
タイトル:ぜったいたべないからね
作・絵:ローレン チャイルド
訳:木坂 涼
出版社:フレーベル館
発行日:2002年1月1日
対象年齢:幼児向け,
ISBN:978-4577023570
あらすじ
\
この絵本の特徴はこの3つ!/- ユーモラスな言葉遊びで“食べない”を“食べたい”に変える
- 兄妹のやりとりが微笑ましいストーリー
- コラージュ風のオシャレな絵本デザイン
お兄ちゃんは、パパとママにいわれて、好き嫌いの激しい妹の面倒をよく見ています。
妹は「にんじんはきらい」「まめもきらい」…じゃがいも、きのこ、スパゲティ、ソーセージ、チーズ、りんご、魚のフライまで、いやなものが山ほど。
そして最後には「とまとなんて、ぜったいたべない!」ときっぱり宣言します。
そこでお兄ちゃんが考えついたのは、ちょっと変わった作戦。
にんじんを「木星からやってきたえだみかん」、まめを「地球の反対側から降ってきたあめだまみどり」…と、次々に“変わったシチュエーションのごちそう”に言い換えてしまいます。
「それならひとくち食べてみようかな?」――そうして妹の反応が変わっていく姿にワクワク。
兄妹のかけ合いと、想像力いっぱいの言葉遊びが楽しい展開です。
読んで感じたこと

「このごはんいやだ、これは食べたくない…」
我が家でも毎日のように繰り返される“ご飯問題”。ため息が出ることもしばしばです。
考えてみれば、息子が2歳の頃からずっと「いやいや」で悩んできました。
少しでも栄養をとってほしい親と、出来合いのものばかりを好む子ども。
「お野菜チャンになりきって“食べてほしいよ〜”と言う」――そんな工夫も2歳までは通用しましたが、同じ手は何度も効きません。
「食べたら筋肉モリモリになれるよ!」とか「背が高くなるよ!」と“なりたいもの作戦”で何とか食べてもらう毎日。
それでも限界を感じて、「もう“いいから食べなさい!”しかない!」とお手上げ状態に。
そんなときにこの絵本を読むと、息子は大笑い。
お兄ちゃんが優しく「妹の嫌いなにんじんなんて残念だけど今日のメニューにはないんだ」と言い放つ場面に、思わずドキッ。
でも目の前にはにんじんがあるんです。妹が「じゃあこれはなに?」と尋ねると、お兄ちゃんは「ちがうよ、これは木星からきた“えだみかん”なんだ」と言い換えるのです。
すると妹は「じゃあちょっとかじってみようかな…悪くない味ね」と食べ始めます。
「えー!うそー!」と息子と顔を見合わせながら、大笑いしてしまいました。
やっぱり「嫌な食べ物」は先入観になって、ますます嫌になってしまうもの。
でも名前や設定を変えるだけで、子どもの想像力をくすぐり、ワクワクしながら挑戦できるんですよね。
この絵本を読んだあと、息子はブロッコリーに自分なりの名前をつけて食べていました。
子育てって、子どもの心をどう動かすかが大事なんだな――そうしみじみ感じさせてくれる一冊でした。
楽天・Amazon・絵本ナビ・読書メーターのレビューより
4サイトを通じて共通しているのは、
- 兄妹のやりとりのユーモア
- ネーミングの面白さ
- 実生活へのヒントになる点
の3つ。
特に「嫌いな食べ物に名前をつける」という発想は、読み聞かせの楽しさだけでなく、実際の食卓でも試したくなる工夫として高く評価されていました。
兄妹の微笑ましい関係性や、オシャレな絵の構成も、読み手を惹きつけるポイントになっています。
楽天レビュー
- 小学校3年生への読み聞かせにも使えたとの声があり、集団読み聞かせでも活躍。
- 弟を持つ子どもが共感して気に入るなど、兄妹関係に親近感を持つ読者も多い。
- 好き嫌いが多い子が暗唱して遊ぶようになったエピソードもあり、繰り返し読みたくなる中毒性が伝わる。
- 実際の食事では簡単にはいかないという本音もチラホラ。
Amazonレビュー
- 子どものお気に入りに何度もリクエストされる絵本として定評。
- 「ひねくれものの妹と優しいお兄ちゃんのやりとりがユーモラスで素敵」という声多数。
- 「えだみかん」「あめだまみどり」などのユニークなネーミングが子どもに大ウケ。
- 「野菜嫌い克服につながった」「実生活でまねしたら食べられた」という体験談もあり。
- 翻訳の妙に感心したという感想も目立ち、「まんげつぶちゅっと」は名訳との評価。
レビュー
- 「食べ物の存在感と兄の魔法のような言い聞かせがユーモアたっぷりで笑える」と好評。
- 「お兄ちゃんの奮闘が素晴らしい。母として脱帽」という声もあり、親目線で工夫のヒントになる絵本と評価。
- オシャレな絵柄や構成にも魅力を感じる読者が多い。
- 「お兄ちゃん最高!」「アイデアがナイス!」と、お兄ちゃんの奮闘ぶりが大人気。
- 妹の素直さや頑固さが「かわいい」「リアル」と共感を呼んでいる。
- 「読み聞かせで子どもたちが大笑い」「給食で応用できそう」と、集団で読む場面にも効果大。
- 絵や写真のコラージュが「斬新」「オシャレ」と評価される一方、「目がチカチカする」と好みが分かれる声も。
- 実際に「嫌いな食べ物に名前をつけたら食べてくれた」というエピソードも多く寄せられている。
こんなときにおすすめ
- 好き嫌いが多い子に
食べ物の名前や見方を変えることで、ちょっと食べてみようかな?と思えるきっかけに。 - 食事の時間が憂うつなときに
イヤイヤが続くご飯タイムも、ユーモアの力で笑いに変えられます。 - 兄妹のやりとりを楽しみたいときに
お兄ちゃんの奮闘と妹のリアクションに、親子でクスッと笑えます。 - 読み聞かせの場面に
小学校や園での集団読み聞かせでも人気。ユニークなネーミングで場が盛り上がります。 - 子どもの想像力を刺激したいときに
「食べ物に名前をつける」遊びにつながり、食卓や日常に広がりが生まれます。
年齢別:
幼児向け
シーン別(いつ読む?):
食育・おやつタイム プレゼントにおすすめ イベント・集まりで
季節別:
通年(オールシーズン)
学び・教育:
からだと健康 園生活に役立つ 感情を育てる 想像力を育てる 親子で考える
好きなタイプ(興味軸):
料理・お菓子好きに.. ファンタジー好きに.. 安心感を求める子に.. 異文化・海外好き..
🛒 絵本『ぜったいたべないからね』を探す
\ 絵本『ぜったいたべないからね』を取り扱いショップでチェック!📕 ✨️/

コメント