あらすじ
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この絵本の特徴はこの3つ!/- 🐐 数えたい気持ちが止まらないこやぎの冒険物語
- 🐮 勝手に数えられて怒る動物たちとのユーモラスなやりとり
- 🚢 “数える力”がみんなを救うドラマチックな展開
ある日、こやぎが10までかぞえられるようになりました。
うれしくてたまらないこやぎは、水にうつった自分を「ひとつ」とかぞえ、
通りかかったこうしに「きみもかぞえてあげようか?」と声をかけます。
ことわられても気にせず、こやぎはどんどん数を進めていきます。
「ぼくで ひとつ、きみで ふたつ、いち、に」
こうし、かあさんうし、父さんうし、ねこ、おんどり、ぶた、こぶた……
次々に“勝手に数えられた”どうぶつたちが怒って、こやぎを追いかけます!!
ついにこやぎは逃げて逃げて、港に停まっていた船の上へ。
その船の船長はなんとおんどり。乗っていたのは、ねこ・ひつじ・いぬと、にぎやかな面々。
あわてて乗りこんだこやぎに、思わぬ展開が。
「たすけてくれ!ふねが しずむぞ!」
「このふねは 10にんのりだ。だれか、かぞえられるやつはいないか!」
そこでこやぎが、堂々と名乗り出ます。
「かぞえられるよ!」と、いち、に、さん……
10ぴったり! 船は無事、しずまずにすみました。
怒っていた動物たちも拍手喝采!
こやぎ、よくやった!
えらいぞ!
最後には、こやぎの“数える力”がみんなを助けることになり、
なんとも気持ちのいいラストを迎えるのです。
読んで感じたこと|数えたい気持ちと、人とのつながり

「10まで数えられるようになった!」というこやぎの喜びが、
時にまわりを困らせ、怒らせてしまう——そんな流れは、子どもが何か“できるようになった”ときに起こりがちなすれちがいにも重なります。

「できるようになったこと」をうれしくてやってみたら、思いがけず怒られてしまった…
そんな経験、子どもも大人も、一度はあるんじゃないでしょうか。
けれど最後には、その力が誰かの役に立つ。
数えることは、ただの学びではなく、世界と関わるための“道具”なのだということを、
こやぎの物語がまっすぐに伝えてくれます。
林明子さんの絵が、そのときどきの表情や動きを丁寧に描き出していて、
ユーモアと緊張と感動のすべてが、やさしく浮かび上がります。
4歳で読んだリアルレビュー
正直、うちの息子(4歳9ヶ月)はすでに109まで数えられるので、
「10までなんてカンタンじゃん」くらいに思っているかもしれません。
でも母ちゃん(=林明子さんファン)は、このこやぎの「ひとつ、ふたつ……」というリズムと、
勝手に他人まで数えていって怒られる展開がもう、たまらなく愛おしくて。
読みながら「なんでここで笑わないの!息子よ!」と共感を求めてしまいそうになる。
……いかんいかん、落ち着け母ちゃん(笑)
もし、もう少し早くこの絵本に出会っていたら、
息子と一緒に “10まで数える楽しさ” をもっと共感できたのかなあ、なんて思ったりもします。
楽天・Amazon・絵本ナビ・読書メーターのレビューより
楽天レビュー
- 4歳9ヶ月:すでに「109」まで数えられる息子には簡単すぎたけど、母にとっては“勝手に数えられる”展開がくすぐったく面白い。
- 2歳9ヶ月:動物の怒った表情に大笑い!「10」を「とう」と覚えるきっかけにも。
- 「数を数える練習になりそう」「林明子さんの動物がかわいい」と安定した評価。
Amazonレビュー
- 星5が7割以上と高評価。
- 「シンプルなのに子どもが何度も読んでとせがむ」「数の入門にちょうどいい」
- 林明子さんのやさしい絵に癒やされるとの声多数。
- 一方で「すぐに10以上を数えられるようになった子には物足りない」という声もあり、発達段階によって評価が分かれる。
レビュー
- 北欧民話のような雰囲気で繰り返し展開がスリリングかつ愉快。
- 「ひとつ、ふたつ」と「いち、に」の二通りの数え方が学べる。
- 林明子さんの絵の隠し要素(雪景色や影に横顔など)が魅力的。
- 「なんで怒るの?」と親子で考えたくなる物語性も。
- プレゼントやおはなし会でも使える一冊。
- 3歳前後:数えたての子には大ヒット!「一緒に数える」「爆笑する」などポジティブな反応多数。
- 4〜5歳以上:物語性や「怒る理由」への興味が中心に。逆に「怖い」「こやぎが意地悪に見える」と感じる子も。
- 大人の視点では「理不尽さが笑える」「呪術的な数えの文化を思い出す」と深読みする人も。
- 隠し絵を探す楽しみや、林明子さんの動物表現への感嘆が目立つ。
こんなときにおすすめ
- かずに興味を持ち始めたとき
- 「できない」がつづいて、ちょっと自信をなくしている子に
- 入園・入学前の「がんばりたい」気持ちを後押ししたいとき
お勉強としてではなく、数字を“役に立てる”楽しさを自然に伝えられます🐭✨️
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幼児向け(3〜6歳) | 小学生向け(低) - 季節・行事:
通年(オールシーズン) - 読み聞かせシーン:
プレゼントにおすすめ | イベント・集まりで - 学び:
園生活に役立つ | 感情を育てる | 親子で考える - 好きなタイプ:
動物好きに | 冒険好きに | 安心感を求める子に
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