古本絵本がかび臭い!アルコール除菌&新聞紙でにおいが消えた体験レポ

ネットで購入した古本の絵本。
届いてすぐに開けてみると、なんだかある一冊だけ強烈な臭い。
そう、かび臭いんです。

ネズミック

たくさん絵本を買ってるとこういうこともあるんです..

楽しみにしていた絵本だったけど、このままじゃ子どもと読むのはちょっと無理。
しかもその本は、もう絶版になっていて、ようやく見つけた掘り出し物!
「あ〜、こういうことあるんだな〜、掘り出し物って・・」
胸躍らせていた気持ちに、ブレーキがかかる瞬間でした。

写真では伝わりづらいのですが、置いているだけでツンとくる強烈なカビ臭が……。


しかも、ちょっとにおうレベルではなく、とてもじゃないけど開いて読める状態ではない。

それでもなんとか読めるようにしたくて、あれこれ試してたどり着いた方法がこちら👇

アルコール除菌+新聞紙+1ヶ月放置。

今回は、そんな“かび臭い古本をよみがえらせた”実体験と、
どうしてそれでにおいが取れたのか?を、わかりやすく紹介していきます✨

目次

 まずは「アルコール除菌」で全ページをふきふき

最初に試してもらいたいのが、市販のアルコール除菌スプレー。
我が家で使ったのは、ライオンの「キレイキレイ 除菌・ウイルス除去スプレー」です。


🧴今回使ったのはこちら→ キレイキレイの家庭用スプレーと、拭き取り用にキッチンペーパーを準備。手指やドアノブなどに使えるタイプです。

手指やテーブル、ドアノブなどに使えるもので、薬局でよく見かける家庭用のスプレー。
紙に直接スプレーすると紙がよれてしまうので、
今回はキッチンペーパーにスプレーを吹きつけてから、1ページずつやさしく拭くという方法をとりました。

ネズミック

布で拭くと、あとでその布にカビが繁殖してしまいそうなんで、ティッシュやキッチンペーパーなど捨てられるものを使いました。

アルコールをしみ込ませて、やさしく拭き取り・・

ペーパータオルにスプレーを吹きかけ、力を入れすぎず、そっと表面をなでるように拭いていきます。

📸 拭き取ったあとのペーパーには…!

一見きれいに見えた絵本でも、ペーパーにはしっかりとカビ汚れが。見えないところに潜んでいるんですね💦

キッチンペーパーなら拭いたらそのまま捨てられるので、衛生的にも安心◎
1〜2ページごとに新しいペーパーに変えながら、少しずつ進めていきました。

絵本の小口もホコリと一緒にカビが溜まりやすいところ。同じように力を入れずに拭いておきます。

ここまでしっかり拭きましたが……においはまだ残っています。
あのツンとした“かび臭さ”が… しぶとい。。!!

※除菌スプレーはカビを除去するためのものではありません。本来の用途とは異なる使い方になるため、実践される場合はご自身の判断でお願いします。

 「新聞紙で包むとにおいが取れる」と聞いて試してみた!

においに困って検索していたとき、ネットで見かけたのがこの方法👇

「新聞紙で絵本を1ページずつ包んで密閉しておくと、においが取れるらしい」

半信半疑ながらやってみることにしました。
新聞紙をちぎって、絵本のページを1枚ずつ包みます。

新聞紙を使いやすい大きさにしたいので半分にカット!
全部のページを折込ながら挟んでいきます。
全体を覆うように包装紙でくるむように新聞紙で絵本をラッピング。
最後はポリ袋に入れて密閉保管!口は3重に折り込んでセロテープで止めました。

全体を袋に入れて、密閉保存!
リビングから離れた静かな部屋で放置してました。
(気づいたら1ヶ月経ってました..)

1ヶ月後——においが消えてた!

そっと袋を開けてページをめくってみると…
「え、におわない…!?」
あのツンと鼻につくかび臭さが、びっくりするくらいやわらいでいて、
ようやく子どもと一緒に読める状態に✨
本を開くだけでふわりと香ってきた、あの強烈なにおいが
本当に……消えていました。

顔を近づけて紙のにおいをかいでようやく、
「古本屋さんの紙のにおい」くらいかな、というレベルにまで変わっていたんです。

 なんで新聞紙でにおいが消えるの?

柔らかい独特の紙質の新聞紙。あれは繊維質で、吸湿、吸着に優れてるんです👇

効果理由
吸湿繊維が粗く、水分や湿気を吸収しやすい
吸臭においの原因になる揮発性ガスを吸着
中和炭由来のカーボンインクで匂いを中和消臭

🛍️ +密閉効果(袋の役割)
新聞紙の効果を高めるためには、ビニール袋などで密閉状態にすることが重要。空間に逃げるはずだったにおいが、新聞紙に吸着されやすくなります。

注意!新聞紙だけでは「カビ菌」は死にません!

これは超大事なポイントです。
新聞紙はあくまでにおいを吸収するだけ。カビ菌を殺す効果はありません。
だからこそ、事前の除菌スプレーによる拭き取りがとても大切だったと感じています。

 におい対策まとめ|カビ臭から絵本を救う3ステップ

  • 市販の除菌スプレーをキッチンペーパーに吹きつけ、1ページずつやさしく拭く
  • 新聞紙でページを1枚ずつくるむように挟む
  • ビニール袋で密閉して、1ヶ月ほど放置(リビングから離れた静かな部屋でOK)

これだけで、読めなかった絵本がよみがえりました📘✨

おわりに:捨てる前に、ちょっとだけ手間をかけてみて

古本のにおいって、ほんと当たりはずれがありますよね。
でも、すぐに諦めなくてよかったと思える経験でした。
本を開くだけでふわりと漂っていたあのカビ臭が、
いまでは顔を近づけてかいでようやく感じるレベル。
「古本屋さんにある紙のにおい」くらいまで落ち着いてくれて、本当にホッとしました。
同じように困っている方の参考になればうれしいです!ぜひ試してみてくださいね🌿

普段からできるカビ防止のコツは、こちらの記事にまとめているので、気になる方はあわせてどうぞ👇


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この記事を書いた人

広島在住。O型、水瓶座。釣り好きな夫と、やんちゃな息子との3人暮らし。
年間300冊の絵本を読み聞かせる絵本マニアで、40代の主婦ブロガーです。
広島弁まじりでしゃべる、くつしたキャラの相棒「くつしたん🧦」との掛け合いもお楽しみください🐭×🧦

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