大人にとっては当たり前のことも、子どもにとっては初めてのチャレンジばかり。
そんな毎日の生活習慣も、絵本を通して“たのしい時間”に変えることができますよ。

『おもちゃのかたづけ できるかな』|深見春夫 作・梶ヶ谷陽子 監修

ひろきくんは、おもちゃをぽいぽい箱に投げこんでお片づけ。
でもそのあと、おもちゃたちが「そのつばさどけてよ〜!」「私のかぞくがばらばらになっちゃった!」と大騒ぎを始めて…?

おもちゃの気持ちになって考えることで、「そ〜っと並べてあげようかな?」という優しい気持ちが芽ばえる一冊。整理収納アドバイザー監修の絵本です。

『もじゃもじゃ』|せなけいこ

ルルちゃんの頭は、もじゃもじゃもじゃ…!
おにわの木よりも、おうちの毛糸よりも、もっともっともじゃもじゃ。どうなるのかな?

髪を切るのがちょっと苦手な子にぴったり。ユーモラスな展開が、気持ちをふわっと軽くしてくれます。

『ルルちゃんのくつした』|せなけいこ

ルルちゃんが、お昼寝のあとに片方だけくつしたをなくしちゃった!
あっちかな?こっちかな?みんなに聞いてまわります。

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靴下をぽいっと脱ぎっぱなしにしがちな子にも◎。「どこに置こうか?」と親子で話せるようになりますよ。

『ノンタン はみがき はーみー』|キヨノサチコ

ノンタンが「イーのイー!」っとして、はみがきはーみー♪
うさぎさんもくまさんも、みんな一緒にシュコシュコ歯みがき!

歯みがき前に読むと、自然と“シュッシュ”と口が動いてくれるかも? お歌のように読める、楽しい歯みがき絵本です。

『はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!』|くぼまちこ

歯みがきがにがてなたっくんのところに、突然あらわれた「はみがきれっしゃ」。
おくちの中に入ると、「しゅっぱつしんこう〜!」と歯をピカピカにしてくれます。

「おくちにいれていい?」と声をかけながら読めば、歯みがきの導入がぐっとスムーズに。

お友達との関わり方を自然と身に付ける絵本

おうちでは甘えんぼうだった2歳さんも、保育園や公園などで“お友達”と出会う機会が増えてくるころ。
「どうぞ」「いっしょに」「じゅんばんね」──
そんな初めての“関わり方”を、絵本の中でやさしく体験してみませんか?

ノンタンぶらんこのせて(ノンタンあそぼうよ1)|キヨノサチコ

ぶらんこをひとりじめして遊ぶノンタン。
うさぎさん、くまさん、たぬきさん…みんなが来ても「ダメ〜!」の一点張り。
でも、最後にはある方法でみんなが笑顔に──!

ネズミック

子どもにとって“順番”って難しい。でもこの絵本なら、楽しいリズムで自然と身につけられます。
「◯◯ちゃんも、じゅんばんこしようね」と声をかけたくなる一冊。

『きれいなはこ』|せなけいこ

道に落ちていた“きれいなはこ”をめぐって、わんちゃんとねこちゃんが「ぼくがさき!」「わたしがさき!」と大げんか。
でも、突然箱が開いて…「けんかをするのは だれだ〜!?」

「じぶんがさき!」になりがちな時期に、ちょっとした“ドキッ”をくれる一冊。
せなけいこさんらしいユーモアと余韻が、心にすっと届きます。

『ようかいえんのばけくらべ』|白土あつこ

ようかいえんの子どもたちと、山からきた化けたぬきのぽんきちが“ばけくらべ”で勝負!
でも競いあううちに、眠っていた山の神様まで起こしてしまい…!?

対立からの仲直りまでを、楽しいストーリーとキャラクターで描いた絵本。
「けんかしても、さいごは“ごめんね”っていえるといいね」が自然に伝わります。

イヤイヤ期や自立心に寄り添う絵本

2歳になると、自分でやりたい気持ちがむくむくと育ってきます。
でもうまくいかなくて「イヤ!」になったり、「しらない!」が口ぐせになったり…ママやパパも思わずため息。
そんなときにおすすめなのが、気持ちに“共感してくれる絵本”です。
注意したり怒ったりする前に、絵本をひとつ読んで、子どもの中の“ことばにならない気持ち”にふれてみませんか?

『いやだいやだ』|せなけいこ

ルルちゃんはなんでも「いやだいやだ」。
でも、そんなルルちゃんがだいすきなお母さんも、おやつも、くまちゃんも…みんな「いやだ」って言い出したら?

せなけいこさんのちぎり絵とやさしいユーモアで、イヤイヤ期のモヤモヤがふわっと軽くなる絵本です。

『ピエールとライオン』|モーリス・センダック

ピエールはなにを聞かれても「ぼくしらない」。
そんなピエールに、ついにライオンが…!?
ちょっぴりシュールで、でも心に残るユーモア絵本。

「しらない!」を連発する子にもどこか身に覚えあり。
最後にピエールが「はい、わかりました!」と元気に言う姿にホッとします。

『きょうは こどもを たべてやる!』|シルヴィアン・ドニオ/ドロテ・ド・モンフレッド

ワニのアチーユは、だいすきなバナナを出されても「いらない!」の一点張り。
「きょうは にんげんの こどもを たべるんだ!」と家を飛び出してしまいます。
パパもママも困り顔…。でもその先で出会ったのは──?

