あらすじ
水の中で暮らす「さかなくん」は、特別な道具を身につけて陸の学校へ通っています。
友達と過ごす時間は大好きですが、リレーが苦手で転んでしまい、学校に行きたくなくなってしまいます。
落ち込むさかなくんを励まそうと、にんげんくんとトカゲさんがローラースケートを届けに来てくれました。
仲間の思いやりに支えられ、再び勇気をもって学校に向かいます。
読んで感じたこと
『さかなくん』を読んでまず心に残ったのは、
「苦手なことがあっても、仲間の支えがあれば前に進める」というシンプルだけど大切なメッセージでした。
子どもって誰でも「できなくて悔しい」「迷惑をかけたかもしれない」と落ち込む瞬間があります。
さかなくんがリレーで転んで悩む姿は、きっと多くの子どもが共感できるはず。
にんげんくんやトカゲさんがそっと寄り添ってくれる場面には、私自身もジーン…。
「不得意を補い合える関係性こそ、友だちの温かさだな」と改めて感じました。
親としても「子どもの弱さを責めるのではなく、助け合える環境を信じてあげよう」と背中を押された思いです。
5歳の息子は走るのが少し苦手ですが、普段はあまり気にしないタイプ。
それでも一緒に読んでみると、悔しそうなさかなくんの姿に寄り添うように、
小さな声で「がんばれ」とつぶやきながら、絵をなでて読んでいました。
その様子を見て、息子も“悔しい気持ち”をちゃんと理解しているんだなと気づかされました。
絵本を通して子どもの心の中を少し覗かせてもらえたようで、とても印象的な時間になりました。
楽天・Amazon・絵本ナビ・読書メーターのレビューより
4つのレビューサイトを通して共通していたのは、
「美しい絵とユニークな世界観」、そして 「苦手を支え合う友情」 への高評価でした。
子どもはさかなくんに共感したり驚いたりしながら物語を楽しみ、親や大人は多様性や社会のあり方を重ねて考えるきっかけにしているようです。
一方で、「ストーリー性を求めるとあっさり感じる」という声もありましたが、それ以上に「心が温まる」「何度も読み返したくなる」という感想が多数を占めています。
🎨 絵・世界観の魅力
- 「しおたにまみこさんには珍しいカラー作品で、柔らかく優しい色合いに癒された」(楽天)
- 「イラストが美しく、眺めているだけでも楽しめる。幻想的で引き込まれる世界観」(Amazon/読書メーター)
- 「細かい描写やオノマトペが心地よく、何度もページをめくりたくなる」(絵本ナビ/読書メーター)
🤝 友情・思いやり
- 「リレーで転んださかなくんに、友達がローラースケートを届ける場面に感動」(Amazon/絵本ナビ/読書メーター)
- 「不得意を補い合える関係性こそ友だちの良さ。読んでいて胸が温かくなった」(絵本ナビ)
🌱 子どもの反応
- 「小学校入学の子に贈ったら、学校生活を想像して喜んでいた」(Amazon)
- 「5歳や3歳の子も夢中で繰り返し読んでいる」「9歳の子が図書館で何度も借りてくる」(Amazon/読書メーター)
- 「“体育が嫌い”と読むと『えっ?楽しいのに』と驚き、違う気持ちを理解していた」(絵本ナビ)
💡 大人の読み取り・深い視点
- 「“障害は社会が作り出す”という言葉を思い出した。環境や道具によって不自由さは変わる、と考えさせられた」(楽天/読書メーター)
- 「多様性を自然に描き、子どもにも大人にも考えるきっかけをくれる絵本」(Amazon/絵本ナビ/読書メーター)
- 「人間も数ある生物のひとつとして描かれているのが新鮮で、ダイバーシティを感じる」(読書メーター)
⚖️ 気になる声
- 「お話自体はするりと終わるので物足りないと感じる人も」(Amazon)
- 「楽天購入では梱包が簡易で帯が破れていたので、気になる人は店舗購入を推奨」(楽天)
こんなときにおすすめ
- 苦手なことに直面している子に
運動・勉強・友達関係など「できなくて悔しい」と感じた時に、共感と勇気を与えてくれる一冊。 - 友達との関わりを考えたいときに
不得意を補い合える関係の大切さや、友達の優しさに支えられる喜びを自然に学べます。 - 多様性・ダイバーシティを感じさせたいときに
魚・人間・トカゲ・鳥など、違う生き物が同じ学校に通う世界観は、「違いを認め合う」視点を育みます。 - 入学・進級など新しい環境に挑戦するときに
「不安もあるけれど大丈夫」と背中を押してくれる、親子で心を整える読み聞かせにも。 - 大人も癒されたいときに
繊細で幻想的なイラストは、眺めているだけで心がふっと温かくなります。
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