パパ・ママの言うことは聞かず、自分で決めたことに突っ走るアチーユ。
でも、お腹がすいてヘトヘトになったり、自分なりの“落としどころ”を見つけたり…。
その姿はまさに、イヤイヤ期の子どもそのもの。
子どもはアチーユのわがままっぷりに大笑い、大人は「これは成長の途中なんだ」と、ちょっと安心できる。そんな“家族みんなに効く”一冊です。

『うんちっち』|ステファニー・ブレイク

うさぎのシモンの口ぐせは「うんちっち」。
なにを聞かれても「うんちっち!」だけ。
でも、ある日おそろしいオオカミが現れて…

ネズミック

イヤイヤ期の子どもの“なんでもイヤ”に、つい注意ばかりしてしまう毎日。
でもこの絵本を読んで、「ちょっとだけ子どもの目線に寄り添ってみようかな」と思えました。
「うんちっち!」にひやひやしながらも、笑って、共感して、一緒に読み返したい絵本です。

『あきらが あけてあげるから』|ヨシタケシンスケ

お菓子の袋が開かない、くやしい気持ち。
「なんでもあけちゃうよ!」と奮闘するあきらくんの姿が、なんだかちょっと誇らしくておかしくて。

「じぶんでやりたい!」気持ちを全力で応援してくれる絵本。
パパのセリフに思わずジーンとする場面もありますよ。

想像力をかきたてるファンタジー要素のある絵本

2歳は、見たもの・聞いたことをどんどん吸収して、自分なりに“想像”し始める時期。
ほんの少し不思議で、ちょっとだけ現実とは違う世界が、子どもたちの好奇心をくすぐります。
「え?なんで?」「これってほんと?」──
そんな会話が生まれる絵本をご紹介します。子どもたちの「ふしぎ」は、想像を膨らませます。大人も童心に返って読んでみてくださいね。

『たべたの だあれ』|五味太郎

「さくらんぼ たべたの だあれ?」
2頭のぞうさんのうち1頭のしっぽが、さくらんぼになってる…!?
ページをめくるたび、「あれ?なにか変!」を探して遊べる絵本です。

読み始めたころは反応が薄かったのに、ある日突然“違い”に気づいて大はしゃぎ。
「これ!」「ここだよ!」と指さしながら楽しめる、発見型絵本の名作です。

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タンタンのぼうし|いわむらかずお

こざるのタンタンと、ふしぎなぼうしの物語。
くるくるまわして、ころがして、えいっと投げると、思いがけないものが出てきて──?

ネズミック

読むときに「えいっ!」と一緒に声を出すと、子どもの目がキラッと光ります。落ちてくる間の“間”がワクワクを引き出す、小さな冒険のような絵本です。

『かいちゅうでんとう』|みやこしあきこ

「ぼく、かいちゅうでんとう もってるから、くらいところでも こわくないよ」
懐中電灯の光で壁を照らすと、見慣れた部屋の中が別の世界に──。

寝る前の読み聞かせにぴったり。
暗い部屋が「こわい場所」から「わくわくする場所」に変わる、やさしく幻想的な一冊です。

📖さいごに|2歳の絵本えらびと、読み聞かせのコツ

2歳の子どもたちは、できることが増えてきて「じぶんで!」の気持ちがむくむく。
その反面、うまく伝えられずに“イヤ!”が出てしまったり、じっと座って読むのが難しい日もありますよね。

今回ご紹介した絵本は、どれも「今はまだ途中でも、また読みたくなる」そんな魅力をもった作品ばかり。
即効性を求めるよりも、「ふと気持ちに届く日があるかも」と、心の引き出しにそっとしまっておいてくださいね。

📚2歳の絵本、えらび方のポイント

  • めくったり、形を楽しめる【しかけ絵本】
  • ことばを覚えるきっかけになる【図鑑えほん】
  • トイレを身近に感じられる【トイトレ絵本】
  • 毎日の習慣づけに役立つ【生活えほん】
  • お友だちとの関わり方を学べる【共感えほん】
  • イヤイヤ期の気持ちに寄り添う【自己主張えほん】
  • 「ふしぎ」を広げてくれる【ファンタジー絵本】

📖読み聞かせのコツ

  • できるだけ近くで、目と目を合わせて読んでみましょう
  • 声に抑揚をつけたり、登場人物になりきってみても◎
  • 「どれ読む?」と選ばせてみるのも楽しい時間に
     (選べなければ、大人がそっと渡してあげてOK)

🧸集中できないときは、どうしたらいい?

  • 1歳のときに読んでいた“お気に入り”をもう一度読んでみる
  • 絵本をいったんおやすみして、遊びに切り替えてみる
  • 年齢の目安よりちょっと上のストーリーにふれてみる
ネズミック

📌 息子が2歳のころは、赤ちゃん向けの絵本に戻ったり、反対に児童書コーナーの少し長めの絵本を好む日もありました。
その日そのときの「気分」に合わせて、無理せず、自由に楽しんでくださいね。

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💌2歳の絵本時間が、あなたとお子さんにとって心あたたまる時間になりますように──🐭🌷

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